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にんげんが死んだらどうなるんですか? 

にんげんが死んだらどうなるんですか?
そもそもタマシイとかあるんですか?
天国とかじごくとかあるんですか?
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これは理科ハウス(逗子)に掲示されている小学生の質問に対する匝の回答です。



むかしから日本でも外国でも「死んだらどうなるのだろう…」と考える人がいたそうだよ。
おじさんも考えたことがあるし、君のおとうさんやおかあさんも一度くらいは考えていると思う。

世の中には心臓がとまったりして一度死んだのに生き返った人がいる。死んでいる間にふしぎな体験をしている人が何人もいることが昔から知られていたんだ。

生き返った人たちの体験はいろいろあるけれど、よく聞くのは次のみっつなんだって。
死んでしまった君はどうなるのだろう…

ひとつめ
君はお医者さんや家族のとなり、または部屋のすみから、病院のベッドに寝ている自分をながめている。そしてお医者さんが「お亡くなりになりました」というのを聞いたり、家族のみんなが泣いているのが見える。

そう身体から「自分」が離れているような感じだ。ふわふわと浮いた感じもあるらしい。

ふたつめ
うまれてから今までのことをどんどん思い出すことがあるって。忘れていたこともだよ。
うれしかった思い出は、もう一度体験できるそうだ。これはものすごくうれしいかも。

もし、誰かをいじめたりひどいことをしたことがあるのなら、ひどいことをしている自分をそばで見たりすることもあるらしい。または君がその時の君から同じようにいじめられることもあるみたいなんだ。あと、ひどいことをされた人がどうなったのかも見ることもあるそうだよ。

みっつめ
多くの人が体験しているのは、最後にトンネルの出口にいるような感覚。そしてやさしい光につつまれることだ。苦しかったこと、いやなこと、くよくよ悩んでいたこと、そんなすべてを「どうでもよいこと」にしてくれるんだって。その光は君の身体を、君が赤ちゃんだったころ、やさしいお母さんに抱かれたように感じるだろう。そして君は光の中にひろがっていく…

一度死んだり、意識不明で眠ったままだった人の一部は、みっつのうち全部やいくつか、または少し変わった体験をして生き返った。これらを体験してみた人は夢なんかではなく、本当のことのように感じるそうなんだ。そして少しやさしい人になったり性格も変わることがあるんだって。

ひとつめのように、自分が身体から抜け出て自分を「タマシイ」といえばタマシイかもしれない。でも死ぬ時だけでなく、脳の病気などでも自分から抜け出る体験をする人もいるらしいよ。

みっつめの光の体験では、その光を神さまだと思ったり、その場所が天国だと思う人もいる。神さまや仏さまを信じている人だけでなく、信じていない人もこの光を見るらしいんだ。昔から言われている天国や極楽は、こういう体験をした人の話を聞いて伝えられているのかもしれないね。

もし光の中を天国や極楽だと体験をした人がいうなら、その人にとっては本当のことなんだよ。君もおじさんも誰も確認できないのだから。

おじさんは光についてこう思うんだ。この光につつまれると生まれたばかりの自分の心になれるじゃないかって。

さて、このまま生き返らなかったらどうなるのだろう。
おじさんはこう次のように考える。
死ぬ時はものすごく本当のことと思える「ゆめ」を見ている。そして最後の最後に光につつまれる。ここまでで目がさめれば生き返る。ここで目がさめなければ…、「ゆめ」をみない眠りがずーっとつづくんじゃないかって。

君も起きた時に、今日は夢を見たなぁとか、見なかったなぁとかあるだろうと思う。その夢を見ないまま眠った状態がずーっと続くんだと思うんだ。本当のところは死なないとわからない。もしかしたらある日、目が覚めるかもしれない。その時があるのかな。



あまり夢(?)をなくさないよう、科学的なお話ははしょって臨死体験を主に書いてみました。精神的な「私」がどうなるか、という問いへの回答です。

おそらく臨死体験は脳の活動低下によるもので、幽体離脱なんかは薬や統合失調症などの離人症でもみられるものです。

光をみる、というのも偏頭痛によって閃光をみる原因が脳内の血流が原因とも言われているので、脳内の問題と関連あるのかなと思っています。

走馬灯はどうなんでしょうね。
wikipediaの臨死体験をメインにちょっと調べて、自分の考えを交え書いてみました。




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なぜスペースシャトル「コロンビア」は爆発したの? 

