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イチョウが黄色くなっていく 

どんどん秋も深まって木々の紅葉も美しい。
そんな中、ここ3年ほどみているイチョウの葉の変化。
なかなかきれいでわかりやすい写真が撮れないが、ちょっと書いてみる。
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イチョウの木の下を歩くたびに見上げて葉を観察すると、葉の先から色が変わっていくのがわかる。扇の端から葉柄に向けて黄色くなるのだ。
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落ちていた葉を並べてみた。
左が色が変わりはじめた頃だろう。中央は葉柄側がまだ青みが残り、右がすっかり色が変わっている。

枝から葉柄を通じて葉全体にいろいろな成分が行き来している。それは血管のようだ。
ところが寒くなると葉緑素が分解され目詰まりが生じていろいろな成分が行き来できなくなってくる。それが葉の末端から色が変わる原因なのだろう。

イチョウの葉が黄色く変わるのは葉に含まれるカロチノイドという成分による。
もともとカロチノイドは葉に含まれているのだが、緑色の葉緑素(クロロフィル)が圧倒的に多いので普段は緑色に見える。

緑色の葉緑素は分解されると、黄色いカロチノイドが目立つようになるため黄色に見えるのだ。

では紅葉は?モミジはどうなの?
モミジなんか緑から黄色や紅色になるけれど…。
興味深いですね。


生物実験室:紅葉のしくみ-その観察と実験
http://www2.tokai.or.jp/seed/seed/seibutsu12.htm


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ゼニゴケが医薬品に!?石川県産の薬になるか 

ゼニゴケには「プロスタグランジン」という成分があるそうだ。
このプロスタグランジには、動脈硬化や血栓の予防、分娩促進剤、目薬に配合されていると北国新聞に書いてあった。プロスタグランジンを調べると何やら難しいことがたくさん見つけることができたが、身体のさまざまな生理機能を調整する物質であるようだ。

このプロスタグランジンの元となる成分(油脂)がゼニゴケには多く含まれ、より多くできるよう改良したスーパーゼニゴケを植物工場で大量生産できる見通しとなったようだ。
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ゼニゴケは観察好きにはいいコケだが、一般には日影でたくさんベタッとしている姿は大変嫌われる。さらに除草剤をまくとどんどん増えるやっかいもの。これが医薬品の原料になるのだ。

ここに至るまでの役割も興味深い。

ゼニゴケの研究とスーパーゼニゴケを作った、石川県立大学(大山客員教授)
ゼニゴケを連続して栽培する方法を開発した、株式会社総合園芸
ゼニゴケ用の植物工場を開発した、北陸電力
ゼニゴケを搾汁し、そこから総油脂を抽出する方法を開発した、株式会社アクトリー
ゼニゴケの総油脂からプロスタグランジンの元となる成分の分析・分離、製品化を開発した小太郎漢方製薬

一連の流れが各企業の分業で成り立ち、ひとつの薬が量産できている。このひとつでも実現できなければ医薬品として世にでるのはむずかしかっただろう。共同開発がうまくいった例となりそう。

記事中、ゼニゴケの二酸化炭素吸収率も高いようで、エコでもあるようだ。

プロスタグランジンを合成するよりも、ゼニゴケから抽出するほうが安価となる見込みだそうで、大量生産の確立と医薬品認可が待たれます。石川県の一つの産業になるかしら。


北国新聞:「庭の嫌われ者」薬に ゼニゴケで高血圧予防
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20120410102.htm

農研機構:エイコサノイド生産スーパーゼニゴケ植物工場システムの開発
http://www.naro.affrc.go.jp/brain/ibunya/files/h23019seika019.pdf


魚んと (高津) 

何度か行ったことがあるが、知人たちと雨の中向った「魚んと」。
小鉢を3点頼むと1点おまけがついてくる。この日は揚げた魚の骨。
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なんといっても、ここの魚はたしかに絶品だ。
いままでも秋刀魚や金目だけでなく、太刀魚とかうまかったのだが、この日はコハダに驚いた。

すっごくうまいのだ。
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ちなみに左から寒ぶり、コハダ、カワハギ(肝が写っていない…)の3点盛り。
あぁ、おいしいよ、おいしいよ。
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日本酒や焼酎にもこだわりがある。
手狭なお店だがそれだけ店員さんとの距離も近い。
身も心もね。

もっとも最近はお酒を飲むことも少なくなったのだが、魚を食べたい時に行きたいお店のひとつである。

この日も楽しいひとときありがとうございました。


町中の古代遺跡? 逗子鷹取山 

11月25日、じゅん先生と一緒に逗子市にある鷹取山へハイキングに行ってきた。
時期は紅葉真っ盛り。鎌倉はそれはすごい人出だったようだが、鷹取山はそれほどでもない。
まずは展望台からの眺め。
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鷹取山がただの山でないのは直角にそびえる岩の数々でわかるだろう。
遠望には横須賀軍港、観音崎、東京湾、房総半島を観ることができる。反対の方角には江ノ島が見えた。

この日、JR東逗子駅から神武寺を通り山の尾根道を歩いてきた。京急神武寺駅からも沢沿いに神武寺を通って鷹取山までくることができる。このように書くと山奥のようなイメージがあるが、京急六浦駅からだと住宅地を通って、まるでちょっと大きめの森のある公園にいくような気軽さのようだ。
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鷹取山はなんといってもこの直角にそびえる岩である。
ロッククライマーがグループであちらこちらの岩の壁を登っていた。
岩肌に丸い穴がいくつも穿ってあるのは、ロッククライミングのためのものだ。
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関東大震災以降採石はやめられ、周囲もどんどん宅地化し、いまでは公園となっている。
凝灰岩でできた岩肌はやわらかく、ロッククライミングが流行ったようだ。

