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 2010年04月 

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火薬を使わずに線香花火したいので酸素を作る 

酸素をお手軽に作るには過炭酸ナトリウムを分解するのが良い。
過炭酸ナトリウムとはいわゆる「酸素系漂白剤」のことだ。もっとも市販の多くの酸素系漂白剤には香料やその他秘伝(?)の成分が入っているので、酸素だけを取り分けたい場合は純度100%のものを入手する必要がある。

これが結構、自然素材のお店とかで売られていたり、通販でも入手可能。

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過炭酸ナトリウムとはなんだろう?
実は炭酸ナトリウムと過酸化水素(オキシドール)の化合物だ。

つまり炭酸ナトリウム Na2CO3

過酸化水素 H2O2
が混合した
過炭酸ナトリウム CH3Na2O6
である。

割合としては
炭酸ナトリウム:2
過酸化水素:3
で過炭酸ナトリウムが2できる計算。

つまりこういうこと
2CH3Na2O6
 2Na2CO3+3H2O2

この過酸化水素が分解されてショワショワと酸素が自然に発生する。
過酸化酸素2で酸素1ができる。

すると過炭酸ナトリウム4で過酸化水素6できるので酸素は3できることになる。

さて酸素を気体で1ℓほしい場合、どれくらいの過炭酸ナトリウムが必要だろうか?
無駄に買ったり使ったりしたらもったいない。

さきに過炭酸ナトリウムの分子量を計算しよう。
まず材料となる元素の原子量だ。
Na=23 C=12 H=1 O=16
CH3Na2O6だから
1+12x3+23x2+16x6=179

これが過炭酸ナトリウムが1つの場合の分子量。これを4倍にした数字をグラムで読めば、過炭酸ナトリウム4molの質量が求まるのだ。

179x4=716[g]

既に過炭酸ナトリウム4の時、酸素は3できることが分かっている。つまりこれは4molの過炭酸ナトリウムから3molの酸素が回収できるわけだ。

言い方を変えると716gの過炭酸ナトリウムから3molの酸素が回収できる。モルが邪魔だ。

0℃、1気圧の時、1molの理想気体の体積は22.4ℓである。
このことから考えれば3molの酸素とは0℃、1気圧の時、

22.4x3=67.2[ℓ]

ということだ。

さらに理想気体はシャルルの法則で、1℃の変化で1/273の割合で体積が増減する。
20℃の部屋でやれば67.2ℓの20/273の分だけ余計に増える。もっとも膨れるだけで中の酸素分子の量は変わらないからお得感はないのだが。すると

62.7+62.7x20/273≒72.1[ℓ]

ということだ。これは多すぎる。
酸素発生が計算通りできるとも言えないので余計に1ℓ発生させるとして2ℓ回収しよう。
すなわち72.1ℓの3%くらいでいい。これはこのまま過炭酸ナトリウム716gに3%を乗じてあげればいいので、

716x0.03≒21.5[g]

となる。なんだ結構少なく済むじゃん。


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液体窒素で涼しくする? 

先日twitterで「液体窒素の汲み出し作業が夏だったら涼しいだろうな」というツイートを見かけた。そこで思い出しました。前に大学の研究室に冷房がないため冷気を得るために液体窒素を部屋中にばらまき窒息してしまった学生たちを…。

では1ℓの液体窒素が気化するとどれくらいの体積になるのか、計算してみよう。
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まず液体窒素の(気化をはじめる温度の)密度は水と比較して0.8だ。つまり同じ量なら水より8割の重さだ。
1ℓの水は1000gなので、液体窒素では800gとなる。

気体の体積を求めるにはモル(mol)でないと不便なので液体窒素の重さから何モルあるか計算しよう。ちなみにモルとは、原子量や分子量と同じ数字の質量(ここでは重さ)に含まれる原子や分子の数。これは一定で学校で習った言葉でいえばアボガドロ数。原子とか分子とかの数を表すと桁ばかり多くなって不便だからね。

窒素Nの原子量は14。窒素は通常、窒素原子2つ(N2)で窒素分子1つを構成しているので14の2倍の28が分子量だ。つまり窒素1モルの重さは28gということ。なので800gの液体窒素は…

800÷28≒28.57[mol]

