スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ムカデとヤスデ 

ムカデとヤスデ。あの足がいっぱい並んでウネウネ歩いている生物。

centipede=センチピード 百の足 =ムカデ
Millipede=ミリピード 千の足 =ヤスデ
 
ムカデは「百足」と書きます。漢字は中国からの輸入ですが、日本語由来では「ももがて(百手)」や「むかで(六十手)」説などいくつかあるようです。

ちなみにムカデは虫を掴まえて食べ、そのため毒を持っています。そっときてガブリとやられることもあるので気をつけないと。

ヤスデは「馬陸」となぜか書きます。やはり中国由来の漢字ですが、日本語由来では「やそで(八十手)」説が有力なのだとか。

こちらは枯れ葉や菌類たまに死肉を食べるひっそりとした生物ですが、身を守るために毒ガス(!)を発することがあるそうです。基本的に勝手にやってきて噛むことはないよう。

さて英名ではヤスデの方が足が多いのはなぜか?
英名由来はわかりませんが、ムカデは身体の一つの節から1対の脚があるのに、ヤスデは一つの節から2対の脚があるのでそういう点で脚が多いために10倍になっているのかも。

ところでクモはカッコよくイラストや装飾につかわれるけれど、ムカデたちが絵になることはなさそうですね。
それでもヤスデを飼育する人もいて…ひゃー!!

スポンサーサイト

1968年海底ハウス 

26日、船の科学館に立ち寄って宗谷を外から眺め館内を通り抜けたところで白い潜水艇のようなものを発見。
早速近付いてみた。

中央は球体で両端から円筒部分が飛び出ている。これは海中ハウスなのだそうだ。名前は「歩号一世」と書いてあった。
100927a.jpg
説明板によると


海底ハウス歩号I世 民間による世界最初の海底ハウス
この海底ハウスは、世界で初めて民間人の手によって作られた海底居住区です。
海底技術研究所の若手技術陣に、日本船舶振興会(笹川良一会長)が援助の手をさしのべ、昭和43年完成しました。
静岡県沼津市内浦の沖合、水深8mに設置され、3年3ヶ月にわたり居住実験が行われ、昭和45年12月には、当時71歳の高齢にもかかわらず、笹川会長自ら「海底村」を訪問、その快挙を記念して、「海底村」初代名所村長に任命されました。

100927b.jpg
なるほど。とりあえず窓からのぞき見ることにしよう。
って!電話をしているのは笹川さん!!
100927c.jpg
いやぁ、まさか中に3人も人がいてテレビまで映っているとは思いませんでした(苦笑)
海底ハウスの中は1968年の時代で止まっているかのようです。

さて、内部図をみると中央の球体の底から出入りするようです。すなわち8m程度潜らないと家に帰宅できない。左側は居住区ですが、右はトイレとシャワーのほか高圧部という場所がありますが役割がわかりません。水の進水防止なのかなぁ。

20世紀、将来海底都市ができるということでしたが、まったくできる気配はありませんね。
この海底ハウス、現代の科学をもってすればそれなりの設備はできると思うのですが。
IH調理器や電子レンジもあるので火は使わない。空調はつけたい。とか、だって宇宙に居住スペースがあるんですから。
100927d.jpg
ところで船の科学館敷地内は笹川会長(元会長だけれど)があちこちにいたのですが、この笹川さんだけは顔色悪くていかがなものかな。
100927e.jpg 100927f.jpg
まだまだ続く海底村。個人的に海底モノレールいいなぁ。

海底村プロジェクト:公式サイト


浜松町駅の小便小僧 

知る人ぞ知る、浜松町駅山手線外回り兼京浜東北線南行ホーム品川寄りにひっそりと小便をする小便小僧。
まずホームにあること自体不思議である上に、結構元気のいい小便なのである。
100926a.jpg
以前より気になってはいたがわざわざ用もなく浜松町駅のそれもホームの端まで行くことはなかったが、本日意を決して行ってきた。