ちょっとした古代遺跡のような雰囲気もどことなく漂っている。
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採石場は廃止された後、地元有志の方が岩に彫った磨崖仏(弥勒菩薩像だそうだ)。
この像がさらに遺跡のような雰囲気にさせる。
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展望台からは東京湾と相模湾を遠望することができるが、その中央は三浦半島の山々が続く。
その谷間には横浜横須賀道路が縫うように走り、山々には鉄塔が立ち並び送電線をつないでいた。
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切り出された岩肌には地層の模様がいくつかある。
この岩肌の下の方がいくつもの三角形が並んでいるのが興味深い。
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ここの石は凝灰岩で、かつて海底で降り積もった火山灰が海底の谷を埋め、それが隆起したものだそうです。地層をよくみるとざらざらとした肌にいろんな模様が見てとれます。予備知識がなかったため、眺めているだけでしたが…。
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近くに寄ってみると粗い石と細かい石が交互に堆積したように見える。海底で重たい洗い石が先に沈み細かい砂がゆっくり沈む。それが降灰のたびに繰り返されたのであろう。場所によっては傾斜で土砂が流れるようなこともあったような模様も見つけることができるそうだ。

水分を含みやすい石のため、コケやシダ、地衣類がたくさん生えていた。



六角形の穴を掘る 

町工場マンガ「ナッちゃん」の作者である、たなかじゅん先生のツイートで六角形の穴を掘るドリルの動画をみた。

まずはその動画を観てみよう。


いまいちわからない?
そういう方は次の動画を観てみよう。こちらは四角形の穴を掘るドリル。


ポイントは
1)ドリルの刃の中心で回すと円い穴になりますが、中心からずらす(偏心させる)
2)空けたい穴の角数よりひとつ少ない角数の刃物を使う(?)

市販の六角穴付きボルトは圧造で六角穴を打ちつけるのですが、大きい穴や後から穴を明けたい時にはこういう加工が必要なのでしょうね。

偏心させるものって、ちょっと想像しづらいから目からウロコでした。

Ikuro's Home Page:n角の穴をあけるドリル(その49)
http://www.geocities.jp/ikuro_kotaro/koramu/614_d49.htm

HIDEAWAYS:四角い穴
http://blog.goo.ne.jp/stoicer/e/de2b2dddbe3a29e848731e1654d4157e

ぼおるぺん 古事記 

ぼおるぺん 古事記 一ぼおるぺん 古事記 一
こうの 史代

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ツイッターのタイムラインをぼーっと眺めていたら、平凡社サイトにある「ぼおるぺん古事記」のツイートが流れてきた。

古事記…。神話に少なからず関心あるし、ちょうど今月は神話の舞台でもある出雲大社にも行ってきた。思わずリンク先をクリックするのは自然な流れだ。

モニタに現れた「ぼおるぺん古事記」、これがおもしろい!
こうの史代さんのボールペンのみで描かれた神々は生き生きとしており、マンガでありながら文語で語られているため古事記という雰囲気が損なわれずにでている。

これは買わずにはおられまい!
既刊の1、2巻をまとめて購入した。

届いてみてまず1巻を手に取ってまず驚いたのが、2~5ページにびっしりと手書き書かれた古事記原文の写し。そしてさらにそのページが袋とじになっていて、和綴じ本を思わせる装丁に二度目の驚き。

この1巻は天地開闢からスサノオのヤマタノオロチ退治後まで収められている。

いままで登場する神の多さと神の名の長さ、それに現代語版でも難解な古文が、こうの史代さんが描くキャラクターによってよりイメージが膨らんでいく。

一番気に入ったシーンは、イザナミとイザナギによる国生みだ。
生き生きと描かれた国生みを読んで、日本はこのようにできたのだなと思わせられる。

もうひとつ。
黄泉の国からのイザナギとイザナミの別れ。文字だけでなく絵というのは読む人にいろいろな心境を与えるものなのだな。

さて続けて2巻。こちらは大国主神がメインの物語。
因幡の白兎から国譲りまでが収録されている。

こちらでは大国主神とその正室である須勢理毘売命の歌が魅力的だった。
とにかく嫉妬深い須勢理毘売命とあちこち女を作る大国主神。この二人が最終的に心を通わし相思相愛となるシーンは、今まで読んだ古事記では感じなかったものだ。これも絵のなせる技なのだろうか。

いくつかお話が略されている部分があるが、これはこれで味がある。
生まれくるたくさんの神の姿がユニーク。これは好き嫌いあるかも。

3巻が楽しみである。


ぼおるぺん古事記 (二): 地の巻ぼおるぺん古事記 (二): 地の巻
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昆虫を食す 昆虫大学 

昆虫大学でも昆虫食のコーナーが一部屋ありました。
入口に展示してある料理に見学者もいろいろ声をあげます。

「きもー!」と騒いだり、眉間にしわを寄せたり。
お母さんが「どう?これ食べてみる?」と子供と談笑して注文しているのも見かけた。

卵から成虫までのカイコづくし。
セミ、蜂の子+子カマキリ、バッタ、アリ(だったかな)がパンの上に鎮座ましまし(^^;;
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サイエンス・アゴラではバッタ、カイコの卵と成虫、コオロギをいただいてるので、未知のものにチャレンジしたい。

そこで選んだのは、蜂の子と子カマキリのカナッペ。そしてセミ(成虫と幼虫)のカナッペ。
運ばれてきたふたつの料理。
実際に眺めるとセミの精神的ハードルは高め。まずは蜂の子からいこう。
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白いのが蜂の子。長さはは6~10mmくらいかな。キュウリの上にあるのはチリメンではなく子カマキリの佃煮(だろう)。よくみるとカマをかまえている。食べる時に目があっちゃうのよ(苦笑)

お味はこれといったものはない。蜂の子はお皿にこぼれたのを摘まんで食べたが、食感はごはんつぶのかたまりに近いかな。

お次はいよいよセミ。
黒い方が成虫で茶の方が幼虫のようだ。ちょっとドキドキしつつ幼虫を一口でパクリ。
もぐもぐ。
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ケチャップだかのせいか、お味はよくわからない。食感は身の少ないエビ。
味的には何の問題もない。もしかして昆虫って味がほとんどないのではなかろうか?

