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温暖化と海 

前にも書いたけれど、匝は温暖化論議にはあまり興味がない。
確実に地球の気温は上昇している観測事実があるわけだが、原因はメカニズムが複雑すぎて片手間では理解ができない。そもそも専門家でもいろいろと議論が分かれるところで、とりあえず世界的には“CO2人為説”ということになっている。

とはいえ最近ちょっと気になる記事(異説、地球温暖化)を読んだので、ちょろっと調べてみた。

本田財団:異説、地球温暖化
http://www.hondafoundation.jp/library/pdfs/hofrep116_j.pdf

最初のうちは考えが匝と似ているのでスラスラと読めた。
が、太陽黒点が温暖化の原因というあたりから首をかしげることになった。グラフではたしかに11年の黒点活動サイクルとその年の気温に相関があるように見える。しかし長い間に平均気温も上がっているのはおかしいのではないか?

二酸化炭素濃度の上昇は原因ではなく結果である、という主張は“おっ”と思わせてくれました。
COM2の発生源は海だというのだ。これは結構有名な仮説で、気温が上昇すると海水温も上昇し、海中に溶けていたCO2がコーラの泡のように大気へと放出されるというモデル。

気温の上昇(下降)の後、二酸化炭素濃度が上昇(下降)するというのは、CO2が原因とする研究者も認める観測事実です。

ここまで整理すると、温暖化の原因は太陽活動にあり、二酸化炭素濃度は海水温上昇により海水に溶存していた二酸化炭素が大気中に放出されたから、ということらしい。

気温が上がった後に二酸化炭素濃度が上昇している、ということは、二酸化炭素濃度が上がり、結果、CO2が熱をため込み温暖化、気温が上昇するという説明がおかしいことになる。

しかし上記のメカニズムは横に置き、現在増えている大気中の二酸化炭素はどこからきたかというと、やはり化石燃料ということになるらしい。

大気には、原子量12の炭素12とごく微量含まれる原子量14の炭素14、大気中に1%程度含まれる原子量13の炭素13を含んだ二酸化炭素がある。炭素14は高層大気中で宇宙線などの影響で生成されるため、大気中にはほぼ一定の濃度で存在している。
特に炭素14は5730年で半分が分解されてしまうので、大気循環から切り離されるとどんどん減る一方なわけだ。地下資源である石油など化石燃料も長い年月で炭素14はほぼ含まれない。そのため化石燃料をガンガン燃やして発生する二酸化炭素にも炭素14は含まれない。

そして現在の大気中の二酸化炭素を測定すると観測事実として炭素14を含むものが減っており、これは化石燃料を燃やした二酸化炭素濃度が増えているためだ、という考察になっている。つまり気温が上がって海から放出される二酸化炭素は大気循環の中にいるので、海から放出されれば炭素14の濃度は一定のはずだろう、ということなのだ。

もう少し言うと海中の二酸化炭素組成は大気循環とズレがあるようなので、大気の炭素14の濃度と海中の濃度に差があっても仕方がないという見方もできるような…。むむむむ。

じゃ、なんで気温の上昇の後に二酸化炭素が上昇するのかというと、気温が上昇することで陸上生物が増えると共に干ばつで草木が枯れることで徐々に二酸化炭素濃度があがったという考え方もある。

気温が上昇(下降)した後に二酸化炭素濃度が上昇(下降)するのは観測事実ではあるが、このグラフはエルニーニョと気温の関係だったりする。

この辺、なかなかわかりにくい。
結局のところ、よくわからないのだ。

ちなみに地球の気温は太陽活動、それと地球磁場の影響も重要と考えられている。これは気候変動に関する政府間パネル(IPCC)でも認識はされていたようだが、温暖化への影響度を把握しきれず、太陽からの可視光放射を基本として計算しているといわれる。太陽風などの太陽活動は含まれていないままCO2が原因となっているが、最近の研究では太陽活動と地球磁場の影響の関連性も報告されている(定量化はできていないようだが)。

だが、現在太陽活動(黒点活動)は11年サイクルのうち低レベルな期間なのだよ。

気候循環はなかなかむずかしい。一応世界的にCO2が原因ということにしておこう、というスタンスであり、本当のところはよくわかりませんってとこなのだろう。

思えばバカな企画だった
http://www.geocities.jp/obkdshiroshige/
どちらかというとアンチCO2説。見ていておもしろかったが、かなり勉強はしている模様。
面白いので信じてしまいそうだが、すべてが正しいというわけではない。ただ気をつけて読むといろいろな問題点(表現の仕方とかグラフの理解の仕方)がわかるだろう。

東北大学:地球温暖化問題懐疑論へのコメント
http://www.cir.tohoku.ac.jp/~asuka/
CO2人為説に対する懐疑論への反論。こういう活動は科学的な活動として大変大切なことだ。懐疑論者の一部には資料やデータ、論文を間違えたり意図的に曲解したりして、自分の主張を通そうとする。お互いにすり合わせができればいいのだが…。

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