ということになる。

さて高校くらいで習ったであろう0℃、1気圧(旧標準状態)における理想気体1モルの体積は22.4ℓだった。これにあてはめよう。

28.57x22.4≒640[ℓ]

つまり液体窒素1ℓは、体積640ℓ(0.64m3)の窒素ガスになるということがわかった。
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では6畳の一室で暑いからとばらまいたらどうなるか。
6畳というのは3坪。1坪3.3m2なので面積は10m2。高さ2mとすると部屋の容積は20m3となる。この部屋で液体水素8ℓほどをまくいてみよう。いっぺんにまくと液体窒素だらけで足の踏み場がなくなりそうだからペースは考えよう。

どんどん気化していく。8ℓというと窒素ガスの体積は5.2m3となる。部屋の容積の25%くらいだ。窒素はやや軽いので天井にたまり、部屋の隙間から空気が抜けていく。

すると空気が薄くなり当然酸素が含まれる量も減ってくる。空気には21%の酸素が含まれるが、8ℓまいた状態だと空気と共に酸素も減ってしまい15.5%くらいになってしまう。

人間、酸素が16%以下になると身体に酸素が取り入れられず、酸素濃度の差から身体から酸素が抜けてしまうらしい。すでに障害が発生する低酸素状態だ。ここで倒れたり、誤ってさらに液体窒素をこぼしたりすると酸欠で死んでしまう。

液体窒素は低温だけでなく、酸欠にも注意しなければならないというお話。

ヤママユ 

2008年9月下旬に四国うどんツアーのバス休憩中にであったヤママユ。
自動販売機で存在感をアピール。
このレベルの大きさだとお子さまには恐怖の対象となるかも知れない。
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とはいえヤママユの繭から取れる糸は天蚕糸と“天”の字がつくほど良質らしく、絹よりも色、光沢、柔らかさ、保温性に優れると言われている。“繊維のダイヤ”なのだそうだ。

ではヤママユで養蚕(養天蚕か)をすればいいではないか、という話になりそうだ。
調べると江戸時代に今の長野県安曇野市でヤママユの人工飼育に成功。その後、糸も紡げるようになり明治には北関東などで多く生産されるも、火山噴火による降灰や第二次大戦で生産が途絶えてしまったのだそうだ。近年、技術の復活が行われているらしい。

安曇野市:穂高天蚕糸

ちなみにテグスも天蚕糸と書くのだそうだが、違う蛾の糸とのこと。
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さて、お顔を拡大。
櫛のような大きな触角は雌のフェロモンをキャッチするためのアンテナの役割をしている。つまりこのヤママユは雄である。雌は細いらしい。

成虫は何も食べないため口は退化している。翅が厚ぼったいですな。

ヤママユの翅には目玉があるがどうも視線感じちゃうんだけど、ちゃんと脅しになっているのだろうか?
でも美しい。ヘルマン・ヘッセの“少年の日の思い出”が懐かしくなります。

そういえば、世には蛾萌えの人もいて蛾萌えマンガ家もいた。

氷堂涼二のドゥオアダイ:蛾のみの検索結果

doggieさんところに前にアップされたでかい蛾“オオミズアオ”も妖しい美しさが素敵。
doggie's blog:ムクドリさんごめんなさい

ちょっとしたジャングル(ゼニゴケ) 

なぜか会社の鉢植えに苔だけが生えているものがある。
これまた不思議なのは小さな鉢植えだが結構陽が当たるのに元気なことだ。これがにょろにょろと伸びてきたので事務の人が持ってきた。

「この苔、いい雰囲気出しているけれど、ここの白いのは何かしら?」

傘みたいなところの内側に白い綿みたいなものがある。

「たぶん、胞子じゃないかな。ツクシみたいな」

苔はおもしろいのだが、久しく興味の対象でなかった。しかしここで少し興味が出てきたぞ。ということで、この見覚えはあるが何だったか名前が思い出せない苔を調べてみた。
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ゼニゴケ。そうそうゼニゴケだ。

雄と雌があり、この傘みたいな器官(雌器托)があるのは雌株なのだそうだ。ちなみに傘の内側の胞子(卵細胞)をまき散らし、付近にある雄株が受け取って受精していくらしい。
ちなみに受精できなくても無性生殖もできる。
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べたっとした姿が嫌われる。どうやら自ら水分を発散するらしく、湿気が増えたところでさらに増えて…と、住みよい環境を自ら作り出すことができるようだ。