これは理科ハウス(逗子)に掲示されている小学生の質問に対する匝の回答です。



コロンビアが事故を起こした原因は、
打上げの時にはがれた断熱材があたって左のつばさに穴が開いたことなんだ。それが原因で大気圏再突入の時に空中分解してしまった。

でも7人の宇宙飛行士が犠牲になったのは、
NASAの人達の「思考停止(しこうていし)」が原因だとおもうんだ。

「思考停止」とはね、理由(いいわけ)をつけて考えるのをやめちゃうことなんだよ。

スペースシャトルはオレンジ色の燃料タンクをお腹に抱えて打ち上げられます。オレンジ色のものは発泡スチロールのような断熱材だ。タンクはところどころデコボコしていてしっかり断熱材がくっついていないことがあるんだって。いままでも断熱材がはがれてシャトルにぶつかったことが何度もあって、耐熱タイルがはがれたりへこんだりしたのを地球に戻ってから修理してきたんだそうだ。

シャトルの打ち上げはいつもビデオで撮影していて、コロンビアの左のつばさに大きな断熱材がぶつかっているのがわかった。でもカメラからではぶつかったところがどうなったか見えなかったんだ。

技術者は偉い人に報告をしましたが「今までもぶつかっている。でも事故も起きていない。戻ってから修理すればいい」と考えていたみたい。それでも何人かの技術者は心配で、アメリカの国防省で人工衛星を監視している人たちにお願いして、望遠カメラとかで見てもらってほしいとお願いしましたけど聞いてもらえなかった。

それでもNASAでは対策を考えることにしました。
1)宇宙飛行士が宇宙に出て確認できないだろうか。
 宇宙に出て確認するような訓練をしていないし、穴が開いていても修理する道具がないから無駄ということになった。

2)救援隊が送れないだろうか。
 そんなロケットはないし、そもそも食料もあと数日分しか残っていないから間に合わないよ。

とにかくいままで大丈夫だったし、いまさらどうしようもないよ。ということになっちゃったみたいで、そのまま地球に戻ることになったんだ。ここで「思考停止」しちゃったんだね。

そして大気圏再突入の時、ものすごく熱い空気が左のつばさの穴からものすごい勢いで入ってきた。つばさの中を壊し、内側からバラバラと左のつばさが壊れていったあと、バランスをくずして機体も分解してしまったんだ。だから爆発じゃないんだ。

事故のあと調査がはじまった。
ビデオに写ったのと同じくらいの重さで800グラムの断熱材を衝突した時と同じくらいのスピード時速800キロで、つばさの実物大模型にいろんな方向からぶつけた。はじかれたり、へこんだりしたけれど、何回目かで40センチくらいの穴が開いた。これには今まで乗ってきた宇宙飛行士もびっくりしたらしいんだ。

さらに調査がすすんで、宇宙飛行士が宇宙で点検や応急手当ができたかもしれないこと。打上げ準備がすすんでいたアトランティスを使って救出ができたかもしれないこともわかった。NASAがもっともっとあらゆる可能性を考えていれば助けることができたかも知れないってことになった。
そもそもオレンジ色の断熱材がはがれないようにする対策や研究をしていたら事故も起きなかっただろうにね。

事故のあと、こわれたかもしれない部分は宇宙飛行士が外から確認することになった。あと修理する道具をもっていくことにもなったんだ。

君たちがいつも乗っている電車やバス、飛行機。それからお菓子や飲み物、缶詰などの加工品。これらも整備の人や工場の人がしっかり点検をして安全なサービスや食品を作っている。もちろん電気製品などいろんなものがだよ。

安全なサービスやモノを作ってみんなに届けるためにはどうすればいいだろうって、しっかりした会社はいつも考えているんだ。事故が起きたら当然だけれど、事故が起こらないくらいの小さなミスも正直に報告して安全対策をしているんだよ。