京浜東北線2本待つ間に3人くらいが見に来たり写真に撮ったりと…意外と人気があるのだな。

さてこの小便小僧、もっとも気になるのはいつも何かしら着ているのだ。本日はお祭り仕様。カワイイ団扇を背に気持ち良く小便中。
100926b.jpg
由来はというと足元に碑があった。

「この像は昭和二十七年十月十四日鉄道開通八十周年を記念し、歯科小林 光院長より寄贈されたもので、平和と愛のシンボルとして、色々の儀式行事等には大礼服や様々の衣装を全国に人々や小便小僧友の会から送られて、広く愛されております」

そうだったのかぁ。

デリポタにもこの小便小僧の記事があって、服を着るきっかけが書いてあった。

『服を着るきっかけになったのは、寒い冬のある日に、ひとりの少女が手作りの帽子をかぶせてくれたのがきっかけ。』

あぁ、冬のホームは寒いしなぁ。それに素っ裸だし。
そういえば江ノ電江ノ島駅前にある車止めの小鳥のオブジェにも衣装を着せている方がいらしたが、こういうの見ると少しホッとしますね。

たまに身ぐるみ剥いで衣装を持ち去る人もいるようで、そういうことはやめてください。

本家ブリュッセルの小便小僧の名前は「ジュリアン」。なぜまた小便をしているかというと、昔ブリュッセルの城壁を爆破しようと敵が爆弾を仕掛けて導火線に火をつけたところ、ジュリアン君が咄嗟に小便を掛けて消化し町を救ったのが由来なのだそうだ。

あぁ、宇宙服とかJAXAやJAMSTECの作業着を着せてやりたい(笑)

デイリーポータルZ:JR浜松町駅の小便小僧の謎

港区社会福祉協議会:JR浜松町駅 小便小僧ギャラリー

サイクリングジャパン 秋 

100924.jpg
サイクリング協会から機関紙が届いていた。
あまりの暑さにすっかり自転車から遠のいていたが、そろそろ乗りまわさないと自転車(MV2)が泣いてしまいます。

特集は秋を走る水郷筑波国定公園。
筑波山北側の岩瀬からつくばりんりんロード(自転車道)を通り土浦へ。さらに霞ヶ浦自転車道を走って潮来へ抜けるルート。全行程約87kmで1泊2日の旅。

つくばりんりんロードは筑波鉄道の廃線跡を自転車道にしたため自動車の乗り入れもなく気持ちよく走れそう。

あとニューヨークの自転車事情もなかなか。

さぁ、自転車の秋ですよ。

綱島桃ビール 

100919a.jpg
綱島は住宅地にあって桃の産地。かつては「東の神奈川、西の岡山」とまで言われた桃の名産地でもあったそうだ。今は何もない入口もわかりにくい神明社址には“桃雲台”という碑があって、かつては桃畑を望むことのできな名残である。

今では綱島温泉の裏手にひっそりと畑があるだけとなった。ここの桃は実ると即売される。品種は“日月桃”と呼ばれ、いわゆる白桃だ。

さて、横浜の地ビールこと横浜ビールさんがここの桃を使ったフルーツビールを醸造したのは数年前。匝も足かけ3年目にして購入できました。今回はツイッターの書き込みを読んで時期を逸しなかった。
100919b.jpg
微炭酸にしてほのかな桃の香り。色はピーチ系ジュースにありがちな濁りのある色。
アルコール度数5.5%の割にアルコールはあまり感じず、まろやかでフルーティーな甘さがある。
甘みには蜂蜜が結構効いているかもしれない。材料欄をみると桃はわずかにしか入っていないようではあるが、これだけの風味が出されば十分。

桃の果汁を後から添加したわけでなく、たしか一緒に発酵させたんじゃなかったかな?どうだったろう?