幼虫を一口で食べたあとのカナッペをみると、大きく腹を向けたセミの姿が一望できる。
こ、これは…、セミ・ファイナルなお姿!!
しばらく躊躇した後、意を決してパクリ…もぐもぐ、うっ。
心の動揺か、セミの頭が残ったカナッペの上で匝を眺めている…。

もう、続けて食べちゃえ!パクッ。

うーむ、目のある食材は少しきびしいな。みつめあっちゃうから(苦笑)

タンパク源としてアジアでは食べられるし、アメリカでも16年に一度発生するという16年セミを唐揚げにして食べちゃう習慣もある。国内でもザザムシはじめイナゴなど昆虫食の文化はある。

以前にも書いたけれど、将来の食料として、またいろいろ制約される宇宙での食料生産の食材として有望だ。食べなれないだけ、甲殻類だと思って食べればいいと思うよ。
できれば姿が見えない方が一般消費者も手に取りやすいかもですが。

昆虫食彩館
http://insectcuisine.jp/

風船がとばせない!? ヘリウムの危機 

ディズニーリゾートでバルーン(浮かぶ風船)の販売が休止した。

ディズニーリゾート:【バルーン販売休止のお知らせ】
http://www.tokyodisneyresort.co.jp/tdr/rguide/shop.html

現在、バルーンの中に入れている原料が調達困難なため、
11月21日(水)より販売を休止しております。販売再開については未定です。
再開の見通しについて分かり次第、このページにてお知らせをいたします。


最近ツイッターでも見かけるようになった「ヘリウム供給不足」がとても身近なところでも起き始めたということだろう。

ヘリウムは空気より軽い気体で、大気中にあれば空高く上がり拡散してしまう。
また液体は常圧下であれば-272℃以下でなければ存在できない。
つまり地上では自然に存在できない。

ヘリウムの産出は地下にある天然ガスにわずかに含まれるのを分離する。
アメリカが最近まで世界の80%を産出してきた。あとはアルジェリアやカタール、わずかにロシア、ポーランド、オーストラリアで産出される。

アメリカは重要物資として備蓄していたが保管に多額の費用がかかるため放出する政策に転換。ところが将来のヘリウム枯渇の懸念から再度備蓄の方針に変わり供給制限となったらしい。

これに加え供給不足となったのは、
1)アメリカのヘリウム生産プラントで不具合が発生し停止してしまった。
2)アルジェリアでは天然ガスが産出し液化する際にヘリウムも生産していたが、パイプラインが完成し天然ガスを直接供給できるようになり、ヘリウム生産が大幅に減産となった。
3)カタールの天然ガス開発でヘリウム生産設備に日本企業が出資し権益を得ているが、天然ガスの需要低迷で本格稼働していない状態。

アメリカの供給制限とプラント不具合による停止で世界供給の70%が止まっているという話だ。

さて、ヘリウムが不足するとどうなるのか。

風船が飛ばせなくなるだけではない。

1)光ファイバーの生産
2)半導体の生産
3)分析(ガスクロマトグラフィーによる化学分析)
4)溶接(溶接時に空気に触れないようシールドガスとして使用)
5)リークテスト(配管の漏れチェック)
6)医療機器(MRI,NMRの超伝導磁石冷却用)

これらの産業・医療用途で支障がでてくる恐れがある。

産業界や研究機関では使ったヘリウムを再度回収し液化する装置を稼働させているが、とにかく気体で軽いのはネックのようだ。

2013年にはアメリカのプラントも再稼働し、カタールのプラントも本格稼働できる見込み。
しかし資源は有限で枯渇へと向かい、中国やアジア各国ではヘリウムの需要が増える。
将来的には不足していく見込みだそうだ。

政府はヘリウムの備蓄などの政策はいまのところ実施していないらしい。


日本高圧力学会:ヘリウム需給の見通し(2012)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jshpreview/22/3/22_185/_pdf

川口液化ケミカル:ヘリウムガスの供給不足
http://www.klchem.co.jp/blog/2011/09/post_1566.php

toggeter:風船も検査もできないヘリウム不足がきた
http://togetter.com/li/410671



銀鉱石から銀を得る 石見銀山 

石見銀山は鎌倉時代に発見され、その後採掘が中断された。
戦国時代の1526年に再発見され、以来、1943年に至るまで実に437年の長きに渡り採掘された。

17世紀には世界で産出される銀の1/3が石見銀であったそうだ。
また16世紀以降、銀は貿易決済の手段であり、また明(中国)では銀による貨幣制度のため大量の銀を必要としていたそうで、そこに着目したポルトガル船が日本との貿易で石見銀を得、その銀を使って明の物産を購入して欧州へと運んでいた。

さて石見銀山から採れる銀は、当初鉱石のまま博多や朝鮮に搬出されていた。
鉱石とは不純物を大量に含む銀化合物で、当時の日本には純度の銀を取り出す技術がなかった。
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写真の黒っぽい部分が銀が含まれるところで硫化銀である。
これを精錬して純度の高い銀を得るために大陸から「灰吹法」という技術導入が図られた。
1533年のことらしい。

その手順は…
1)銀鉱石を細かく砕く
2)ゆり盆と呼ばれる薄い盆に砕いた銀鉱石と水を入れて揺する。
3)軽い石は流れ去り、重い銀鉱石が底に残る。
4)残った銀鉱石に鉛の鉱石を加え、火によって溶かす。
5)銀は鉛と結びつきやすく、銀と鉛の合金「貴鉛」ができる⇒銀と鉛はなかよし
6)灰を敷いた炉に貴鉛を入れ、高温で溶かす。その際にふいごでがんがん空気を送る。
7)鉛は空気中の酸素と結び付く⇒鉛は銀より酸素が大好き
8)融けた酸化鉛は融けた銀よりも軽くまたサラサラしているため、ダマになった銀の上に浮いたあと縁へと流れそのまま灰に染み込んでいく。⇒比重と表面張力の違いの利用