でも残念ながら一部の会社は安全を守るお金をケチったり、働いている人がミスを隠したりして事故が起こってしまうこともある。また正しい使い方をしてもらうよう会社が説明書を作っても、使う人が読まずに間違った使い方をして事故が起きてしまうこともある。君も一度はしっかり読んでみようね。

めんどうくさいからいいやとか、怒られるからだまっていようとか、いままでも大丈夫だったからとか、そんなこと起きっこないやとか、そうやって意味もなく安全を考えないこと、考えるのをやめちゃうこと…これが「思考停止」だ。

君はどう考えるかな。


理科ハウスの学芸員さんからコメントもらいました。
『大きな組織になると、少数意見はつぶされてしまうのでしょうか。
 となると、最後まで帰還をあきらめなかった「はやぶさ」は
 やっぱりすごいなあ。』

“はやぶさ”、そして宇宙研のことを思いつかなかった。
「どうにかしたい」っていう執念。これは組織の大きさだけの問題なんだろうか。
何か、何か違うと思う。何だろう…。

“はやぶさ”と同じように流れ星のように燃えていくコロンビア。
しかしその星は“はやぶさ”とはまったく意味が違うのだった。

参考

NASDA:スペースシャトル「コロンビア号」の最終報告書について
http://www.jaxa.jp/press/nasda/2003/columbia_20030903_j.html

ニコニコ動画:ゼロアワー コロンビア号の悲劇



なぜ血は赤いんですか? 

これは理科ハウス(逗子)に掲示されている小学生の質問に対する匝の回答です。



なぜ血が赤いのか。
質問の札の裏側には「赤血球が赤いから」って答えが書いてありました。
その通りなんだけれど、もう少しくわしく知りたいよね。

ヒトをはじめ身の回りの動物の血は赤い。
「血には鉄分が含まれていて酸素にふれると赤くなる。ほら、鉄もさびると赤さびになるだろう。あれと同じなんだ」
そんなふうに説明をしてくれる人がいるだろう。でもそれは初心者向けなんだぞ。

理科ハウスにやってくるみなさんは、それだけで納得してはいけない。
鉄は赤さびの他に黒さびだってあるんだ。
それに酸素に触れた血が赤いのはいいけれど、酸素がなくなった血は何色なのかな。
そんな疑問を思いついたらすごいぞ!

鉄成分がとけこんだ水溶液は、そのとけた液の性質によっていろんな色になるんだ。
赤や黄色、青に緑など。中学生くらいで習うだろうか。
そうすると、鉄分を含んだ血はたまたま赤色だったんじゃないかな。

生物はタンパク質というもので体がつくられている。血の鉄分も赤血球の一部分のタンパク質の中に入っているんだ。これが肺にながれていって新鮮な空気にふれると酸素をどんどんくっつける。そして明るい赤色になる。

ポンプのように動く心臓から、血管を通って体全体に血が送られる。送られた先では、筋肉や脳など体中の細胞たちが酸素をほしがっている。酸素が少ないところにいくと、赤血球にある鉄分のはいったタンパク質は酸素をどんどんはなしていくんだ。酸素のなくなった血は黒っぽい赤色になるんだよ。

そうだ…、回転寿司は好きかい?
ベルトコンベアが職人さんのところにいくとにぎったお寿司をコンベアにのせていくよね。
お腹のへったお客さんがどんどん取っていくけれど、食べている時とかお腹がいっぱいになるとどんどん別の人のところに流れていくだろう。お皿がタンパク質、お皿にのっかるお寿司が酸素、コンベアは血管、職人さんのところが肺、お客さんが酸素を欲しがる細胞。なんか似ていないかな。

ころんだり、カッターで切った時にみる血は、酸素の少ない黒っぽい赤色。新鮮な酸素を運んでいる動脈を流れる血はもっと明るい色なんだ。おじさんはみたことがないけどね。
酸素があってもなくても血は赤いってこと。


そうそう、動物で2番目に多い血の色って知っているかい?
え?赤以外の色もあるのかって?あるんだよ、おどろくだろう。

イカやタコ、それに貝などは青い血なんだよ。イカやタコは貝のなかま、ここもびっくりだ。
青い血のいきものは赤血球のようなりっぱなものはなくってね、酸素をやりとりするタンパク質がそのまま血管を流れているんだ。回転寿司ならお皿はなくって、いきなりコンベアに寿司を並べている感じ。