鏡の国の円高 

とある大手家電量販店で行われている円高還元セールを物色中のなんだろう君を何やら悩んでいる匝がみつけました。



やぁ、なんだろう君。久しぶりだね。ずいぶんと羽振りのいい買い物しているね。

なんだろう君
これは匝さんじゃないですか。あいかわらずしけた格好ですね。


それは失礼だろう。ところで何を買っているんだい?

なんだろう君
今、円高で海外製のものが安くなっていると聞いたので買いに来たんですよ。あるものなんか円高還元セールしていて円高万歳です。


おやおや、それはよかったね。それが自分の首を絞めるとも知らないで。

なんだろう君
なんですか、その思わせぶりなセリフ。まるで円高が問題みたいな言い方ですね。


君は円高のメリットをどう考えているんだい?

なんだろう君
そりゃ、輸入品が安く手に入りますから不必要なほど高機能で高額な日本製よりも、もともと使う機能しかないが高かった海外製のものが円高でどんどん安くなることはいいことです。


円高メリット以外のことまで言ってない?ま、いいか。
じゃ、円高のデメリットは?

なんだろう君
日本製品が海外に売れなくなるっていいますね。


ずいぶんと簡単に言うね。それがどれほど大変なことかわかっている?

なんだろう君
そうはいっても日本は海外から材料を輸入し加工して輸出するわけでしょう。円高ってことは輸入する材料も安くなっているわけですから問題がないと思います。


あうちッ!君の思慮のなさには呆れるね。そもそも君はモノづくりの会社に勤務しているんだろう?
ここで円高の恐ろしさを教えてあげよう。

続きを読む

「ぞうれっしゃがやってきた」 

ぞうれっしゃがやってきた (絵本ノンフィクション 23)
ぞうれっしゃがやってきた (絵本ノンフィクション 23)小出 隆司 箕田 源二郎


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

『長かったせんそうは、やっとおわりました。』

以前、上野動物園で実際にあった「かわいそうなぞう」について書いた。
今度も実際にあった名古屋の東山動物園の話。

東山動物園にはもともと1頭の象がいたそうですが、戦争の足音が聞こえてくる頃、木下サーカスも戦争を心配して4頭の象を動物園に譲渡した。その象の物語。

戦後、日本中の動物園から大きな動物は姿を消し、日本で象を飼育していた3つの動物園のうち東山動物園の2頭だけ生き残った。

この象を東京でもみたい。
東京の子どもたちが名古屋まで園長に請願しにきた。そして貸すことはできないが、子どもたちが名古屋に来たらいい。そういうことで臨時の列車が仕立てられたのが象列車だ。

ここまでの道のりは長かった。

上野動物園同様、日本中の動物園で動物たちが殺されていった。
東山動物園でも軍の要請を断りきれず一部の猛獣を処分。それでもライオンの数頭は満州の動物園で引き取ってもらうなど、園長はじめ動物園側の動物を処分させないという努力は必死に行われていた。

絵本には書かれていないが、戦火が激しくなると軍だけでなく市民からも処分の声が上がったらしい。絵本の中では動物園を守る警護の人(警防団か)たちが園長に迫り、

「人間がだいじか、動物がだいじか、どちらだ、ひこくみんめ!!」

という下りがあるが、恐らくは世論の一致した意見だったのだろう。この時点で軍が動物たちを殺しただけでなく市民も一緒になって殺したことにならないだろうか。警護の人たちは、逃げ出した猛獣から市民を守るために配されていたのではないかと想像する。

しかし同情してくれた人たちもいた。
動物園は軍の管理下になり軍馬がやってきた。軍馬には当然餌があり、いつしか置場が象舎の通路に積まれるようになった。飼育係は象の餌に難渋していたのでこっそりこれを盗んで象の餌としていた。