灰に空気を送り込みから「灰吹法」というのかな。

灰吹法を繰り返し純度の高い銀を精錬していったらしい。これによって銀鉱石から銀自体で取引が行われ、遠くヨーロッパにまで石見銀山(地名の佐摩=Soma)の名が伝わることになった。

ちなみに灰吹法は西アジアでは2000年も前から行われていたらしいが、日本にはかなり遅くまで伝来しなかったようだ。しかしこの工程を発見したのはすごいことだ。化学の世界だしね。


石見銀山資料館:技術-採鉱と製錬-
http://fish.miracle.ne.jp/silver/history/technology.html

しまねバーチャルミュージアム:石見銀山
http://www.v-museum.pref.shimane.jp/special/vol06/develop/develop2.html

石見銀山世界遺産センター:石見銀山-鉱山の技術と科学-
http://ginzan.city.ohda.lg.jp/files/20110324154158.pdf

甲斐小金村・油之奥金山博物館:灰吹
http://www.town.minobu.lg.jp/kinzan/tenji/haihuki.html

オステリア エイト (二子新地) 

雨も激しく降る17日。かねてからの計画で二子新地にある小さなイタリア料理店エイトに、みんなで集まった。
わずか10数席のお店だが、本場イタリアからの食材もあり、雰囲気よし、味よしである。

まずはスパークリングワインを食前酒に選べる前菜4点盛りをいただく。
パテ好きなのでパテは忘れずに。
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赤ワインをいただく。
さて酔いも回って何を頼んだのか、記憶が薄れてきたぞ…
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鳥とキノコのなんとやらだったなぁ。
この鳥がとてもやわらかくうまかった記憶はある。
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ジャガイモはあまり好みではないのだが、この酒盗ののったジャガイモのいためもんはすっごくうまかった。
うまーい、うまーい(TT)
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これまたリゾットもあまり好みではないのに…うまい(TT)
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過去2回行って、2回とも食後に軽くうかがっただけで、オーナーさんから
「今度ははじめから来てくださいね」
と、言われ、約束とおり行ったのですが、祐天寺で新しくお店をオープンされるとかで準備のため不在なのだとか。
残念。でも、また行こう。

オステリア エイト
http://www.osteria-eito.com/

100Vで豆電球を灯す、乾電池で白熱灯を灯す 

サイエンス・アゴラで左巻先生が電気の実験を行っているというので聴講してきました。

まずは60Wの白熱電球を商用電源(100V)で点灯させる。
何事もなく点灯する。

前振りの話題として最近の中学生は商用電源が100Vだと知らない子が多いのだそうです。
さらには東工大の学生でさえ、商用電源が100Vと知らない人がいるのだそうで驚きです。
へんに知識があって115Vとか言っちゃう学生もいるようで…。身近な生活の理科は大切です。
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さて次に豆電球(2.5V)に商用電源を流してみる…。ドキドキ。
安全のため(?)豆電球にビニール袋をかぶせる左巻先生。
そして結果は…
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破裂することなく豆電球のフィラメントが高熱で蒸発。ガラス球にフィラメント(タングステン)が黒く蒸着していました。

先生は破裂を期待だったかな。もう一回やっていた。破裂しませんでしたが…。
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おぉ、クリスマスのイルミネーションのようだ。
さらに豆電球から出ている電線に触れても感電しない。ここには2.5Vの電圧しか加わっていないのだ。

「1個の豆電球の間は2.5V。2個の間は5Vで人間の方が電気抵抗が大きいので電気が流れることはありません。しかし40個の豆電球の両端を掴むと、それはコンセントの両端に触れるのと同じ100Vですから感電します」

なんとおそろしい。

昔のクリスマス・イルミネーション用電球はこんな感じで電球を直列につなげていたそうだ。
だからひとつでも電球が切れると全部つかなくなる。またひとつだけ電気の熱で電気をオン/オフさせる部品(バイメタル)がつけてあって明滅させていたのだそうだ。
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それではと豆電球(2.5V)に合わせてよく使うアルカリ乾電池を用意。
乾電池一つで豆電球一つを点灯させることができる。

では、100V用の60W白熱電球を点灯させることができるか。
ずらっと1.5Vのアルカリ乾電池を70本用意。合計105V相当。

「乾電池には内部抵抗という抵抗があるので計算よりは低くなります」

という説明があった。赤矢印の部分がアクリルパイプの中に70本並べたアルカリ乾電池。
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これを60Wの白熱電球につなぐと…点いた!

コンセントからの電気と乾電池の電気は同じ働きをするんですね。
(交流と直流の違いがあるのでまったく同じではないけれど…)
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匝から補足:実験するにはご注意を。乾電池といえど電圧が高いと感電しますし、ある意味交流よりもキケンなことがあります。

理科の探検ブログ:サイエンスアゴラ2012での左巻編集長の実験のご報告
http://rikatanrikatan.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-c0e8-1.html

理科の探検ブログ:サイエンスアゴラ2012での左巻編集長の企画について
http://rikatanrikatan.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/2012rikatan-sci.html

山陰のコケ 

11月1-3日で行った山陰旅行でであったコケたち。

石見銀山に至る歩道はコケやシダが多かった。
たぶん、ホソバオキナゴケだと思う。
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これは松江城の石垣にあったスギゴケ。合間に見えるもう一種類はなんだろう?
ハイゴケだろうか。
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大根島にある庭園のスギゴケ。蒴(サク=胞子嚢)が立派。
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こちらはコケのなかまではなく、地衣類。
石見銀山の樹木のいくつかにはウメノキゴケ(地衣類)のなかまと思われるものがたくさんついていました。

これはマツゲゴケという地衣類だとツイッターで教えてもらいました。黄色いのは不明。
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松江城の石垣で見かけたヒメレンゲゴケ(地衣類)。石見銀山の歩道でも見かけました。
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もっと観察したかったのですが、観光の時間が制約されていましたから…。
鎌倉とかに行ってコケ観察してみようかな。

むしイベント!昆虫大学! 

