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ゼニゴケが医薬品に!?石川県産の薬になるか 

ゼニゴケには「プロスタグランジン」という成分があるそうだ。
このプロスタグランジには、動脈硬化や血栓の予防、分娩促進剤、目薬に配合されていると北国新聞に書いてあった。プロスタグランジンを調べると何やら難しいことがたくさん見つけることができたが、身体のさまざまな生理機能を調整する物質であるようだ。

このプロスタグランジンの元となる成分(油脂)がゼニゴケには多く含まれ、より多くできるよう改良したスーパーゼニゴケを植物工場で大量生産できる見通しとなったようだ。
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ゼニゴケは観察好きにはいいコケだが、一般には日影でたくさんベタッとしている姿は大変嫌われる。さらに除草剤をまくとどんどん増えるやっかいもの。これが医薬品の原料になるのだ。

ここに至るまでの役割も興味深い。

ゼニゴケの研究とスーパーゼニゴケを作った、石川県立大学(大山客員教授)
ゼニゴケを連続して栽培する方法を開発した、株式会社総合園芸
ゼニゴケ用の植物工場を開発した、北陸電力
ゼニゴケを搾汁し、そこから総油脂を抽出する方法を開発した、株式会社アクトリー
ゼニゴケの総油脂からプロスタグランジンの元となる成分の分析・分離、製品化を開発した小太郎漢方製薬

一連の流れが各企業の分業で成り立ち、ひとつの薬が量産できている。このひとつでも実現できなければ医薬品として世にでるのはむずかしかっただろう。共同開発がうまくいった例となりそう。

記事中、ゼニゴケの二酸化炭素吸収率も高いようで、エコでもあるようだ。

プロスタグランジンを合成するよりも、ゼニゴケから抽出するほうが安価となる見込みだそうで、大量生産の確立と医薬品認可が待たれます。石川県の一つの産業になるかしら。


北国新聞:「庭の嫌われ者」薬に ゼニゴケで高血圧予防
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20120410102.htm

農研機構:エイコサノイド生産スーパーゼニゴケ植物工場システムの開発
http://www.naro.affrc.go.jp/brain/ibunya/files/h23019seika019.pdf


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南極のコケ 

南極・北極科学館のほうき…ではありません。
これは南極のコケの断面だそうです。
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南極でもコケは生えるようですが、ひと夏だけ生長しあとはじっと耐えているようです。
そのため生長している時とじっと耐えている時が明確になっていて、一種の年輪のみたいなのだそうです。

南極は有機物を分解する微生物も少なく、前の年のコケの上に今年のコケが。そして来年は今年のコケの上に生えることを繰り返していきます。
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顕微鏡で見れば上の写真のように。葉の上に仮根が、そこから伸びた葉が上に伸び、また仮根が…。

説明書きによれば南極の夏は1、2カ月。その間に生長するコケの長さはわずかに5mm。
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南極にはコケに似た地衣類も生えています。
地衣類は菌類に藻類が共生したもの…だったかしら。

さてこの石に生える黒い縮れたものは地衣類で「クロヒゲゴケ」といいます。
コケとついていますがコケ(蘚苔類)のなかまではありません。

ちなみに今でこそ「クロヒゲゴケ」と名付けられていますが、当初は「インモぅ…」げふんげふん。
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こけ坊はこんなにかわいいのに…(苦笑)



こんなところでゼニゴケ発見 

綱島の商店街の街路樹の根元を見たら…ゼニゴケだ!
道路を挟んだ反対側の街路樹の根元は草だった。日当たりが悪いのかな。
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よくみると傘の骨だけのような雌器托がある。わかりやすくいうと女の子。
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こちらは雄器托、つまり男の子。
ゼニゴケは雄株と雌株に分かれている。ただ出会いが少ないので雄だけ雌だけでも増えることができる。
そのしかけが杯状体というもの。ここから無性芽というゼニゴケの赤ちゃんのようなのがポロポロと転がり出して周りをゼニゴケだらけにするのだが、雄からは雄、雌からは雌しか生えないので、場所によっては雄だらけ、雌だらけになってしまうこともある。
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雄器托からは精子が放たれ、雌器托内側にある造卵器へと向かうのだが、はて?どうやってたどり着くのだろう。そもそも雌器托の方が高いではないか。

NHKの中学向けの動画にその秘密があった。

NHKミクロワールド:第9回 雨の出会い ゼニゴケの秘密

梅雨の雨でゼニゴケが生えている辺りが水たまりになるのがポイントらしい。
十分に水分を含むと雄器托の上部から精子が放たれる。精子は泳ぎまわりながら水面を広がる。
水がどんどん増えるといづれ雌器托に達する。すると雌器托裏側で造卵器に向かって受精するらしい。

