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放射線の観測 

キーワードに“放射線”というのがあったので、思い出した。

身の回りには放射性物質がいくつかある。その中にはあえて利用しているものもある。
ここでいうのは医療とかではなく、普通に人知れず存在するモノたちのことだ。

1)まず空気中を浮遊するチリ。ここには自然を由来とする放射性物質があり、放射線を出している。
2)墓石などの御影石(花崗岩)やマンションなどのコンクリートの砂。
3)一部のランタン(キャンプなどに使われる照明具)のマントル。

もっとも放射線を観測したくても、測定する方法がなければわかりません。そこで3つの方法を提示します。

まずは放射線量を数値化して測る方法として、
1)日本科学技術振興財団から“はかるくん”(γ線量計)を借りる(無料)。
2)電子工作も兼ねて、ガイガーカウンタキットを購入し作る(α線、β線、γ線)。

“はかるくん”は一部では有名。学校を通して借りる方がいいかもしれない。
これらの計測器であれば、どんなところの放射線が強いか、また天候による違い(特に雨の降り始め)、標高による違い(宇宙線由来の放射線)、岩石による違い(花崗岩はトリウムやウランが含まれる)がわかるのではないだろうか。

放射線がどのように飛び回っているかについては、霧箱をつくって軌跡を観測することでできる。作るのにそれほどむずかしくはない
霧箱の場合は放射線源があると便利なので、ランタンのマントル(最近のものは放射性物質が含まれていないものもあるので注意)を使うのがよい。もっともなくても宇宙線や自然界由来のものも勝手に飛び込んでくるし、花崗岩でもいいかもしれない。

霧箱の軌跡は放射線(主にα線とβ線)が通過した時、水の粒子(蒸気)として見ることができる。
γ線は電離作用が弱いため、ほとんど見られないと思う。
またα線とβ線は荷電粒子なので磁場の影響を受ける。なので磁石があると軌跡が変わるはず(ローレンツ力?)。


ここで頭のいい知識力を持った偏屈な人はこう考えるだろう。
β線は電子線だ。霧箱の軌跡が観測できるということは、位置が常にわかっているのではないか。これは不確定性原理に反するのではないか。
さらに霧箱の中に二重スリットがあったらどうなるのだ。
どうなるんでしょうなぁ。

さてランタンのマントルになぜ放射性物質が含まれているのかを考えてみるのもいいかもしれない。
医療とか発電以外で手に取れる身近なものに放射性物質が使われているわけだから、興味深いだろう。

放射性物質とか、放射線や放射能って恐いと思うだろうが、ラドン温泉とか行けば身体に良い放射線なわけだから、自然レベルのものはそれほど恐がらなくてもよい。もうあちこちから出まくりだ。そんなに恐かったら、お墓参りはいけないし、鉄筋コンクリートの住まいにも住めない。温泉にもいけないな。

放射線科学センター:霧箱を作ろう
http://rcwww.kek.jp/~sanami/kiribako/

ストロベリーリナックス:USBガイガーカウンターキット
http://strawberry-linux.com/catalog/items?code=53001

キーワード:放射線、花崗岩、放射性物質、霧箱、ランタン、マントル、炎、イオン、電離

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