17、18日の2日間開催された昆虫のイベント「昆虫大学」の初日に行ってきました。
校章は大学の文字にアリとツノゼミ、下にチョウが描かれるとてもカッコいいモノです。
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場所は旧東京電機大学17階の一室。もう一室に昆虫食コーナーがありました。

一角からみるとこの盛況ぶり。カメラを構える匝の背後には好蟻性昆虫のパネル展示が並びます。
17日はけっこうな雨が降っていたのに、講義も100人の聴講があったとか(匝は不参加)。
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昆虫標本を作る方の実演もありました。話や書籍でしかみたことがない標本作りを垣間見ることができて楽しかった。もっとも匝は不器用だから標本は作れないな。
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こちらはバッタ博士こと前野ウルド浩太郎さんのブース。
アフリカはモーリタニアという国で、サバクトビバッタの大発生の秘密などを研究し国際貢献中のところ当地の民族衣装をまとい、出版したばかりの書籍を販売しておりました。匝も買いましたよ。

そして現地で昆虫がらみの民族工芸品として、チョウの翅を使った貼り絵も販売。
これも国際貢献??つい買ってしまったよ。買わないと後悔しそうだったし(苦笑)

そうそう、モーリタニアでは蚊などのいろんな虫にさされてムヒもなくなってしまった…というツイートも見かけましたので差し入れました…ムヒ2本。
モーリタニアに帰ったらぜひ、お使いください。
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これは見ごたえ十分なフェルトのカイコたち。
卵から幼虫(カイコ)、繭、カイコガと売り物だったら買ってしまいたいくらい!
ハコイリクロッキーさんの作品。
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壁際にはなにやらゾウムシたちがならんでた。
奥村巴奈さんの陶のゾウムシ。これが結構大きめで、存在感ありましたぁ。
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パネル展示の一角にはツノゼミの標本がががッ!!
ツノゼミはアリと共生するアブラムシと同様に、アリに甘露を与え守ってもらうカメムシの一種。
一部で人気なのは、その頭にある角の異様さにある。飛ぶときに邪魔じゃないのか!?
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物販もいろいろありましたが、アリが売られているとは知りませんでした。
写真は蟻マシン2号ミニで蟻付き。
蟻を飼うのも結構楽しいかもなぁ。観察し放題だなぁ。
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これらのほか、いろんな人たちが作品を展示したり販売したりしていて、とても楽しかった。
こういうイベントがあったらまた見に行きたいな。


砂漠のリアルムシキング(前野ウルド浩太郎さんブログ)
http://d.hatena.ne.jp/otokomaeno/

陶虫銀虫(奥村巴奈さんブログ)
http://hanamushi.blog.shinobi.jp/

アントルーム
http://www.antroom.jp/index.php


テセレーションデザイン サイエンス・アゴラ 

十二支の動物たちを組み合わせるパズル…いやいや組み合わせ次第では延々と平面を埋めていくことができる。テセレーション(この場合、平面充填)と呼ばれる図形だ。

画家のエッシャーも描いていますね。
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身近なところだとカーテンの模様とかコンピュータの壁紙なんかでも繰り返し模様で使われたりしている。

平面だけでなく、立体でも可能。この場合は「空間充填」と呼ばれる。

さて、これらはあるルールとパターンを理解できれば誰でも描くことができる。
例えば三角形や四角形、六角形などは平面上に敷き詰めることができる。これらの図形を四角形なら傾けて菱形にしたり三角形なら複数を組み合わせたり、一部変形させて動物など好きな図形に当てはめることで、まずはお手軽に描けると思う。
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より複雑な図形は難しいかもしれませんが、簡単なものでも楽しい年賀状のできると思いますよ。

サイエンス・アゴラで出展していた日本テセレーションデザイン協会さんは、そんなテセレーション・デザインを愛する方々の作品が実際に触れて楽しめました。

結構、大人も子供もはまってしまうのです。

藤田伸オフィシャルサイト
http://www.shinfujita.com/

日本テセレーションデザイン協会
http://tessellation.circle.ne.jp/newhp/index.html

wikipedia:空間充填

wikipedia:テッセレーション



天岩戸と皆既日食 

昨日11月14日早朝、オーストラリアの北部で皆既日食が見られた。5月に日本で金環日食が見られて半年ぶりだ。

金環日食と違い、太陽のすべてが月に隠れる皆既日食は地平線のまわりを除いて暗くなり、天にはコロナだけが白く光る黒い太陽が現れる。

日本神話では天岩戸の話がある。
太陽の神である天照大神がスサノオの悪行に怒り天岩戸に引きこもる。それとともに高天原と葦原中国は闇に包まれる。

神々は知恵を出し合い、天照大神に岩戸を開けさせることに成功する。すると世界は光を取り戻す。

こんなお話を頭の隅に置いて皆既の寸前の様子をみると、まさにいま太陽神が岩戸に隠れようとしている感じに見えるではないか。


卑弥呼の時代、247年と248年にも北九州で皆既日食が起こっており、これと関連付ける説もあって古代と天文のロマンを感じさせる。

皆既最大継続時間は短めの2分9秒。
雲もあるなかでも、現地では黒い太陽を堪能したようだ。


日本で次に皆既日食が見られるのは2035年9月2日。23年後。


碍子を守るアークホーン 電力中央研究所公開2012 

10月20日に見学に行った電力中央研究所見聞録。最後はアークホーン。

鉄骨と碍子が並ぶ電気の要塞を感じさせる大容量短絡試験の場所。
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ここでアーク放電実験を観たと最初に書きました。
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さて、見学者を驚かせたりする見世物としてアーク放電を実演しているわけではなく、実際に高圧送電線を落雷から守る研究のひとつだ。

送電鉄塔の碍子連の付け根にヘンなものがついていることがあるのにお気づきだろうか。
形状はいくつかあるそうだが、隙間を開けつつもお互いが向いている棒状のモノ。
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送電線に落雷があると大電流が電線を流れ、鉄塔を通して地面に流れようとする。その時に碍子が破壊され電力供給に支障をきたす恐れもある。また送電線を通じて重要な電力設備を破壊し停電を招く恐れもある。