そういわれると、街路樹のこのくぼみは受精するための水たまりにいい具合なのだろうな。



花の形をしたコケでないコケ(訂正版) 

公園に並ぶ桜の木。
その幹を見ると、緑のコケ、青、黄色の粒々がたくさんある。

青や黄色は錆ではないですよ。
これらは地衣類と呼ばれる菌類。もう少し正しく言うと植物の藻類も含み、お互い助け合って生きているらしい。藻類は光合成をしその成果の一部を地衣類に与え、地衣類は住みかを与えているのだそうです。
これだけだと地衣類は藻類を飼っている感じがするな。
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黄色い点々や青いシミのような地衣類。そしてコケが樹幹を包んでいく。陣取り合戦をしているのか、気の向くままに増えているのかわからないけれど。

地衣類は点々だけでなく特徴的な形になることもある。
下のように中心から広がるように大きくなる地衣類。たぶんウメノキゴケのなかまだろう。

コケと名付くけれどコケの仲間ではない。古えの書き方だと「小毛木毛」。種類ではなく字の如くのイメージで名付けたのだろう。
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ところで地衣類は菌で増えるのだろうが、共生している藻類も持っていくのだろうか?
最近は、一知ると三くらいは疑問が増えてしまう。


2012/3/7
コケの漢字について訂正



桜の樹皮に生えるサヤゴケ 

3月2日、仕事で小雨の武蔵新城を歩いていると、江川緑道のはじまる近くの公園で桜の木がコケで青々としていた。蘚苔類のコケ以外にも、黄色や青の地衣類もあった。
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コケを見ると白くチョンチョンとのようなモノが見える。このコケはなんだろう?
そう思って例の如く、ひと摘まみ取ってくる。
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実体顕微鏡を覗くとの形がはっきり見える。
図鑑「校庭のコケ」から

蘚類
直立性がある
樹幹に生える

のキーワードと写真で“サヤゴケ”が近いようだ。

三河の野草:サヤゴケ
http://mikawanoyasou.org/koke/sayagoke.htm

「校庭のコケ」の説明では、都市部で普通に見られ、特に大気汚染に強いのだそうだ。
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は柄から皮をかぶっていた。
いずれ柄側から破れてはずれ、歯を見せて胞子を蒔くようだ。

岡山理科大植物生態研究室(波田研):サヤゴケ
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/bryophyta/erpodiaceae/sayagoke/sayagoke.htm

だからこれから観察がおもしろいところかもしれないな。
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水分を与え、葉を顕微鏡でみると細胞が四角く並んで見えた。
厚みは細胞ひとつ分なのかな。

樹の表面に生えるといっても杉の木には生えていない。
その違いは何だろう。そして桜にとっていいことがあるのかな。
コケからいろんなことが気になりはじめた。


ギンゴケの花() 

逗子市池子にある理科ハウスに行く途中の道路脇にあるコケ・スポット。
1月30日に観察した以上にたくさんのギンゴケたちがを伸ばしていました。
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壁にはりついているギンゴケたちも一斉に伸ばしています。
重力に対して上に伸ばすわけではないんですね。
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ルーペで拡大してみました。
タマゴ型のの先には実は蓋があります。あぁ、数本採取しておけば顕微鏡などでお見せできたのに。
(もしかしたらコケ袋に保存してあるかも)
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こちらは数は少なかったんですが気になるコケ。ジャゴケの仲間ですが、ヒメジャゴケかな?
丸いのは雄器杯なのだろうか…。
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ギンゴケにまじって白い地衣類も。
ラッパ型の子器をもつヒメジョウゴゴケ。コケとあるけれどコケではありません。
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なんにせよ、観察力をつけないといけないと思う。今日のこの頃。


冬にコケが芽吹く? 

昨日、逗子市池子にある理科ハウスに向かう途中、コケポイントでコケの観察をした。
この乾燥した季節、コケもジッと耐えているのであろうそう思っていたのに…
ギンゴケが(胞子嚢)を伸ばしているではありませんか。
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と、思いきや、元気を通り越して勢力争いの現場を発見!
ギンゴケの合間に地衣類(種類不明)が混じっている。勢力争いと書きましたが、もしかしたら共生?
コケの合間にシダとかキノコとか生えることもあるからなぁ。
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ギンゴケのの美しさに見惚れている脇にジャゴケのなかまが生えていました。
ジャゴケなど苔類(たいるい)はベタッとした感じがあってあまり好みではありませんが、これもよくみると雄器托か無性芽器なんですかね。
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うーん、まだまだ勉強していかないとわかりません。
雄器托にしろ無性芽器にしろ、まだ成長の途中のように思えます。しばらくしたらまた観察に行かないといけないみたい。

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