わざわざ象舎に軍馬の餌を積んだのは軍の獣医による指示であり、飼育員が盗むのを兵も見て見ぬふりをしたという。またわざと餌を忘れたままにしたこともあったという。

苦しめられていた軍の中に理解者がいたことは飼育員が知ることはなかったが、見えないところで支えてくれた人たちがいたのは事実だったようだ。

こうして終戦を迎え、象を東京へという話になったわけだ。
廃墟で娯楽もなかった時代、象がどれほど子どもたちを楽しませたことだろうか。今を振り返るとどうだろう。

この象列車も容易に運行できたわけではなかった。
もともと象を東京へ貸すという話だったが、象は群れで生活するため1頭ずつにすると暴れてしまい到底貨車に1頭ずつ乗せることができなかった。また当時はGHQによる統治下。国鉄がおいそれと臨時列車など走らせない時代。国鉄職員の度重なる請願で許可が下りた。

戦争中、大人たちは「動物たちを殺せ」と言い続けた。生かしておくことは非国民だった。調べると動物園の猛獣だけでなく、家で飼っている犬や猫まで殺されたらしい。お国のために鉄などと同じく供出したというのだ。供出しなければ非国民。

目の前で撲殺された例もあった。皮を剥がれて毛皮にされ、肉は食用か肥料にされた。
人間の食料も少ない中で犬や猫の餌があるのか。犬は野犬化しさらに狂犬病の薬もなくなって危険だ。

ここでもう一度考えてみる。
本当に大人たちも動物たちを殺せと思っていたのか。本当は、心の中ではそうは思っていなかったのではないか。家族同様に暮らしていた犬や猫まで殺されるとは思っていなかったのか。それとも殺されたからこそ動物園の動物も殺せと言ったのか。

誰も止めようとしなかったし止められなかった。一部の思い込みの「正義」のために。
どうすればよかったのか。匝には答えが出ない。
あえて言えることは、戦争を始めなければよかった。または引き際を誤らなければよかった。ということだろうか。


国家の偉大さや道徳的な進化の度合いはその国が動物をどのように扱っているかで判断できる
(マハトマ・ガンジー)

東山動植物園:2. 開園、そして戦争

旭山動物園:もう一度ゾウを飼って!

戦時中の動物園:名古屋市東山動物園/猛獣処分の流れ

戦時中の動物園:軍需省通達「犬(猫)の献納運動」

PJニュース:62年前の悪夢…国家による犬猫の大虐殺

帝國ノ犬達:犬の昭和史(戦中)

「ちきゅう」による熱水海底下生命圏掘削 

海洋開発研究機構(JAMSTEC)は海洋掘削船「ちきゅう」を沖縄トラフに派遣して、熱水噴出孔あたりを掘削させています。

この掘削は国際的な研究で目的は「熱水海底下の生命圏の解明」なのだ。

今回の研究の首席研究者である高井研先生はとてもユニークな人で、また一般の人からみてとんでもないことを考えている。いや、世界の研究者も考えていることであろうが。

それは生命の素は宇宙から来て海底の熱水で育まれたのではないか、という仮説である。

もともと地球に飛来する隕石を調べると生命の素となるアミノ酸が含まれていることがわかっている。

その前に説明するが、アミノ酸という分子はそれぞれ同じ原子でできていて同じ形をしていながら左向きと右向きと鏡像のようになって、同じアミノ酸でも2種類ある。人工的に生成するとひとつのアミノ酸の中に左右違うだけのアミノ酸2種類が同時にできてしまうのだ。

地球の生命はアミノ酸を素に作られているが、なぜか左向きのものしかない。右向きのアミノ酸を食べても身につかない。

先に言った隕石に含まれるアミノ酸もなぜか左向きのものが多い。そこで天文に関わる人たちはこう考えた「生命は宇宙から飛来したのかも」と。

さて生物学者たちは、1953年に行われた原始大気と雷を模した実験でアミノ酸が生成されたこともあって、原始海洋は生命のスープと考えていたと思う。残念ながら現在ではその後の研究で原始大気成分が実験が行われた時の想定と変わってしまったが、それでも海は生命の起源と考える人も多いだろう。