そのため碍子を壊さずに落雷の電流を地面に逃がしてしまうひとつの方法が棒状のモノ、アークホーンの役割なのだそうだ。
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(電中研ニュースより転載加筆)


電中研ニュースによると、雷から送電線を守る3つのしかけが鉄塔にはあるそうだ。

1)鉄塔の先端を結ぶ「架空池線」
  これは送電線ではなく、送電線に落雷させないようにする電線状の避雷針のようなもの。
2)避雷装置
  とても安全に落雷の電流を大地に逃がせる装置だが高価。
3)アークホーン
  雷の電流で碍子が破壊されるのを防ぐため、アークホーンの間でアーク放電させて碍子を守り、電流を地面に逃がす。

つまりアーク放電の実験は、アークホーンのしかけでもある。

碍子は送電線の高圧電流が鉄塔に流れないようにしつつ電線を吊り下げている。
落雷による高圧電流は碍子では防ぐことができずに碍子に大電流が流れて各所でアーク放電が起こり、その熱や衝撃で破壊される。陶器でできた碍子が熱で壊れる?だって数万アンペアの大電流アークの熱は1万度もあるそうだぞ。

アークホーンはアーク放電実験の電極と同じように隙間があり、送電電流ではアークを結ばないが落雷レベルの高圧がかかると碍子を通らずにアークホーンの隙間にアークで結び流れていくそうなのだ。

アークホーンにはいろいろな形状や機能があり、電力中央研究所で開発した中にはアークが飛ぶときにアークホーンの先端部から粉末状のモノが噴霧され、より電流が流れやすくするものがあるとのこと。

またアーク放電が長く続かないようにする研究もされているそうだ。

日本では多くの高圧鉄塔によって送電がなされ、産業と生活を支えている。
碍子連の数はものすごく、また一度破壊されたら高所かつ高圧鉄塔は山の中にあることも多く、修理のコストもかかる。落雷の数も多いため、低コストで落雷被害を防ぐ方法としてアークホーンが研究開発されていたのだ。

この話を読んだら一度高圧鉄塔の碍子の付け根をみてほしい。落雷の被害から電力網を守るアークホーンを見つけられるかもしれない。またその形状にいろいろあることに気付くだろう。

電中研ニュース368:アーク電流遮断用アークホーンを商用化
http://criepi.denken.or.jp/research/news/pdf/den368.pdf

wikipedia:がいし
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8C%E3%81%84%E3%81%97


ギンゴケの細胞、そして線虫 

久しぶりに顕微鏡を覗いた。
今は整地されてなくなったクマムシのたくさんいた場所の道を挟んだ対面のギンゴケを採取。
水に浸けて1時間くらいしてから覗く。

覗くといきなり大きなトゲクマムシ…かと思ったらダニである。
今までギンゴケの森を観てきたがダニは初めて見た。それもゴロゴロいるのだ。

ゴロゴロ見かけるヒルガタワムシもほとんどいない。

あまりに寂しい(いやダニだけはいるのだが)のでギンゴケの葉を400倍でさらにデジカメをズームにして写真を撮ってみた。
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葉の中央付近、細胞はやや六角形で中に緑色の丸いモノが2個くらい入っている。
残念ながらコケ植物の細胞の見方を知らないので、きれいだなぁ…という程度の感想だ。
ちょっと残念。

さていつもは暴れん坊の線虫。今回もいくつか見かけましたが、これは大きくておとなしかった。

いったい君は誰なの?
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ちょっとググると似たような線虫の写真を見つけた。
それによると頭は上の写真で右側。鉤爪のような形をしている方だとある。
てっきり左側だと思ったのだが、お話ではこの鉤爪を引っ掛けて進むのだそうだ。
また色の濃い部分は食べたモノではなく、器官の色とあった。

線虫なんか暴れん坊で嫌いだったのだが、こいつはちょっとうっとりきたよ。

参 考
MASAラボ---鸚鵡(オウム)の会議は白昼夢---

http://plaza.rakuten.co.jp/nakabisya/diary/200910050000/

昆虫食 サイエンスアゴラ2012 

今年も行ってきました、サイエンス・アゴラ。
まずは目的地の一つ、昆虫食のブースへ。
(昨年の記事はこちら

昆虫食、東南アジアでは大切なタンパク源だ。
そしてなぜ今昆虫食なのか、自分なりに考えたひとつの答え。

それは昆虫を生産する効率は、牛豚鶏などの家畜に比べとてもいいらしい。

1kgの肉を生産するための必要な穀物(エサ)は、牛が11kg、豚が7kgで鶏が4kg。
鶏卵1kgでさえ3kgの穀物がいる。

つまり100gの唐揚げのために400gのトウモロコシなどが消費されているわけだ。
wikipedia昆虫食によれば、昆虫では効率40%らしいので、昆虫1kgあたり2.5kgの植物ですむ。
捨てるところもほとんどないしね。

小型で効率もよく大量に作れるという意味で宇宙食としても考えられている。

甲殻類アレルギーについての同意書とアンケートをもらい、はじめの食材は「コオロギの甘露煮」。なんだかそのままのお姿ですね。
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コオロギの種類はわかりませんがムシャムシャ食べると、エビの甘露煮みたいでごはんがあったら美味しく食べられる感じがします。
イナゴを平気で食べられるのでハードルは低いです。

続いて出てきたのはカイコのサナギとカイコガ(つまり成虫)の佃煮。奥にあるのはカイコ・クッキーだったかな。

クッキーは何の抵抗もなく普通に食べられます。昆虫が入っていることすら感じられません。

が…、心理的ハードルがもっとも高かったのがカイコガ(成虫)でしたねぇ。
サナギと違って翅とかいろいろ見えちゃいますからね。
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エイッ!と口に入れムシャムシャ…これはいける!

