FC2ブログ

ロウソクの科学 

ロウソクの科学 (角川文庫)
ロウソクの科学 (角川文庫)三石 巌

おすすめ平均
stars「私たちがいま学ぼうとしているのは、事物の一般的なしくみだけなのです。」
stars科学はエンターテイメント
starsプラクティカルな「ロウソクの科学」の読み方
stars科学の心・甦る100年前の名講演

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


匝は小さい頃から知識を得ることが好きだった。歴史は苦手だったけれど、地理や科学、偉人伝なんかのジャンルが大好きだった。もちろん恐竜やUFO、オカルトなど誰もが一度は興味を持つものも読んだり語ったりしたものだ。それでも科学や技術、地理は色濃く今でも残っている。

最も知識だけ集め、実践が伴わないと批判されることしばしば。それも残念ながら今でも続いている。

さて、本を読んで知識をつけていくというのは定番だろう。本書は1861年のクリスマスに6夜に分けて行われた科学講演の記録である。講演者はマイケル・ファラデー。電磁気学の権威であり、電磁誘導を発見した人だ。電磁誘導を応用したものはモータや変圧器、電磁調理器など身近にあるものも多い。こんな偉大な人でもイギリスの貧しい家庭に生まれ、小学校しか卒業せず、製本屋の小僧として働いていた。いろいろな運命によって科学者になるのだが、そのきっかけは製本屋での読書と科学への憧れ、そして公開科学講演会へ行ったことだった。

おそらくは自分がそうであったように、多くの子供たちに科学に興味を持ってもらおうと、著名な科学者となった後でもこのような講演会をしたのだろう。講演会の最中は自ら童心に戻っていたに違いない。

この講演会の記録は出版され世界で広く読まれることになる。この本をきっかけに科学への興味をもたれればファラデーのような道をたどるかもしれない。

本書は「ロウソクの科学」となっているが、化学の本である。電磁気学で有名であったが、ファラデーは結構いろいろと広く研究していたのが垣間見える。

ロウソクをキーワードに、酸素、炭素、二酸化炭素、水の電気分解、水素、燃焼などについて一つ一つ実験を通して説明をしていく。ものすごく丁寧な講演会だったことがわかる。日本の和ろうそくも登場している。ちょうど日本が開国した後に講演されたのだ。

ところで読んでみるとなかなか進まない。ほとんどがファラデーの言葉がそのまま訳されているのだが、実験内容は図版はあるにせよ、想像しながら読み進めねばならず、一部よくわからないところがあった。そのたびにつかえてしまうのだ。
特に息の力で卵をコップからコップへ移動するというのが全く想像できなかった。どうやっているのか…

それでも疑問から科学の扉を開くきっかけになってもいいだろう。

スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://eniguma.blog85.fc2.com/tb.php/1294-88bb5483