もう少し観察していきたい。

皇帝ダリアを植える 

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小田原からもらってきた皇帝ダリアを会社の日当たりのいい場所に植えてもらった。2本あるうち、1本はいまだに芽がでたくらいの大きさだ。

皇帝ダリアの脇にはシュロがあるのだ。
「皇帝ダリアは3メートル以上高くなるからシュロに頭を押さえられちゃうけど」
「いいのよ。その時はシュロの葉をかき分けるか、切るから」
いいのかそれで?
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アシタバも少しずつ育っています。最近寒いから心配していましたが、中央から葉の固まりがまとまってでてきましたよ。

第4回花籠試飲会 春の味覚と日本酒 

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前回秋の第3回試飲会に引き続き、第4回試飲会にも参加してきました。
店主より「記憶を失わないように」と「食べ物の感想もよろしく」とのご指導を受けておりますので、今回は自分を見失わないようしっかりお酒も料理も味わってきました。

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ブリザードから生きることを考えてみる 

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極地研から機関紙“極”が届いていた。

なぜにムーミンかと思ったが、極地研は南極だけでなく北極も研究対象だったんですね。どうも南極のイメージが強くて。

ざっと読んで、オーロラの立体構造は興味深かった。
あと最終ページの南極での自然エネルギーのお話もなるほどと思った。“しらせ”に積載されている荷物のうち6割が基地の燃料だというのだ。そこで太陽パネルや風力発電を活用したり、さらにその電気で水素を生成しようという計画もあるようだ。

あのブリザードが吹きつけるところで風力発電がうまくいくのかなって思った。写真が載っていたが少しゴツイ造りのような気もする。読んでみるとやはり強風が問題のようだ。

逆に太陽発電の効率はいいらしい。夏の3ヶ月は24時間発電でき、さらに低温のために発電効率がすこぶるいいようである。ただ冬季は太陽がまったくないのではあるが。

ブリザードといえば、今回のマンガは昭和基地での遭難モノだ。ソリを固定しに行った福島隊員がブリザードの中で遭難。総出で捜索をするが8日後に捜索終了。調査隊の隊長の言う「観測するのが本分だ」は非常に重い言葉だよな。

他国でもブリザードの中すぐ隣の棟にトイレに行く途中で遭難してしまった人もいるほどの過酷な地。

そういえば“プラネテス”でも、船外活動訓練で誤って落ちてしまった人を助けにいったら不合格になった場面があった。探検というのは実に死と隣り合わせで過酷なのだろう。野口・山崎両宇宙飛行士とかも明るく振舞っているがそういう過酷な訓練をしたはず。常に死と隣り合わせだからこその明るさなのかもしれない。

“面白南極料理人”で、南極観測隊ではそれは豪華な食事が供されているが、死と隣り合わせ、楽しみが少ないことを考えれば仕方ないこと。むしろ物資が少なく、みんなができることを協力し合う社会の大切さを垣間見ることができる。死を意識することで本当に生きていけるのかもしれない。

国立極地研究所:極 2010春号(pdf)
http://www.nipr.ac.jp/publication/PDF/Kyoku-no04.pdf

久しぶりのモツ焼き“吉” 

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先週できなかった飲み会を今日(23日)やろうということで社内で企画が持ち上がる。静観していたら高津の居酒屋に一旦決まったらしいが部長氏の希望で溝ノ口のモツ焼き“吉”に変更された。

マッコリがあったので頼む。焼き肉にはマッコリだよなっていただきましたが、随分と酸っぱくなっていた。乳酸発酵が進んでしまっていますなぁ。もう少し甘いのがよかったのですよぉ。

そしてモツ鍋ウマいんだよなぁって、七輪焼肉だけで終わりかい!