ちなみにサナギの方は昨年も眉間にしわを寄せる食感でしたが、今年は中から出てくる油っぽいモノにえぐみを感じてちょっと苦手か。

最後はドライ・トノサマバッタと思われる食材。そのまんまのお姿!
ちなみに上は姪っ子用。

「お父さんはこちらを食べてください」

待て!特大ではないか!
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目と目が合います。死の直前まで触角を整える気品のあるバッタさんだったのでしょう。
これはケチャップをつけていただきます。

ムシャムシャ…ケチャップの味しかしない…。

姪っ子はケチャップをつけたあと…「血だ」
とか言っていました。
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いただいた後の蚕茶の一杯がうまい!
これが乾かした蚕の糞を煎じたものとは誰にも言えないw

東海農政局:肉や卵を生産するためにはどれくらいの家畜のエサが必要なのでしょう
http://www.maff.go.jp/tokai/kikaku/tokaijikyu/nani_2_2.html

JAXA:ISASメールマガジン 第186号 昆虫をたべて火星にいこう
http://www.isas.jaxa.jp/j/mailmaga/backnumber/2008/back186.shtml


石見銀山 鉱脈の発見 

11月2日、社員旅行で行った石見銀山の滞在時間は短く、間歩とよばれる坑道しか行けなかった。
石見銀山は鎌倉時代に発見されその後忘れられていたところ、戦国時代の1526年に再発見された。

昔はどうやって鉱山を発見できたのか。

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金銀銅を含む山は、露出した山肌の色合いや地形、植物の植生の違いなどを遠くからまたは歩きながら観ることであたりをつけていたようだ。

石見銀山も海上から山が光るのを見た、という話がある。
この方法を山相法といい、古文書「山相秘録」として残されている。


あとは実際に山を歩き鉱脈をみつけるわけだが、ここで目印になるのはシダ植物。
ヘビノネゴザというシダは金山草とも呼ばれ、通常植物に有害な重金属が含まれる土地でも育つことができる。ヘビノネゴザが群生しているところが鉱脈に近いところなのだ。

もっともヘビノネゴザといっても山林の中で遠目には普通のシダと見分けがつかなかっただろう。
実は多くのシダは冬になっても枯れないそうですが、ヘビノネゴザは冬になると枯れる。
つまり冬山を歩いて枯れたシダを探していたそうなのだ。

コケとかシダとか調べたり研究して何の役に立つのか?などと言っているみなさん。
観察から何かを導き出すのは人間の知恵なのですよ。

ヘビノネゴザが重金属に耐えるしくみ。カドミウムを集積する性質。
コケのヒョウタンゴケも重金属を集積する性質があり、貴金属を回収させる技術も開発中だ。
まだまだ植物から教えてもらうことはたくさんある。


石見銀山世界遺産センター:石見銀山-鉱山の技術と科学-
http://ginzan.city.ohda.lg.jp/files/20110324154158.pdf

九州大学総合研究博物館:山相図
http://record.museum.kyushu-u.ac.jp/kouzan/sansouzu/sansouzu.html

石見銀山通信:ヘビノネゴザと銀
http://iwami-gg.jugem.jp/?eid=635

富山大学理学部:ヘビノネゴザ -重金属を蓄える奇妙な植物-(生物圏環境科学科)
http://www.sci.u-toyama.ac.jp/topics_old/topicsMar2008.html


電力中央研究所 バイオマス発電編 

中央電力研究所の見学で興味を持ったのはバイオマス発電の研究プラント。
ここではバイオマス燃料をガス化してガスタービンを回すためのガス化施設だ。

バイオマス、つまり植物由来の燃料。空気中の二酸化炭素を吸収して生長した植物を燃やすので、大気の二酸化炭素濃度は変わらないという意味でエコ。

バイオマス原料としては、コーヒー粕、麦酒粕、パーム油の粕やナンヨウアブラギリから採ったジャトロファ油の粕、スギなどをチップにしたもので研究をしている。つまり産業のゴミを燃料にするわけだ。

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いわゆる火力発電所(汽力)のようにそのまま燃やして水を沸かし蒸気タービンを回すよりも、ガス化してガスタービンを回す方が小型で構造も簡単、発電量もすぐに変更できるというメリットがあるようです。

ちなみにガス化した後、改質器を通して直接燃料電池にガスを送り発電する方法も研究されているようです。

もうひとつのバイオマス発電のひとつは石炭火力でバイオマス燃料(チップ)を混焼させること。
こうすることで石炭の使用量を減らすことができる。
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説明を聞くと、バイオマス燃料を使った発電の研究は進んでいるが実際にはいくつかの壁がある。

その中でも最大の問題は、まとまったバイオマス原料の入手がむずかしいこと。

発電はある程度の発電規模にならないと発電効率が下がる。発電効率が下がるとは経済性が悪いということ。つまり事業化しても採算がとれない。ある程度の規模にするとバイオマス燃料をまとまった量を長期に安定して調達できないといけない。ここがむずかしい。

そんな話を聞いたので、質問してみた。
「川崎バイオマス発電所は大規模みたいですが…」
「いやぁ、あそこはすごいですよね。驚きました」

川崎バイオマス発電所は出力3万3000キロワット(3万8000世帯1年分)の発電量があり、1日に600トンのバイオマス燃料を燃やす。「すごい」というのはこの600トンのバイオマス燃料を集めるネットワークなのだそうだ。

首都圏から排出される建築廃材、製紙用に使えない廃材、川崎北部市場からの木製パレット、味の素川崎工場からの大豆の搾りかすなどが集められ、電力会社の火力発電所の効率(30%程度)と同レベルの発電効率を実現。ガスタービン発電ではなく汽力発電のようだが。

燃料は廃棄物のためタダ同然で入手できるようだから、そういう意味でも採算がしっかり取れているのだろう。

バイオマス発電も発電技術ではなく、こういう経済的な問題もクリアして行かないと事業化は厳しいようだ。


ワインの涙!? 

「ワインの涙」…、調べごとでJAXAのホームページを読んでいたらこんなキーワードが現れた!

