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まんがサイエンス 14 

まんがサイエンス 14 (ノーラコミックス)まんがサイエンス 14 (ノーラコミックス)
あさり よしとお

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待望のまんがサイエンスXIV
メインは放射線。

見ることも触れることも感じることもできない放射線と、その発生原因の核分裂についてやさしく描かれているが、もしかしたらそれでもわかりにくいかも。それは核というのがイメージしにくいからだろう。

それでも核分裂での核燃料(放射性核種)を燃える物、中性子を燃やす物(酸素)に例えた例は秀逸だと思った。

燃える→臨界 
激しく燃える(爆発)→臨界超過(核爆発)

あと、自然に起こる放射性崩壊と核分裂では、似たような反応なのに発生するエネルギーが40数倍も違うとは認識不足でした。

そんなわけで1話が放射線、2話が核分裂、3話が素粒子と核のお話が続きます。

この他にも天の川の正体。渦巻きだと誰かが見てきたのか?
悩めるロボットのロボットの姿。
海の魚と川の魚の違い。
などなど、あやめちゃん大活躍です!

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若松軍艦防波堤物語 

若松軍艦防波堤物語―戦いの記憶を語り継ぐ若松軍艦防波堤物語―戦いの記憶を語り継ぐ

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敗戦の日本。
海軍艦艇はじめ日本の船舶は戦時賠償として連合国に引き渡された。しかし海軍艦艇の一部は港の防波堤として新たな使命についたものがあった。

日本各地に点在した軍艦防波堤のうち、いまでもかろうじて姿をみることができるのは北九州市にある北九州港(旧若松港)の駆逐艦「柳」。それに続いて「涼月」「冬月」と並ぶが、この2隻はコンクリートの下に埋設されてみることができない。

「柳」は、第一次世界大戦で日英同盟のもと地中海へ派遣され駆逐艦隊の1隻で、ドイツのUボートと戦い、連合国の艦艇や商船を守ったそうだ。

「涼月」と「冬月」は、防空駆逐艦として航空機の活躍がめざましい第二次大戦を戦い、最後は戦艦大和と共に沖縄へ出撃した。大和は撃沈されたが「冬月」は大和からの作戦中止命令で帰港。「涼月」は沈没寸前の状態で佐世保港までどうにか帰港した。

この本はその最後の戦いについて紹介している。
「涼月」と「冬月」の乗員は生きるため、仲間のために必死に戦い、そして必死に帰ってきた。ひとりひとりにとって戦争とはなんだったのだろう。

そしていま、港の端で忘れ去られたかのように朽ち果てつつ、コンクリートで防波堤に埋まる寸前の写真をみると言葉にできない何かを感じるのだ。激しさと静寂のギャップ?

できるだけ早いうちに行って、お疲れさまと言ってあげたい。


宇宙へ行きたくて液体燃料ロケットをDIYしてみた 

宇宙へ行きたくて液体燃料ロケットをDIYしてみた: 実録なつのロケット団 (学研科学選書)宇宙へ行きたくて液体燃料ロケットをDIYしてみた: 実録なつのロケット団 (学研科学選書)
あさり よしとお

学研マーケティング 2013-08-28
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漫画家あさりよしとお氏の「なつのロケット」を実現してしまう大人たちの液体燃料ロケット製作の話だ。エンジニアはいるにはいるが、ほとんどが漫画家やSF作家。あとホリエモン。とてもモノづくりの人たちではないが、ワイワイとお祭り騒ぎでロケットを作り、そして打ち上げたお話である。

打ち上げ前には当然エンジン試験などもやっているのだが、これがいい!

