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シンプル・イズ・ベストな消火装置 

仕事上で情報収集をしていて見つけた自動消火装置「ファイアイレイス」。
これは東京の株式会社ニチボウという会社の製品。
http://www.nitibou.co.jp/seihin/FT/FTTOP.htm

もっとも単純なシステム構成は下図の通り(ニチボウサイトより無断転載)
90110_concept_img01.gif

左には消火剤としてCO2またはABC粉末が充てんされたボンベ。
感知チューブというチューブを取り付け、試験機や自動車、倉庫、作業場などに張り巡らせる。
チューブ近くで火災が発生すると、その熱でチューブが破れ消火剤が噴き出して初期消火するというものなのだ。

余計なものがない、特に火災感知と消火装置がシンプルにできているので、適切なチューブ配管設計をすれば、誤動作などで消化できない、または消火剤が噴霧されることはないのがすばらしい。
パリ・ダカでも重宝されているとFAQに書いてあった。

サイトには作動時の動画もあったり、結構参考になります。

もっともシンプルなのがいいのかというと必ずしもそうではない。
短絡で過電流が発生した時に切れるヒューズは、物理的に電気を遮断するものの、少しずつ漏れる漏電では切れないことがある。こういう時は電流センサとリレーを使った漏電遮断器(たぶんいろいろな種類があるのだろうけど)が有効だろう。ちゃんと専門家に相談されるのが間違いない。

余談だが、イギリスのある核施設では警報が常に鳴っていて、本当に異常事態があれば警報が鳴りやむというシステムになっていると聞いたことがある。これは信号線の断線や停電で警報システムが鳴らないと、本当に異常事態の時に災害に巻き込まれるという考えによるもの。だから何らかの理由で静かになった時は、とりあえず逃げる。

とはいえ安全設計は結構むずかしいらしい。

日本でもJRの鉄道の遮断機は故障があると竿(遮断桿)の自重で下がるようになっている。
竿を上げている時にはモータなりを使い保持しているが、停電や信号途絶が起きれば保持する力がなくなり竿を下ろす。電車が来る来ないに関わらず遮断機が下りて通行人の安全を確保する考えだ。

ただし数年前に、これが問題になった。実際に故障し安全設計に従い遮断機が下りっぱなしになったのだが、通行人は電車が来ないし故障表示もあるので「遮断機が壊れているから上がらない」と竿をくぐって渡りはじめたのだ。設計者の意図とは違う解釈が一般人にあることが設計者にはわからなかったということだ。

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