食後、ラーメン派とカラオケ派で協議し、カラオケにハニートーストを食べに行くことで合意(!?)
ピザも食ったっけ。
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さらにカラオケ後の遊戯としてダーツ派とボーリング派で協議し、ダーツに決定。
部長氏はぶっちぎりで勝利の道を進んでいたが、KYな社員が土壇場で逆転トップ。帰り際に部長氏はひとり寂しくドンキに消えていった。もしかしたらダーツセットを買いに行ったのでは…

携帯電話へ移行中 

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Willcomからdocomoへ乗り換え、電話帳データなどをdocomo N-04Aへ移行中。
操作のわかりづらさとかどうにかならないのかと思いつつ、それでも多くの可能性が手に入ったので満足度はそこそこ。

動画が入るかやってみたら、それほど苦にならずにできた。
これなら匝が撮影した過去の作品、特に人気のオナガウジとか入れてみんなにみせることもできるぞ!

写真なんかも入れてみんなと見せっこできそうだ。

※しかしPHSに比べ音声のクリア度が悪いよ。

花籠 桜ますの柚庵焼き 

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しとしと雨降る今日だけどひとり反省会。

桜ますの柚庵焼き
竹の子ときのこの天ぷら
漬け丼

お酒は“雪の茅舎”の山廃純米を熱燗で。
店主によれば、蔵元が熱燗をおすすめしたとのこと。これは生産者はプロですから、試してみるのが一番。冷と比べて鼻に抜ける香りが強く、少し辛め。冷めるほどに丸みが出てくる感じだったかな。

腐女子の説明に苦労しました(おいおい)

今日もおいしゅうございました。


線香花火をつくりたい 

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線香花火は日本人の心だと思う。
今でも花火で遊んだ後の締めは線香花火だと思うのだ。

しかし国産の線香花火は、コスト高による生産量の減少、外国産の流入、技術者の高齢化により衰退の一途をたどっているように見える。

ところで線香花火自体は素人でも比較的簡単に作ることができるらしい。もっともうまくきれいな火花ができるかはノウハウが必要だろう。そんなことでちょいと作ってみることにしました。

まずは材料集めから。
硝石(硝酸カリウム)、硫黄、松煙。ただし松煙は入手できないと思われるので炭と塩化カリウムで代用するみたいだ。

硝石は薬局や試薬会社の判断で購入が可能(一見さんや子どもではまず売ってくれないはず)。

うまく火花を散らすために鉄粉を入れることも。

ま、ぼちぼちやって行こうかと思います。

念のため
火薬類取締法
(製造の許可)
第4条 火薬類の製造は、前条の許可を受けた者(以下「製造業者」という。)でなければ、することができない。但し、理化学上の実験、鳥獣の捕獲若しくは駆除、射的練習又は医療の用に供するため製造する火薬類で、経済産業省令で定める数量以下のものを製造する場合は、この限りでない。
(取扱者の制限)
第二十三条 十八才未満の者は、火薬類の取扱いをしてはならない。
2 何人も、十八才未満の者(中略)に、火薬類の取扱いをさせてはならない。

火薬類取締法施行規則
(無許可製造数量)
第三条  法第四条 但書の規定により許可を受けないで製造することができる火薬類の数量は、左の各号によるものとする。
一  理化学上の実験または医療の用に供するために製造する場合には、信号焔管、信号火せんもしくは煙火またはこれらの原料用火薬もしくは爆薬にあつては一回につき四百グラム以下、その他のものにあつては一回につき爆薬または爆薬換算二百グラム以下

カソクキッズ 

科学技術週間で各地の研究所の一般公開に合わせ、高エネルギー加速器研究機構(KEK)に行ってきた。
そこでもらってきたおみやげ。お子さま向けの素粒子論“カソクキッズ”!
“カソク”とはもちろん“加速”のことだと思うぞ。

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フリーの冊子2冊がお子さま向けに配られていたのでもらってきたわけです。
これがまた、むずかしい…
話を簡単にするため、かなりはしょっている上にドタバタでお子さまを煙に巻いている。
しかたないっすよね。

KEKのサイトでも見ることができます。まだ発行されていない3巻になるであろう連載も見ることができます。
お手にしたい方は郵送にてもらうこともできるようです。さすが宇宙を創る組織はやることがでかい。

高エネルギー加速器研究機構:連載科学マンガ カソクキッズ
http://www.kek.jp/kids/comic/

武蔵野さくら巡りポタ その5:国立天文台から帰路編 

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東京三鷹にある国立天文台。
ここで一番好きな場所はこの“第一赤道儀室”なのです。