高井先生だけではないだろうがその持論は、生命は隕石によってアミノ酸が宇宙から飛来し、海洋に溶けて対流で運ばれ海底下の熱水で濃縮されるとともに熱のエネルギーで生命が誕生したのかも、というものだ。

この活動は今でも続いているはず。その仮説を確認するためには海底下に流れる熱水のある地点まで掘らなければならない。今までは深海探査艇はあったが海底表面を削るだけだ。

しかし現在の日本にはサイエンス目的の海洋掘削船「ちきゅう」があり、これを利用して海底下熱水地域を目指す。「ちきゅう」は海上から千数百メートルの海底まで掘削パイプを降ろし海底からさらにマントル(!)まで掘り進めることができる。今回は海底下200メートルくらいまで掘るらしい。

ま、長々書いてもしょうがないのであとは高井先生自らの説明を聞いてみましょう。

「バクテリア牧場」の例えに笑ってしまった。



あとは専門チャンネルで!

JAMSTEC:海底熱水噴出孔直下、暗黒の生命圏を直接証明せよ!

JAMSTEC:沖縄トラフ熱水活動生き掘削航海

「かわいそうなぞう」 

かわいそうなぞう (おはなしノンフィクション絵本)
かわいそうなぞう (おはなしノンフィクション絵本)土家 由岐雄 武部 本一郎

おすすめ平均
stars上野の実話として、日本の「必須本」のひとつ
stars悲劇は受ける
stars私のベストオブ泣ける絵本です(T_T)
stars「戦争は悲しい」だけ?
stars原作ですよね?

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

上野動物園のぞう舎の道をはさんだ向かい側に動物のお墓がある。
動物園で亡くなった動物たちのお墓だが、ここには戦争で殺された動物たちも眠っている。

空襲で猛獣たちが動物園の外に逃げ出して人々を襲うことのないよう、ライオンやトラをはじめ多くの動物を毒殺または射殺して行った。

しかし象は毒入りの餌を食べずに捨て、毒殺用の注射はその厚い皮によって針は曲がり、やむなく餓死させることになった。

大きいだけに何日も生きていたが、骨と皮だけになった最後の力を振り絞り、仲の良い2頭の象は元気な頃に行っていた曲芸をよろめき支え合いながら飼育員の前で披露。そして力尽きて倒れてしまう。

象にとって餌がもらえない理由は理解できなかったろう。人間でさえ、なぜ戦争が起きてしまったか、まして子供には理解できなかっただろう。大人の、大衆の一時的な感情や一部の戦争をしたかった人々たちの犠牲者である。

後日紹介するが、実は象たちは死ぬ必要はなかった。それは名古屋の動物園では象は終戦まで生き残ったのだ。これには園長はじめ動物園飼育員の努力や一部、軍の協力があってこそだったとはいえ、上野とは違い過ぎる。

今からいろいろ当時のことを調べると、新しい都知事(戦争中に東京府と東京市が一体となって東京都設立)が独断で殺すことを決定し、警視庁でさえ相談なく命令した都知事に不快感を示していたそうだ。つまり殺す必要のなかった動物を行政長の独断で決定・命令し、それが日本中の動物園で同じ悲劇を繰り返すことになってしまったそうである。

この絵本ではそんなに詳しく書かれていない。こども向けであるのですべてが「ひらがな」だったし、なぜ戦争が起こったかなども書かれていない。

「なぜ?」

そんな疑問は読み終わった後、大人たちが答えてあげればよいだけだろう。こどもにはなぜだか理解できないはずだ。こどもに答えをやさしく語ってあげられる大人になりたいものである。

