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WHO フェーズ6へ引き上げ検討 

WHOの警戒定義から、地理的な感染拡大と人から人さらに人へと3世代に渡り感染が広がっている場合、現行のフェーズ5から6への引き上げとなるとの報道がある。

ただ新型インフルエンザはブタインフルエンザの変異型ではあるが、弱毒性であり、季節性のインフルエンザと違いは大きくないこともあって、渡航禁止や国境閉鎖は勧告しないだろうと見られているとのこと。

ちなみに現在外務省は、メキシコ渡航についてのみ「渡航の延期をおすすめします」としている。

本来の外務省のスタンスだと次のような対応予定であった。
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/kaian_search/sars_qa.html#q9

■フェーズ4宣言前(日本政府が新型インフルエンザ発生の疑い例を把握した時点)
  <渡航者向け> 「不要不急の渡航については、延期も含め検討してください。」
  <在留邦人向け> 「予め今後の退避の可能性も含め検討してください。」

■フェーズ4~6(WHOよりフェーズ4、5又は6が宣言された時点等)
  <渡航者向け> 「渡航は延期してください。」
  <在留邦人向け> 「今後、出国ができなくなる可能性及び現地で十分な医療が受けられなくなる可能性もあります。退避については、これらの点も含め検討してください。帰国に際しては、停留される可能性もあることに留意してください。」(ただし、WHOの感染拡大封じ込め措置によって封鎖された地域の邦人の皆様には、同措置への協力を呼び掛ける予定です。)

■例外的ケース(発生国当局が出国禁止措置をとった場合)
  <渡航者・在留邦人向け> 「現地の安全な場所に留まり、感染予防対策を徹底してください。」

感染力や病気の程度から判断して、経済的な打撃の大きい渡航制限まではWHOも考えていないようではある。

外務省によれば民間機が運航停止した場合の国民保護についても記載があった。
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/kaian_search/sars_qa.html#q10
Q10. 民間機が運航停止した場合に邦人の出国手段の確保はどうなりますか。
A. 新型インフルエンザ発生時に帰国等を検討されている方は、WHOフェーズが4になる可能性が高まる場合には、民間航空機(定期便)が運航しているうちに速やかに発生国から出国されることを強くお勧めします。新型インフルエンザの発生により民間航空機(定期便)が運航停止する場合には、チャーター機等による輸送の可否も検討しますが、チャーター機等の確保には、WHOの勧告を受けた現地政府の感染拡大防止のための出国禁止措置等の制約要因もあります。なお、発生国が出国禁止措置をとった場合は、在留邦人の皆様には現地の安全な場所に留まり、感染予防策を徹底するよう呼び掛けることとしています。

どうやらおいてけぼりのようだ。

インフルエンザ・ウイルスはとても変異しやすい。それも好きで変異しているわけでなく、自分の複製の失敗が多く、多くの変異株が生き残れずに消滅していると考えられるが、中にはウイルスにとってうまく生存できる変異株が出現することがある。豚しか発病しないブタインフルエンザ(仮に移っても養豚業者くらい)が人間の間でも感染するのはこうした変異が起こっているからだ。WHOが恐れているのはさらなる変異でヒトの間の大流行なんだと思う。

ちなみに鳥インフルエンザは今回のインフルエンザとはかなり違う。
鳥からヒトへ容易に感染しにくい。これは鳥の体温とヒトの体温に違いがあるためとの考察もあるようだ。鳥はヒトよりも体温が高く、体温の低いヒトに感染しようとしても鳥インフルエンザは生きていけないらしい。またインフルエンザが取りつく場所(受容体)に違いもある。ただ鳥インフルエンザは糞の中にもいるため大量に吸い込めばヒトであっても感染することはある。また体液、血液や死体からも、まれに感染する場合がある(鳥肉、鶏卵からの感染の報告はない)。この点、呼吸器からの飛沫感染が主な通常のインフルエンザとは違う。

鳥インフルエンザがヒトからヒトへの感染はごくまれなのは、呼吸器による飛沫感染が少ないからだとなんだろうか(変異すれば別)。

鳥インフルエンザの毒性は強力で、致死率は50%を超える。それも呼吸器だけでなく内臓でも増殖し破壊してしまう。
今回の新型インフルエンザの致死率は季節性のものよりやや高いようだが、軽症で治ってしまった人も中にはいるため季節性のものと同程度の可能性もあり、統計を整理しているところだろう。

ただ豚はヒトと鳥の両方のインフルエンザに感染するんだよねぇ。

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