これまた酸素がいっぱいあるところでもなかなか酸素をつかまえることができない、へたっぴなヤツなんだ。

この青い血の成分は銅という金属。でもさ、みんな青い血を流すイカとかみたことがあるかい?
ふつうはないとおもう。だって銅を成分にしている血は酸素がなくなると透明になるんだ。だからつかまえてもあばれているうちに体中の酸素をつかって死んでしまう。だからお店で売られるころには酸素がないから血の色は透明になっちゃったあと。

そうだ。ここで問題です。
昆虫、つまり虫だけれど虫の血って何色だろう。酸素をはこぶ方法はどんなかな?

それからね、おじさん、君に感謝しなければいけないんだ。
なぜならね、君の質問に回答するために調べていて、またまた驚くことを知ることができたんだからなんだ。

ヒトなど赤血球にあるタンパク質には鉄がふくまれていた。これと、ものすっごくよくにたタンパク質にマグネシウムという金属がふくまれたものが、葉緑素、つまり植物の緑色の成分だったんだ。

葉緑素は光をつかって水と二酸化炭素を酸素と糖分(砂糖みたいなもの)に変える。
葉緑素と赤血球のタンパク質はすごく似ていて、金属の成分が鉄かマグネシウムかの違いがあるくらい。

動物と植物が同じようなしかけをもっていることに驚いたんだ。
君はどう思ったかな。

参考

大阪市立大学理学部物質科学科:ヘムとヘモグロビン
http://www.materials.sci.osaka-cu.ac.jp/materials2002/Lec_others/hem.html

NHK高校講座 化学:第28回無機物質 鉄と銅
http://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/kagaku/archive/resume028.html

富戸の波:第337回  血と骨 - 2 イカの血は見えるか?
http://www.onsenmaru.com/topics/T-300/T-337-ikablood-B.htm

『むしコラ』:2007年03月27日掲載 【昆虫にも血液はあるの?】
http://column.odokon.org/2007/0327_150900.php

北海道大学:金属と有機物で新物質を作り出す
http://www.cris.hokudai.ac.jp/cris/sousei/main/kenkyu/trc/html/trc_konishi02.htm

富戸の波:第348回  血と骨 - 9 ポルフィリン
http://www.onsenmaru.com/topics/T-300/T-348-ikablood-I.htm


なぜ水をかけると火は消えるんですか? 

これは理科ハウス(逗子)に掲示されている小学生の質問に対する匝の回答です。



実は、水をかけても火が消えないことがあるの、知ってた?

たとえば天ぷら油の火事。
おうちで唐揚げとか、天ぷらとかお母さんが作ることもあると思うけれど、火事でとても多いのがこの天ぷら油の火事。ナベが火にかかっているのにお母さんが台所から離れた時に、油が熱くなりすぎて炎をあげて燃えてしまうことがあるんだって。

この天ぷら油の火災では、ぜったいに水をかけてはいけないんだよ。
なぜなら油は水より軽いのでかけても炎を消すのではなく油の下に沈んでしまう。そして水は沸騰して燃えた油をまき散らして火事を大きくしてしまうことがあるんだ。

あとね、金属の加工工場の火事。特にマグネシウムという金属を加工する工場では消防の人たちも苦労しているんだ。もしマグネシウムが燃えているところに水をかけると爆発してしまうんだよ。こわいねぇ~。
え?鉄とか燃えるのかって?燃えることがあるんだよ。

このように水をかけても火が消せないこともある。

逆にこう考えてみようか。なぜモノは燃えるのか。
モノが燃えるには何が必要か、わかるかな?

まずひとつは、①火(熱)があること。たとえばマッチの火、電気火花とかね。摩擦熱でもいいよ。
ふたつめは、②燃えるものがあること。木とか紙とか。
最後のみっつめは、③燃やすものがあること。これは酸素だ。酸素は知っているかな?