前回の続き

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武蔵野さくら巡りポタ その4:星と森と絵本の家 

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そこには座敷わらしが住んでいそうなお家がありました。
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三鷹市にある“星と森と絵本の家”に入るとすぐにベーゴマや剣玉などの懐かしいおもちゃがあり、建物に入ると入場者はひとつ、木のプレートに花を咲かせるのです。

前回からの続きです。

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武蔵野さくら巡りポタ その3:野川編 

世田谷通りのNHK技研を通過。そのまま武蔵野台地から下り仙川を渡る。しばらく走ると野川が現れる。
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野川…、武蔵野台地からの豊かな湧水を集め多摩川に注いでいた。
最近では水量が減少し、湿原へと進む湿性遷移がみられるらしい。

前回はこちら

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地中での電波伝搬 

一般的に地中および水中では電波は伝わらないと認識されている。しかし水中へは長波帯を利用した潜水艦への通信が軍事的に使用されている。また地中においても電波が伝わる周波数が存在し、京都産業大学においては地中内での電磁波を空電技術の応用で受信、地震の震源となると仮定されている方角の推定に用いられている。
 以下、文献からの備忘録とする。

 ○最初の文献

1) 1961年にウイーラ(Wheeler)がJ.Res.NBSに“Radio-wave propagation in the Earth's crust”と題して発表。

 ○電波伝搬の原理

1) 地表層(堆積岩層または風化岩層)では地下水のために電気的には導電性になっている。
2) 地表層の下には岩石層(花崗岩層や玄武岩層)があり、この層が乾燥していれば導電率が低いと期待される。
3) さら岩石層の下にはマントル(上部マントル)があり、高温、高圧のため電気的には導電性となっていると考えられる。
4) 以上の関係から地上での大地・大気層・電離層のように、地下には地表層・岩石層・マントルが存在し、電気導電率の低い
  岩石層において大気層同様に電磁波が伝搬できると考えられる。
5) それゆえに上部マントルを逆電離層とも呼ばれる。

 ○地下での伝搬方式

1) 地表波方式伝搬
地殻表面の導電性領域において水平送信アンテナから放射された電波が一旦地上にでて、地表波として伝搬し再度地表面に近い地中に設置した水平受信アンテナに受信されるもの。水中発信、水中受信のではこの形態になると考えられる。

2) 地殻内伝搬
岩石層に垂直ロッドアンテナを打ち込んで送受信を行う場合で、送受信点が近いと直接波・反射波といった幾何学的な伝搬となる。

3)  2)と同じく垂直ロッドアンテナを打ち込んだ場合で、送受信点が遠い場合、本格的な地殻導波管伝搬となる。導波管の下部は不完全導体のモホ面(モホロビチッチ不連続面)となる。この場合、伝搬路が導電率有限の岩石層であるため、電波の減衰が空気中に比べ遥かに大きく、通信が可能かどうかは地下での雑音に帰着する。

ちなみに地電流が存在するが、地電流の周波数が著しく低いとすれば地中通信での雑音にはならないとされる。

 ○地震予知への応用

1) 能動的地震予知法
2) 地震帯地域に岩石圏通信用送受信アンテナを設置する。
3) 地震発生前に地球内部のエネルギー蓄積により岩石圏の導電率や誘電率が1桁程度変化することが考察される。
4) 以上により、受信波の位相や強度の変化として充分検知されると期待できる。

 

参考:空電-雷の電波ふく射をめぐって-(佐尾和夫 1981 / 成山堂書店)

この記事は、電波観測情報の「地中での電波伝搬について」に記載した文章の転載です。

武蔵野さくら巡りポタ その2:馬事公苑編 

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馬と桜と書いて、桜肉を思い浮かべるようではだめだぞ。
桜めぐりなので、桜咲く馬事公苑へと足を延ばしてみた。

前回からの続きです

246号からサザエさん通りを抜けて桜新町へ。そして用賀方面に向かった後、馬事公苑へと進んだ。この時期、正門は混雑して駐輪できないだろうと裏門に行ったわけだが、自転車は正面へ回れとの張り紙。回ったら意外と空いていた。

正門から入ってすぐの場所に駐輪スペースがあってそこに止めた。馬事公苑の碑も建っている。
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馬事公苑
紀元二千六百年紀元節建立

騎道作興(きどうさっこう)
百錬自得(ひゃくれんじとく)

意味
誠実・まごころを以って騎道を作興(盛んにする・ふるいおこす)すること
百回同じ事を練習して、やっと一つの事を体得する
人が1回練習するのであれば、自分は100回練習せよ
人が10回練習するのであれば、自分は1000回練習せよ
馬事公苑HPより

公苑が公園でないのは、公園の園は植物がある庭のことで、公苑の苑は動物のいる庭のことなのだそうだ。では動物園は?

