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花力発電 

花力発電と書いて「かりょくはつでん」と読む。
西野田電工さんの教材商品。

湿式太陽電池(色素増感太陽電池ともいう)について、原理が発見されて間もない頃から関心を持っていたが、いち早く教材をだした会社(たぶん当時の会社でまちがいないだろう)だ。

湿式太陽電池は県内でもいくつかの大学で研究されている。
どういうものかというと、シリコンを使わず、二酸化チタンと色素を使い光触媒の原理を用いて電位差を生じさせるものだ。色素は当初はヨウ素が使われていたが、花力発電キットのようにハイビスカスでもアサガオでも構わない。発電効率をアップするにはそれなりの色素を使わねばならないけれど。

湿式というからには湿っている。これは化学反応でもあるので電気を通す電解液という液体を使う。ただ本当に液体だと扱いずらいので、ゼラチンにしたりいろいろと工夫している。

特徴としては、
1)シリコンを使わないため安い
2)シリコンを使わないため環境にやさしい
3)理論上の発電効率はシリコン太陽電池より良い
4)柔らかいもの、曲面を描く形も可能
5)透明なので窓ガラスを太陽電池にすることが可能
西日のキツイ窓には最適ですね。

黎明期の欠点は
1)腐りやすい(おいおい)
2)乾燥に弱い
3)色素が褪せる
とかだったかな。今はどうかな。最近はあまり調べていない。

10年くらい前、日本の大学や研究機関などでも話が出た頃、材料の入手がかなり困難だった。適した二酸化チタンの試料は個人輸入しかなかったし、ITO透明電極も手焼きだった。ガラス板に刷毛で二酸化チタンを手塗し、オーブンでチンである。この透明電極2枚の間に色素を混ぜた電解液を流し込む。やりたかったのだが、個人的にはお高い(金額、敷居とも)ものだった。

それを簡単にしたのが花力発電キットだったわけです。金額はお高いままだけれど入手性はいいですよね。

太陽電池展にいきたかったなぁ。

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