液体酸素や燃料のエタノールをいれる酸素ボンベのようなタンク。これは下部に配管が、上部に小さな投入口がある。まず水を通してみるということでタンクに漏斗を差して水を流し込もうとするが…入らない。すぐに漏斗で溢れてしまうのだ。小学生向けの「まんがサイエンス」を描いている、あさりよしとお氏も含め頭を悩ませる姿がほほえましい。

ついに空気抜き用の細い金属パイプを漏斗に差し込んで流しいれることに成功。しかし…

燃料のエタノールではこの方法が使えないという想定外の事態。
これはどうにか解決したものの、液体酸素の前に予備実験として液体窒素を流し込もうとしたらこちらも入らない。

この辺の試行錯誤がとてもドキドキワクワク、開発の臨場感が伝わってきます。

エンジン燃焼試験、そして打上げと作業場所探し、お金の問題などクリアしながらとうとう打上げましたよ!本当、当事者は喜びに笑っちゃうしかないのかな。



目指すは自分で作ったロケットで宇宙に行くこと。まだまだ開発が進むことでしょう。

あとホリエモンの別の一面がみることができた。


SNS:なつのロケット団(動画)
http://www.snskk.com/archives/cat_10019097.html



駅物語 

駅物語駅物語
朱野 帰子

講談社 2013-07-31
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新幹線の運転士だ。尖った顎をあげて車輌を愛おしそうに見つめている。
「さあ、行くよ」と語りかけているようだ。彼女が見つめているのは…

読み進める行間にありありと浮かぶその光景。頭のなかでは白い制服を着て新幹線の横で凛と立つ女性運転士が、今まさに乗車して運転台に座ろうとしている。

久しぶりに頭の中のスクリーンに映像が浮かぶ小説に出会った。
上述の場面は一番好きな場面だ。

「駅物語」、東京駅を舞台に新人駅員が過去に関わりを持った人たちとの物語だ。一癖も二癖もある登場人物たち。そして実際にいるであろう我がままな利用客。日常の光景でありながら、日常の裏側をみるようなそんな気分にしてくれる。

登場人物のうち駅員は癖がある上にある意味攻撃的ですらある。しかしそうしないといけないくらいに弱さも併せ持っていることが読み進めるうちにわかる。主人公の新人駅員は無意識にそこを容赦なくついてしまうが、その主人公本人も実は強さで隠してはいるが弱さを秘めていた。その弱さが何なのか、一度読んだきりでは感じる事はできても、言葉にはまだできそうにない。

「我々が乗客に提供すべきものはただひとつ。いつもと変わらない一日だ」

これは助役の言葉だ。まさにそうかもしれない。世の中には普段、日常に隠れた人々が知らないうちにサポートしてくれている。その代表が鉄道員に違いない。

しかし作者はよく駅のこと駅員のことを調べていらっしゃる。
東京駅の柱の影でジッと見ていたのだろうか。

中央線で東京駅に向かう前方車窓の描写、主人公の気持ちとシンクロしているようで楽しかった。

最後に懐かしもの。「伝言板」、ありましたね、駅に。

アステロイド・マイナーズ 2 

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あさり よしとお

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宇宙開発をリアルに笑い飛ばした秀逸なマンガ、第2弾。

小学生の頃から夢にまで見ていたスペースコロニーについて、完膚なきまでに夢を壊されました(苦笑)
作中ではシリンダー型スペースコロニーですが、あれがダメなら大好きなドーナツ型のスペースコロニーは言うに及ばずでしょう。現実は厳しいのです。

この本のお話は4つです。

1)小惑星(やま)の日
 1巻「ゆうれいシリンダー」の続編。
 小惑星鉱山に住む地球に憧れる主人公。
 まさに田舎の炭坑から東京を憧れるような思いなのかも。
 ただ違うのはスケール。捨てた故郷へは戻れないのだ。
 

2)独裁者の幻想
 ガン○ムとか、宇宙戦争モノの作品が如何に理にかなっていないかを将軍様が身をもって教えてくれます。
 あと人工衛星はプカプカ浮いているのではなく、衛星軌道上も地球の引力が地上と同じくらい働いたいる事実。
 設計主任のルナさんは素敵です。


3)月は地獄だ
 月面も鉱山だ。掘り出すものは氷。
 地球の小中学生向けに明るく実験や生活を紹介するが、その実態は…
 夢にまで見たスペースコロニーが計算をもって実現困難と示してくれた。

4)ドワーフの村
 ちょっと今ひとつ理解できなかったのだが、渡りの鉱夫の話。
 小惑星生まれと地球生まれの違い。
 そして宇宙で生活するというのは、子孫のためにリソース(資源)を用意しなければならない。
 家族計画が徹底している?