「はやぶさ」 反射するターゲットマーカー 

「はやぶさ」に搭載されたターゲットマーカ。

これは「はやぶさ」が小惑星イトカワでサンプル採取する際、降下の目印として先にイトカワへ落としておくものだ。ターゲットマーカは3つあり、うちひとつに88万人の名前が刻まれたプレートが入っていてイトカワにおいてくることになる。

例えれば88万人が「はやぶさ」をイトカワ表面から導いてくれたわけだ。

さてターゲットマーカがどうやって「はやぶさ」を導くかというと、輝くことでイトカワの位置を教えてくれる。ただターゲットマーカ自体は光ることはできない。どうしたか。

「はやぶさ」がイトカワにフラッシュし、ターゲットマーカがその光を反射するのを「はやぶさ」がカメラでみて自動的に姿勢を制御しながら降下したのだ。

相模原の宇宙研(JAXA/ISAS)にある「はやぶさ」実物大模型にはやはりターゲットマーカが3つ搭載されていて、表面は同じく反射シートで覆われている。
100912f.jpg
相模原の宇宙研(JAXA/ISAS)にある「はやぶさ」実物大模型にはやはりターゲットマーカが3つ搭載されていて、表面は同じく反射シートで覆われている。

この展示されているターゲットマーカにフラッシュを焚いて撮影すると、フラッシュの光を反射させて輝くのがわかるだろう。この日は「みちびき」の夜間打ち上げで宇宙研に行ったため展示室も暗く、より輝いた写真になったようだ。
100912g.jpg
この反射シートは結構薄いモノのように見える。原理的には道路標識表面をみるとガラスビーズのようなものがあるが、それと同じ再帰性反射というしかけで反射しているのは資料からみて間違いない。
100912h.jpg
再帰性反射とは照らす光源に向かって反射することで、鏡だと正反射といって光源からきた光は入射方向と同じ角度で反対側に反射していく。再帰性反射は道路工事に人たちの作業着や道路標識などでみることができる。

再帰性反射の特徴では光源にいる人からはよく見えるけれど、光源から離れていると反射シートが光って見える事がないことだ。

今ではビーズ式のほかプリズム式というのもあるらしい。

レフライト株式会社:再帰性反射説明
住友スリーエム:再帰性反射で視認性向上

ところでターゲットマーカは微小重力のイトカワに落下させても容易に反発してどこかへ跳んでいかないよう「おてだま」構造をしている。そしてお手玉の中の粒を覆うとても薄いアルミ球を作ったのは東京下町の町工場「清水機械」というところだそうだ。

なんでも大手メーカーでも断られたアルミの深絞りをやりとげたそうで、日本のモノづくりが中小零細企業が支えている一つの事例になると思う。

下町探検隊:有限会社清水機械

ISASメールマガジン:第074号「はやぶさ」開発奮闘記(ターゲットマーカ篇)

「みちびきさん」パブリックビューイング(動画追加) 

9月11日、H-IIAロケット18号機で打ち上げられる「みちびき」を、JAXAのパブリックビューイングで見てみようと相模原の宇宙研に行ってきた。今回は夜間打ち上げ。時刻は20時17分。

かなり暗い道を宇宙研へと進み、守衛所で手続きして管理棟に入ると既に立ち見。東京のJAXAiでは入場制限が行われたとかなんとか。19時30分くらいについたのに、この人たちはいつからいるんだ?
100912a.jpg 100912d.jpg
展示室のお絵描きコーナーのあたりがメインだったので狭い。テレビにはJAXA放送の映像が映っていたけれど、テレビ前では宇宙教育テレビが進行中。もっとも場内にスピーカらしきものはなく、声はよく聞き取れなかったのは激しく残念。
100912b.jpg
スタジオの後ろ鎮座するのは「はやぶさ」実寸大模型。「はやぶさ」も見守る中、「みちびき」の打ち上げが行われ、全員パチパチパチの拍手。
100912c.jpg
ロケットが高く上がり、補助ロケット(SRB-A)が切り離されてメインエンジンだけでさらに上がっていく映像のところで解説。