まずはyoutubeで見つけた動画を観ていただきたい。
再生速度は300倍だそうだ。「ワインの涙」とあるが中身は70%のアルコール溶液に赤インクをいれたもの。


アルコール溶液を入れた後、くるりとゆすり溶液の縁を湿らす。
1)全体からアルコールは蒸発しているが縁の湿った部分はどんどん蒸発する。
2)アルコールが蒸発すると水が残るが、水はアルコールより表面張力が強いため、皿の中の溶液を吸い上げる。
そして1に戻り繰り返す。
やがて水滴は大きくなり隣の水滴とくっついたりして重力により溶液の中に垂れる。

これがメカニズムなのだそうだ。

この原動力はマランゴニ対流といって、温度差や濃度差によって表面張力にが不均衡になることで液体(流体)が移動する現象なのだ。

ちなみにアルコール溶液を入れたコップや皿にフタをするとアルコールの蒸発が止まり、それと同時に「ワインの涙」も泣きやむとのことである。これはおもしろいそうな実験だ。

Website of Yutaka Sumino :ワインの涙
https://sites.google.com/site/ysumino/home_j/movies_j/tears_of_wine

Wikipedia:ワインの涙

JAXA:宇宙実験サクッと解説:マランゴニ編
http://iss.jaxa.jp/kiboexp/theme/first/marangoni/kaisetsu_kawa.html




暖かい空気、冷たい空気 

10月下旬、東日本では荒れ模様の日となりました。
寒冷前線が通過したのです。

寒冷前線とは、冷たい空気がどんどん流れ込んでくる最先端の部分。
暖かい湿った空気を押しのけつつやってくると、その境では急激に雲が発達して強い雨風が伴います。
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2012年10月28日21時の実況天気図を見ると、北海道と関西の低気圧を結ぶ日本海側にかけて寒冷前線が東へと向かっているところです。
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10月29日18時には寒冷前線は消えていますが関西にあった低気圧は関東東方沖に移動しています。この二つの低気圧は気圧の谷になっています。
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以上の気圧配置を頭に入れて、気象衛星の水蒸気画像をみると寒冷前線(冷たい空気)がどんどん東に向かい、その境界では発達した雲が断層状になっているのがわかります。

画像データ:気象庁衛星画像水蒸気 2012年10月28日22:00~30日17:30


断層状に並んだ雲の左側はすっかり水分が抜けたのかクリアな(乾燥した)状態のようですね。

出典:実況天気図、衛星画像共に気象庁


「イヴの時間 劇場版」 

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まさに衝動買いしてしまった。
過去にもアップしたけれど配信版DVDを全6枚持っているのに、劇場版を買ってしまったのだ。

お話は近い将来、ロボット(アンドロイド)たちが日常的に存在する世界。
人間にそっくりなアンドロイドたちはアンドロイドということがわかるように頭上にリングを表示している。

ある日、アンドロイドは勝手に「イヴの時間」という喫茶店に出入りしていることがわかる。そこでは人間とロボットを区別しないというルールが存在し、アンドロイドたちはリングを消している。

自分のアンドロイドが「イヴの時間」に出入りしていることを知った高校生二人も店に入る。

ロボット工学三原則を絡めながら、SFであり、またロボットと人間の交流を描いている…わけだ。
ありがちな悪役としてロボット排斥の団体もちょろっとでてくる。

配信版との違いは、喫茶店店主?のナギの正体がなんとなくわかること。
芦森博士とサミィの関係がなんとなくわかる。

うーん、劇場版では配信版の一部がカットされているので、結果的に両方持ててよかったかな。


下は予告編です。



天井にあるものは…? 

山陰は萩・石見空港に向かう全日空575便。
機材はボーイング737-800型で通路を挟み3席ずつ席が配置されている(普通席)。

窓からは頭を雲に隠す富士山。そして富士五湖のいくつかも見える。
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ふと、通路の天井が気になった。あれはなんだろう…?
隣の部長さんと想像する…
「実は大きなモニタ」「床にぶつかりませんか?」
「開けるとハシゴが出てきて非常出口に向かう」「上に上がると滑り落ちそう」
などなどいいかげんなことを言い合う。
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アテンダントが歩いてきたので呼びとめて聞いてみた。
「あそこは非常用設備が収納されているんです。決して階段は出てきません(笑顔)」

階段!見透かされていたか(苦笑)

帰宅後ネットで調べると、やはり気にしている人がいた。
非常用設備とは救命ボート(ライフラフト)なのだそうだ。この機種は小型のため翼上の座席横にも非常口がある(写真中央下あたり)。大型機だとドアの部分にあるスライダーがそのまま浮体になる。しかし翼上の非常口用なのだろうか、天井収納部から救命ボートをだすのだろう。ネットでは六角形のオレンジ色のボートらしい。

山陰旅行ダイジェスト 

11月1日から3日の3日間。会社の社員旅行ということで山陰地方に行ってきました。
主な観光地を写真でご紹介。
各地で見聞きしたことも今後書いていきたいです。

1日、羽田から航空機で萩・石見空港へ。
そこから日本最大の銀山、石見銀山へと向かう。
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1日目の泊りは玉造温泉。

2日、朝から宍道湖畔を通り出雲大社。
遷宮による改修で新しくなった本殿の屋根が夜の雨でしっとりしていて美しい。
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大社から松江へ。
遠望に望む黒壁の松江城がうつくしい。築400年とのこと。
小泉八雲の世界も堪能。
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足立美術館。
庭園は美しく、和室を飾る絵画のような窓は借景だ。
多くの美術品を愛でる感性は不足気味だったが、現代絵画だけはずっと見入っていた。
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お泊りは三朝温泉。

3日、巨大な砂山を登る鳥取砂丘。
観光客が歩かない砂地の風紋もきれいだ。
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鳥取砂丘から出石へ。
そばの町、たしかに旨い。この日は年の一度のお祭りで子供たちによる大名行列も見られた。
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出石から最後の観光地、天橋立へ。
景色よりもケーブルカーのしくみ、特に車輪の構造について運転手さんから直接聞くことができ、個人的に大変興奮したところ。
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帰路は伊丹空港から羽田空港へ。
伊丹へ至る道からみる送電線たちが東電と違うところがあっておもしろかった。


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