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武蔵野さくら巡りポタ その1:呑川編 

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さくらめぐりのポタリングも今年で3年。今回もさくら三昧の画像をお楽しみください。



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鳩の行水 



2010年4月10日ポタリング中に、武蔵小杉付近にある二ヶ領用水から渋川に水を入れる水門付近で鳩たちが水浴びをしていた。ちょっとおもしろかったので録画してみた。

この日は春にしては少し暖かい日だったが、鳩たちの場合、暑いからというより寄生虫対策かもしれない。なにせ、鳥類はもともと体温が高いのだ。

スズメもそうだが、結構、きれい好きなんだよな。

※ちょっとカメラのモータ音がノイズとして記録されている気がする。これは買い替え時かも(ワクワク)

ハチも旅立ち 

南武線武蔵溝ノ口駅の川崎側の踏切に張り紙がありました。
その横の警報機のは、なんとハチのかたまりがっ!
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張り紙には…



お願い
これは、ハチの分蜂です。新しい住み家をさがすまで、中でひと休みしています。
2日位でなくなります。物をなげたりして、しげきしないで見守ってください。
高津区役所 衛生課
Tel ***-***-****



と書いてあった。
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“分蜂(ぶんぽう)”とは、ミツバチの巣に新しい女王蜂が誕生する際に、今の女王蜂がお付きのハチを連れて新天地を探しに旅立つことだそうだ。生まれたばかりの女王蜂に安住の巣を譲り、自らは苦難の旅に出るなんてすばらしい。こうやってハチは巣を増やす=生息域と数を増やしていくらしい。

春はミツバチも引っ越しシーズンということかな。

分蜂中のハチは新天地を探すことに熱中しているためか、攻撃的ではないようです。いじめたりしない限り安全なようです。巣を作っているわけではなく、一休みしているので数日でいなくなるということで、高津区も駆除せずに張り紙を貼ったのでしょう。習性を知っていれば恐れることはないし、無駄な殺生もしないですむ。

でも知らないとミツバチが塊になっててびっくりしますけどね。
この真ん中に女王蜂がいるのかな。養蜂する場合、この分蜂ごと網で取って巣箱に移すみたいです。


アシタバ発見! 

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女性社員から「明日葉が育っている」との報を受け、昼休みに確認しに行った。なんと2株。
昨年、伊豆大島のお土産に買ってきたアシタバの種を蒔いて、ようやく今年育ってくれました。ここまで育つまでまったく気付かなかったのです。アシタバの天ぷら、おいしいですよね。早く大きくならないかなぁ。
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そういえばこれまた昨年、係長氏が市貝の土産に買ってきたシバサクラがいつのまにか花をつけていました。
もっといっぱいあったはずですが、まばらになってしまいましたね。
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小田原からもらってきた皇帝ダリア。まだ植え換えしていません。それでも手のひらを太陽に広げる感じで…。
タラノメじゃないですよ。
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ベランダビオトープを少しアオミドロやアナカリスを除去したところ、アサザが勢力を伸ばしてきました。
いろんなものがでてくる春の昼時。

久しぶりのシマドジョウ 

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アカヒレ水槽にいるシマドジョウ。
水槽立ち上げ後しばらくしてお店からお連れした。大抵、底砂に潜っているか、頭だけ出している。今日はめずらしく外に出ているのだが、いつもは物音すれば慌てて水槽内を暴れまわりお隠れになる。どうにか写真に収まってくれた。

一時やたらと肥えていた時期があり、何を食っているのかと思ったらアカヒレの卵を食っていたようだ。その証拠に生き残った1匹だけが後日発見される。少し痩せたかな。

この水槽にはミナミヌマエビとか、石巻貝とか、どこからかついてきたヤゴ、ヒラマキガイなど多くの生き物がいたが絶えてしまった。ヌマエビはともかく、ヒラマキガイが絶滅したのはなぜだ?