「メインエンジンの炎の色が青っぽくなっていますが、これは液体燃料、つまり酸素と水素だけが燃えているからです」
「固体ロケットだと炎は橙色です」
みたいなことを言っていた。

固体ロケットは炭素などが含まれるためにロウソクのような橙色をするのだが、アルコールランプが青っぽい色なのと似ていて、炭素(アルコール分子には含まれるが)など不純物を含んでいないとそのものの燃焼の色になるってことだな。

フェアリング分離から「みちびき」分離までちゃんとみて拍手してきました。みんなで一緒に打ち上げ見るのも楽しいものだ。


ところで二子新地の和食屋さん「花籠」のご主人に「みちびきさんを作って応援しよう」ってキャンペーンやってるよ、と話したら、なんと賄いで「みちびきさん」をJAXAに投稿してました。これ、サバ棒寿司だよ、旨いんだよ。「みちびきさん棒寿司」は注文しても作ってくれないって言われたよ(苦笑)

花籠(二子新地)さんの「みちびきさん」
JAXA:みちびきさんを作って打ち上げを応援しよう!! 花籠@二子新地さん
花籠ブログ:みちびきさん

みちびき特設サイト

手作り霧箱 ミニ飛行機雲 

9月5日に筑波にある高エネルギー加速器研究機構の一般公開に行ってきた。
この研究所では何をやっているのか...そういうむずかしいことはさておき、子ども向けにいくつかの工作があった。ラジオとか万華鏡とか。霧箱は先着順だったので参加してきた。

「10分でつくる霧箱」っていうのがいいね。
100911a.jpg
呼ばれるとすぐに渡されるのが「霧箱セット」だ。中には...
透明タッパー、発泡スチロール板(穴ありと穴なしの2枚)、黒シール、スポンジテープ、針金、ゴム栓、マントル(ランタンの芯)
が入っていた。
100911b.jpg 100911d.jpg
透明タッパーの底の内側にスポンジテープを貼っていく。コツはテープを全部はがさずに底で丸め、少しずつテープをはがしていくのだそうだ。もっとも研究員は不器用なのでうまく貼れず。これはこれで美的な問題だけで、実験上特に問題はないとのこと。

続いてタッパーのフタの裏に丸く切った黒シールを貼ります。これは霧が見えやすくするため。
100911c.jpg 100911e.jpg
次に発泡スチロール2枚を重ね、縁にビニールテープを貼ります。
ゴム栓の半分くらいの深さまでに針金を差します。ランタンのマントルから糸屑を少し引っ張りぬいて、針金の先に巻きつけます。あらかじめ透明タッパーの側面には穴があけてあるので、穴から糸屑がタッパーの中心になるよう針金を入れていき根元のゴム栓でふたをするように穴にねじ込みます。

そしてスポンジにたっぷりとアルコールを染み込ませ、しっかりとフタをすれば出来上がり。
これを発泡スチロールに開いている丸穴にたっぷりドライアイスの粉を詰めてもらい、透明タッパーを逆さにしてドライアイスの上にのせてしばらく待つ。

暗所で懐中電灯の光を横から照らしながらひたすら待つと、糸屑から何かが飛び出してくる。飛行機雲のようなものだ。糸屑、つまりマントルに含まれるトリウムからの放射線(α線)が外に向かって飛び出す時に気体(過飽和)アルコールを霧にしていくのを見ているのだ。
100911f.jpg
親子揃っての霧箱作りは続いているのであった。

霧ができる原理はもらったチラシに簡単に書いてあったのでみてください。
100911g.jpg
この高エネ研の霧箱が気になった方は下の写真をクリックすると大きくなるので、参考にしてみてください。
ドライアイスは氷屋さんで1キロ500円くらいで売っていると思います。
100911h.jpg
α線という放射線が出ていることで「恐い」と思うかもしれないが、まずα線は紙一枚で防ぐことができるのでタッパーから飛びだすことはない。
また、工作中でも放射線の量はとても少ないのでまったく問題はない。普通に暮らしていても空からは高エネルギーの宇宙線、コンクリートの建物や墓石に含まれる花崗岩なども放射線を出しますし、ラドン温泉などといったら身体にいい放射線といわれているわけで。そんなに気にすることはありません。