アステロイド・マイナーズ 1 

アステロイド・マイナーズ 1 (リュウコミックス)アステロイド・マイナーズ 1 (リュウコミックス)
あさり よしとお

徳間書店 2010-02-13
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宇宙開発をリアルに笑い飛ばした秀逸なマンガ。
夢も希望もなくす、過酷な環境に耐え抜くだけの「何か」を求める人だけが宇宙に行けるのかもしれない。

3つの話があり、
1)宇宙のプロレタリア
 アステロイド・マイナーズ、訳せば「小惑星坑夫」だろう。
 この話はその坑夫の話。もう蟹工船みたいな話です。
 リアルなみどころではヒト型ロボットの活用場面でしょうか。

2)軌道上教習
 静止軌道上のステーションに新人パイロットが向かう話。
 リアルなみどころは地球の周回軌道で航空機のような感覚では宇宙機を操縦できないところだろう。安易に前に進もうとするとなぜか後退してしまう。
 あとはステーションの役割。月面開発ではなく小惑星開発をしている理由がわかるぞ。

3)ゆうれいシリンダー
 小惑星近くの筒型ステーション(シリンダー)に住む小学生たちが、シリンダーの知られざる秘密を知ってしまう。
 答えを書いてしまうと、彼らが見つけるのはシリンダーで排出される“あらゆる”有機物を処理して循環させるしくみだ。実に宇宙は過酷で、華やかさのあるところではないことがわかってしまう。

今も高度400kmを周回する国際宇宙ステーションの宇宙飛行士のみなさんも実は地味に大変な思いをされているのではないかと、つくづく想像してしまうのだ。
 

ゲッチョ先生の野菜探検記 

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盛口 満

木魂社 2009-03
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身近な野菜の意外な一面がわかるかも。
自然に生えていた植物が人間に飼いならされたものの、いまだ野生を秘めている野菜。

食べられまいとする植物とどうにか食べようとする動物たち。植物は物理的な方法以外にケミカル・ディフェンスという有毒成分などで身を守るが、人間はそれを「うまい!」と感じてしまう変態ぶりに野菜の原種たちも人間の軍門に下らざるを得なかった。

しかしキュウリやピーマン、ニンジンが食べられない、または苦手という人もいるだろう。そういう人たちは野菜たちのケミカル・ディフェンスに敏感なのだ。

また野菜が今も毒草の片鱗を見せることがある。
ペットを飼っていると中にはタマネギなどを食べさせてはいけないなどがある。その他に本書では家畜に食べさせてはいけない野菜があるというのだ。牛(反芻動物)に対してモロヘイヤ(ただし調べるとモロヘイヤの種子や茎)を与えると中毒死することがあると、想像もしなかったことが書いてあった。

さて、そんな知的好奇心を満たすお話が、野菜嫌いなお友だちとの話を通して(!)ゲッチョ先生が語っていきます。

心に残ったところで「野菜は文化」という一文だ。
野菜は料理方法を知らないと美味しく食べられないどころか中毒になる恐れもある。人間は身近な野菜をアク抜き、加熱、茹でるなどの方法で野菜がいまだ持つケミカル・ディフェンスを除く調理をしているというのだ。たしかに知らない野菜だと、これはどうやって食べるのだろうと悩むかもしれない。古来日本では野菜を生で食べることはほとんどなかった。生のサラダが食べられるというのはどういうことなのか、ちょっと考えさせられるところ。

この他にもバナナの種、ブロッコリーとカリフラワーはキャベツの仲間、ハボタンは日本で改良されたもの、などなど興味深い話がいっぱいです。

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