かなまらさま 

4月の第一日曜日。川崎大師駅近くの若宮八幡宮内にある金山神社の例祭“かなまら祭”の日。今年は4月4日。ギリギリで思い出し、時間をやりくりして川崎大師へ。

ローカル大師線は外人率も高く立つ人も多い。14時に到着するも神輿は終了してしまった模様。残念。
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信号を渡りすぐ桜咲く公園のようなところ…、というより人ごみの場所こそ金山神社(若宮八幡)である。

桜満開の中、大入り大賑わい。幟には松茸…だよね。
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見よ、この人の多さを。数年前に来た時はもっと人がまばらで外人(多くは厚木方面とか横須賀方面とかからですが)ばかりでしたが、日本人もたくさん。彼らは花見もせずに何をこんな狭いエリアでひしめき合っているのでしょうか。
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いつもの風景。
http://eniguma.blog85.fc2.com/blog-entry-1444.html

[この後、一部不快を感じる方もいらっしゃるでしょうが神事ですのでよろしく]
 ↓↓↓

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皇帝ダリアがやってきた 

小田原の会社から皇帝ダリアの苗をふたついただいた。いずれも新地の会社に植えるのだ。
ひとつは30センチくらい、もうひとつは頭を出した程度。
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皇帝というからには威風堂々なのだろうと思うだろう。実は別名、木立ダリアといい、実に3~5メートルくらいの高さまで成長しててっぺんに花をバラバラとつけます。土のあるところに植えても会社の屋根まで到達しそう。実際に小田原では2階のベランダで鑑賞するのがほどよい高さだった。

調べて知ったのだが、花が咲くのは陽が短くなる頃の11月上旬。長いなぁ。

さていろいろ育て方を調べて、花をつけるまでがんばっていきましょう。

桃と飛行船 

世は桜が満開でお花見に行っている人も多いであろう。ここ綱島も綱島台とか桜を楽しむところがいくつかある。

が、綱島と言えば“桃”なのだ。
すでに桃畑は一面に桃色の花が咲いている。撮影した今日が曇天なのが非常に残念。
明治頃には横浜でも桃の名所として知られていて、人知れず碑が建てられていることを知っている人も少なかろう。

しばらくすると販売がはじまるので楽しみにする。
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今日は秋葉原に買い出しに行った。空には飛行船が飛んでいたよ。
何やらいいことが起こるといいな。
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ライポンと飛べないはずのハチ 

“ライポン”という昆虫をご存知であろうか。

匝が目黒区洗足に住んでいた小学生低学年であった頃、網を持って近所の団地を駆け巡っていた。この団地にはネズミモチの木があって、白い花をたくさん咲かせる頃、ミツバチに交じってライポンという蜂に似た昆虫がやってくる。

このライポン、毛深いミツバチのような姿をしていて針を持たない。子どもたちはこぞってライポンを網で追い、素手で取り出す。ある程度うまい子だと素手のまま捕まえる。

手をグーにした中でライポンがモゾモゾそして羽をブーンとさせるのがくすぐったくて、楽しかった。手は花粉だらけで花の香りがしたものだ。

間違ってミツバチ捕まえて刺されちゃったこともあったっけ。

川崎に引っ越してからライポンという昆虫と会うことはなくなった。正しくはそれ以降、ライポンに会っていない。さらに川崎では“ライポン”という言葉が通じないのだった。
これはショックだったなぁ。あれは何だったのだろう?

高校に進学しても誰も知らなかった。
ただ、航空力学上飛べない蜂がいるという新しいネタは仕入れることができた。あれは国語の教科書にあったのか、雑談だったのか、これも今では記憶にない。人智の限界の話だったか、がんばればどうにかなるという話だったか…。

その後インターネットが普及し、数年前に“ライポン”を思い出して検索したら…、あった!