ランタンのマントル(火のあたる布)に放射性物質のトリウムを少し含めてあるのは、より明るくするためです。最近のマントルにはトリウムが含まれていないものもあるので実験には注意が必要です。

完熟?ゴーヤ 

ゴーヤは緑色ですが、実がついたまま放置すると黄色になります。
最近の日照りで水分が抜けたからかわかりませんが、ちょっとセルロイド人形(キューピーちゃんとか)みたいなプニャプニャした感触。
100907a.jpg
スパッと縦に切ると、赤い種が数個入っている。昨年の時はもっと多くて真っ赤な種のまわりにドロリとした結構グロい感じだったのだけれど。
100907b.jpg
種と言っても本当に種はさらに中にあって、赤い部分はほのかに甘みのある果肉。種を植えればまたゴーヤができるのかな。

ちなみに黄色い実は苦みが薄くなり若干甘みがでているような味らしい。匝は食べていません。パプリカのように色どり狙ってもいいのかな。
100907c.jpg

近況 

すみません。
暑さに負けてます。

ネタだけが蓄積されていますので、早くアップしないと!

10分で組立 組立天体望遠鏡35倍 

100823_35box.jpg
秋葉原に行って天体望遠鏡を買ってきました。いやいや、ちゃんとした望遠鏡販売店です。
なんと言っても「10分で完成!」の字と「2880円」という価格に衝動買いです。
100823a.jpg 100823b.jpg
箱を開けるとバラバラになった望遠鏡キットと組立説明書、その他に天体に関するガイドがいくつか入っていた。
望遠鏡はネジや接着剤を使わないはめ込み式。小学生でも簡単に組み立てられます。
レンズは対物レンズ1枚、接眼レンズ3枚で4枚。対物レンズは虫めがねと同じ凸レンズ。
100823c.jpg
対物レンズ側の接眼レンズ3は凹レンズ。文字がそのまま見るよりも小さくなります。
100823d.jpg
次は接眼レンズ2。これは虫メガネと同じで大きく見ることができます。
100823e.jpg
一番目に近いところのレンズ。接眼レンズ1。なんと文字が上下左右が逆さになります。よく見て左右も入れ替わってますから。
100823f.jpg 100823g.jpg
そんなことで接眼部が完成。
対物レンズ側はOリングを溝にいれてから鏡筒にはめ込みます。
100823h.jpg
鏡筒のもう半分と合わせれば完成!!
外部からの光が鏡筒内に入り込まないよう黒い遮光シールをつなぎ目に貼り、お好みで白いシールを貼ります。甥と姪が喧嘩しながら描いてくれました。なぜか甥は新幹線。
100823j.jpg
観測員Aが月を観察中。
満月に近い月でした。35倍だと視野いっぱいに丸い月を眩しいくらいにみることができた。また金星も太陽から一番遠く離れて見える時期で、こちらは半月(半金星?)に見えた。ただ写真を撮るためにコンデジをレンズに押し付けるコリメート法を試したもののカメラ用三脚では固定する時にずれちゃうんですよねぇ。後日、大きい三脚でもやはりだめで、ビデオ雲台じゃないとだめかな。コリメート法でなく直接カメラを接続できればいいのでしょうけれど...
100823k.jpg
でも金額安いし、作るの楽しいし、自分で作った望遠鏡で覗くのもワクワク。
もっとも姪は飽きてしまったらしいけれど。彼女はそもそも作っていないか。

星の手帖社・星座天文館:組立天体望遠鏡35倍


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。