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あれから半年後… 

先日、金融関係の人と話す機会があった。
報道では底を打ったという不況であるが、取引先との雑談では、少なくともよくて底に沈んだまま、下手すると底が斜面で転がり下っているのではないかという悲観的な冗談をしている状況だ。

そこで金融側はどう捉えているのか聞いてみた。

「10月までに中小企業にも回復の兆しがないとダメですね」
な、なんと。

つまりこういうことらしい。
昨年10月以降の急激な経済活動の縮小は、著しい受注減と激しいコストダウンを招いた。一気に仕事がなくなったため資金繰りに窮した企業は緊急融資に群がった。

バブル崩壊後の乱発融資の反省で、信用保証協会は全額の保証はやめ、貸し倒れ時の2割は金融機関に負担させる制度改正が行われた。しかし今回の緊急融資ではこの制限を取り払い、金融機関が中小企業にも融資しやすいように国も新たな制度を創設。これによって昨年末から今年の3月までにかなりの企業がこの緊急融資を利用した。もっとも信用保証協会の審査はバブル崩壊期よりは厳しいが、政府の指導もあるようで協会によりけりという話もある。

さて、金融関係の人は過去の例(バブル崩壊期)や融資の実務から、緊急融資は運転資金半年分程度であろうとのこと。他の借入金や日常的な人件費などの経費や材料仕入れの支払い、約束手形の決済などで、少なくとも受注が増えない限り夏を越えたあたり、9月までが精一杯の企業が多いのではないかとのこと。受注が増えないとさらなる融資は厳しいと見られることから、3月決算ならちょうど半期に当たる9月以降がなんらかの動きがあるのではないかと言っていた。

そして選挙が8月末という微妙な時期になり、さらに政権が変わる可能性もあるために政策が止まってしまうのはタイミングが悪かったとも言っていた。

持久戦だけなら長くて1年だよなぁ。取引先の倒産が増えたら連鎖倒産になってしまうわけで、新規の会社からの受注については慎重にならざるを得ない。さらにその日の資金がほしいためか、採算度外視の激安見積もりが見られるし、大企業の購買の一部にも精度・性能を重視せずに価格だけで決めてしまうところもある始末だ。結果的に高い買い物になるんじゃないかねぇ。

仕入先に聞くと、多層基板を下手なシャーリングで切断し、のちのち基板がはがれてしまうであろう不良の山が納められてひどい目にあった会社さんもあるようで…


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