ライポン…コマルハナバチのオスということだそうだ。
今思えば、なぜ“ライポン”という名前なのかよくわからない。ネットでも黄色い毛むくじゃら加減がライオンに似ていたからかって書いてあった。
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さてメスの方はオスとは違い、丸々と大きな黒いハチで針がある。子どもの頃、クマンバチと見誤っていたかもしれない。
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マルハナバチは身体の大きさの割に羽が小さく、先に言った航空力学上、飛ぶことができない蜂である。もっとも今ではある程度解明されて既存の航空力学ではなく、空気の粘性と乱流を扱った流体力学であったようだ。これほど小さな世界だと空気の粘性が大きく効いてくるらしい。

マルハナバチが飛行するための3つの力

1)失速おくれ
2)回転循環
3)後流捕獲

それぞれはリンクを追ってみてほしい。

もうすぐネズミモチが咲く頃。目を閉じて花の香りを嗅ぐとライポンを追っていた幼少の日々に戻れそうです。

もしかしたら網持って行くかもね。

【参考】
飛べないといわれた昆虫のロボット・ショック
http://www.s-graphics.co.jp/tankentai/news/roboticfly.htm

奇跡のショウジョウバエ
http://movie.geocities.jp/tom_kasa55/column198.html

昆虫記 ライポン
http://www18.ocn.ne.jp/~bell103/kontyuraipon.html

刺さないハチ!? ライポンの謎を追う!
http://news.ameba.jp/cobs/2009/07/41719.html

線香花火で唸る 

今売られている線香花火のほとんどが中国製だそうだ。
国産線香花火は製造費が高いことと、作る人たちの高齢化で風前の灯。まさに線香花火のような業界となってしまった。

はじめて知ったのだが、線香花火は関東と関西では違うというのだ。

匝が知っている線香花火は、カラフルな紙縒りの先に火薬が入ったモノ。これは「ながて」と呼ばれる種類で関東のモノ。
関西の線香花火は、藁の先に黒色火薬がむき出しになっていてマッチのようなモノだ。これを「すぼて」という。

線香花火の名前が、なぜ“線香”なのかというと、もともとは火鉢などに立てていたからだそうだ。つまり関西の“すぼて”が線香花火の原型だと考えられている。
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遊び方も違い、関東の「ながて」は下向きで(下向き45度の傾きがいいらしい)、関西の「すぼて」は上向きで(上向き45度の傾きがいいらしい)遊ぶのだ。
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線香花火は火玉がいのち。この玉が落ちてしまうとシュンとなる。
この火玉があれば、線香花火の起承転結が楽しめるというもの。

起=火がつき火玉が大きくなり“牡丹”と呼ばれる
承=“松葉”と呼ばれ、火花が激しい
転=ひとつひとつ火花が大きく流れるようで“柳”と呼ばれる
結=哀愁漂う最後の火花で“ちり菊”と呼ぶ

線香花火は火薬の量も少ないため、許可なく自前で作ることが可能。自由研究の課題のひとつに考えてもいいかも。それでも火薬を使うので細心の注意は必要だよ。

自由が丘の夜 

自由が丘駅裏手、九品仏川緑道。
自由が丘らしく品のいいお店が多く、この花屋さんもいい雰囲気ですね。
店の前で女性が夜桜を写真に収めています。
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真似して匝も桜の木を見上げて写真を撮ってみました。
うーん、提灯がわずかに自由が丘の雰囲気と違う気がします。
これから自由が丘の夜でも写真に撮りまくろうかなぁ(うふふ)。
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振り返ると何やら変な機械が。
ペットボトル回収機。機械はまだ稼働していませんが張り紙が貼ってある。

“自由が丘森林計画
 エコポイント対応
 ペットボトル自動回収機”
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“自由が丘森林計画”…、なんか気になりますね。

今年初めてのチョウ 

今日の昼は少し風が強かったのですが、ポカポカでした。
ビオトープのアカヒレやメダカも元気に泳いでいたところに、一頭のチョウがやってきた。

一瞬モンシロチョウかと思ったが、なんとなくシジミチョウに似ている。しかしシジミチョウにしてはでかい。いったいこいつは何者なのか…
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調べたところ“ウラギンシジミ”というチョウで、厳密にはシジミチョウの仲間ではないようである。同定に時間がかかったが、表側の模様がはっきりしないため悩んだ。この春、最初に出会ったのはウラギンシジミのメスということだ。オスの表側はメスの白いところが橙色をしている。
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ウラギンシジミは成虫のまま越冬するらしい。目立ちそうであまり目立たないのだそうだ。名前の由来である裏面の白色(銀色)は、とても美しい白銀ってやつかな。

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