この3つのうちひとつでもなくなれば、モノは燃えていられないんだ。

じゃ、なぜ水をかけると火が消えるのだろう?
火より水は冷たいよね。すると①の条件がなくなって消えるんじゃないかな。
②は水をかけてもなくならないから関係ないかも。どう思う?
水びたしになれば空気(酸素)にふれなくなるから③の条件もなくなるんじゃないかな。

だったら天ぷら油の火事を消すにはどうすればいいだろう?

水をかけると油の温度が下がって火は消えそうだけれど油は液体だ。それに水より軽い。かけた水の上に浮いて火は燃え続けてしまうかも知れないね。
油が燃えてなくなってしまえば②の条件になるけれど、燃え尽きてしまう前に家が丸焼けになりそうだ。

消防署では消火器を使うことをすすめているんだ。
消火器は粉末…つまり粉が入ったタイプがある。これを天ぷら油に直接吹きつけないようにうまくまく。すると天ぷら油の上に消火用の粉が浮いて火が消えるそうだよ。これは③の空気(酸素)に熱い油(燃料だね)がふれないようにしているんだ。

お手軽なスプレー式(エアゾール式)の消火器もあるみたいだね。この消火器は、どうやって火を消すんだろうね。

消火器がない場合はどうすればいいだろう。おじさんはずっと前に聞いたことがあるよ。
ぬれたシーツや大きなタオルで、燃える天ぷら鍋に蓋をしてしまうワザだ。お鍋用の蓋でもいい。でもやけどしたり、あぶないから最後の手段だぞ。

このワザは空気(酸素)をなくす方法、③だ。火を窒息させちゃうんだね。
そうそう、消えたかなぁなんてシーツなどをめくちゃいけないんだ。息を吹き返して火がつくからね。
天ぷら油が冷えるまで待つ。すると油の熱もさめてもう燃え出さない。だからぬれたシーツをかけたらコンロの火も消さなければいけないよ。

まとめると、水をかけると火が消えるのは①の火がつくほどの熱がなくなるから。
でも火を消すのは水をかけるだけでなく③の空気、つまり酸素をあたえない方法もあるんだね。
もっと身の回りの火のことも考えてみよう。誕生日ケーキのロウソクをフーッて息をかけると消えるのはなぜかなぁ…とか。ほかにもまだまだあるかも。

おもいついたら、教えてね。

参考

東京ガス:ガスのことを知ろう「燃えるしくみ」
http://www.tokyo-gas.co.jp/kids/gas_10.html

呉市消防局:てんぷら油火災について
http://www.city.kure.lg.jp/~119/ansin/tenpura/tenpuraabura.htm

日本消防検定協会:エアゾール式簡易消火具
http://www.jfeii.or.jp/general_aerosol.html

失敗知識データベース:チタン工場における溶融マグネシウムの漏洩による爆発・火災
http://www.sozogaku.com/fkd/cf/CC0200082.html



真ん中が濃い飛行機雲をみました。どうしてこういう現象が起きるのですか? 

これは理科ハウス(逗子)に掲示されている小学生の質問に対する匝の回答です。



青空にツーっと線が伸びていく飛行機雲。気持ちいいよね。
おじさんはそんな飛行機雲をみると今日はいいことがありそうだなって思ってしまうんだ。

君はそんな飛行機雲が、はじめは薄く、そして濃くなって、また薄くなっているのをみて疑問に思ったわけだね。
そして飛行機の高さが薄いところと濃いところで変わったんじゃないかっていう君の推理は、いいとこを突いているよ。

飛行機雲がどうしてできるか知っているかい?

飛行機のジェットエンジンから出てくる熱風には水分が多く含まれているんだ。それが空の高いところだと気温が低いので熱風は冷えていく。すると熱風に含まれていた水分は空気に溶けていることができずに霧のようになるんだ。

でもおかしいよね。飛行機雲ができないところもあるじゃない。というよりも、できないことが多いよ。

そう飛行機が飛んでいるまわりの空気が乾燥…、つまり空気にふくまれる水分が少ないと飛行機のエンジンからでてきた熱風にふくまれる水分はあっという間にまわりの空気にとけてしまい白い霧のようにはならない。

逆に湿気の多い空気の中を飛んでいる時は、熱風にふくまれる水分はいつまでも白い霧のようにその場所に残る。飛行機は飛んでいるから線を引くような雲に見えるんだ。

君も冬の雨や雪の寒い日に、ハァ~と息を吐いて白くなるのを楽しまなかったかい。
おじさんは結構好きだ。今でもね。でも寒くても吐く息が白くふわっとならない日があるんだけれど、それは乾燥した日だったと思う。今度、君も試してみるといい。

さて、飛行機雲ができるわけがわかった。次は空の秘密だ。

見上げる空はどこまでも同じだと思っていないかい?それが違うって言ったら驚くかな?
たとえば、台風が近づいている時や遠ざかる時の空を見たことがあるだろうか。低いところのモコモコしたいくつもの雲が流れる方向と、もっと高いところを流れる黒い雲がぜんぜん、まったく反対を流れている時があるんだ。

つまり空の高さによって風の向きが違う。そして温度や湿度(空気にふくまれる水分の量)も違うんだ。

逗子からみる飛行機は、羽田から飛ぶ立った飛行機ならどんどん高度をあげている。低いところでは飛行機雲になりにくかったのが、あるところから湿った空気になった。するとエンジンからの水分がいつまでも白く残って飛行機雲になる。

しばらくして飛行機雲が薄くなったのはその場所の空気が湿っていなかったからじゃないかって、おじさんは推理するな。

そうそう、飛行機雲が見えるのは天気がだんだん悪くなるまえぶれと言われているんだよ。
空の湿り気、つまり水分が多いってことだから、もっともっと増えれば空は雲に変わり、空気にとけきれなくなった水分は雨粒になって降ってくる。

本当に天気が悪くなるのか、今度、観察してみたいと思います。


なぜ地下では岩石がとけるほどの熱があるんですか? 

これは理科ハウス(逗子)に掲示されている小学生の質問に対する匝の回答です。



おじさんはこの質問にすぐに答えられる気がしたけれど、思いとどまって調べてみました。
そしたらね、ものすごく驚くことがわかった。

ひとつめ。
まず、地球の中心がドロドロに溶けるほど熱いのは、宇宙のチリがぶつかって地球ができた時の衝突熱の名残だというんだ。
地球ができてもう46億年も過ぎているのにまだ熱い。この熱が中心から地上に伝わっているんだそうだ。逆にいえば地球は地上を温めた分だけ冷えていく。
でもこの話は有名で、おじさんも知っていた。

ふたつめ。
ここで驚いたんだけれど、地殻って知っているかな。
地殻というのは地球を卵にみたてると黄身が核…、コアともいうね。白身がマントル。殻の部分が地殻、つまり地球の外側の部分だ。
この卵の殻のような薄い地殻から地球の熱の半分以上が発生しているというんだよ。

ちょっと信じられないよね。

地球ができたての頃、ドロドロに赤く熱い地球の中にはウランやトリウム、カリウムなどの放射性物質を含んでいたそうなんだ。
この放射性物質は冷えるにしたがって地球の中心から浮き上がって地殻付近にきた。そして地球がもともと持っていた放射性物質の半分が地殻に、もう半分はマントルの中にあるといわれる。
このへんはむずかしいから、機会があれば今度ね。

放射性物質は放射線を放出する。この時一緒に崩壊熱という熱を出すんだって。この熱が地熱の元だったんだ。

地面からでてくる崩壊熱はとても影響がちいさいのだけれど、厚さ数十キロで地球の表面の広さをおおう地殻全体ではばくだいな熱が放出されているそうだ。

岩石が溶けるほどの熱の発生源は、半分は中心から伝わる、地球ができた時の熱い星の名残。もう半分は地球表面にある放射性物質が発生する崩壊熱ってことになるね。

ところでドロドロに溶けているのは核、それも外側だけなんだ。マントルは長い間に動くけれど、実はカンラン石という石を成分とした固体なんだよ。
火山噴火でよくみる赤く溶けた溶岩は、マグマ。マントルが液体になったものなんだ。

地球ってふしぎだね。

参考:
高エネルギー加速器研究機構
地球の熱はどこからくるの?

http://legacy.kek.jp/newskek/2005/sepoct/kamland.html


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