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夏のインフルエンザ 

新型インフルエンザは8月中旬現在で勢いを増しているらしい。
高温多湿の夏の季節はインフルエンザは活動が抑制されるので新型も同じであろう、という観測はみごとに裏切られた。第一波から海外からの渡航者が持ち込んでくる分と、散発的に国内で感染を広げる分など、くすぶるように全国へと広がっているようだ。何らかの疾患を持っている高齢者の方で死者も発生し、幼児が脳炎になってしまうなど重症化も見られるようになった。高齢者は帰省した孫などが感染していたなどで広がることも十分に考えられる。今まで高齢者に少なかったのは、感染者数の多い10代と接触する機会が少なかったからではないだろうか。これが帰省などで接触してしまったがために…ということはないだろうか。

秋の第二波に向けて大方の予想通り事態は進んでいるようにみえる。唯一の想定外は、やはり夏の流行が思いのほか早いということだろうか。海外旅行者が持ち込んでしまう数も結構ありそうですからなぁ。

ところで一般的な常識としてインフルエンザは乾燥した冬に流行し、高温多湿期には衰退する。これは先にも述べた通り高温多湿では活動が抑制されるからだ。

しかし沖縄県ではここ数年、夏に活動がみられることがあった。

感染症広報センター:2006/07シーズン夏季のインフルエンザ流行-沖縄県
http://idsc.nih.go.jp/iasr/28/333/pr3334.html

日経メディカルオンライン:沖縄では夏季のインフルエンザ流行が定着か
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/special/flu2007/pickup/200712/504987.html

上記リンクはいずれも2007年末のものである。
新型インフルエンザが発生する前から、沖縄県では夏にインフルエンザが流行するという現象が2005年から発生し、ようやく専門家が把握した頃である。

なぜ夏まで流行するのか、についてはまだわかっていない。一説には「クーラーの影響」が指摘されているようだが、科学的な裏付けはない。今回は新型インフルエンザが夏に流行し、今までの過程から夏に流行したインフルエンザ株がそのまま冬にも流行することが多いらしいので、このまま冬の大流行につながる可能性も大きい。

ワクチンの問題は、増殖率がよくないためにワクチンの生産量が少ない見込みとなっているらしい。ワクチンの優先順位は厚生労働省で検討され近々に発表される。

10代の集団感染を抑え込むために学校での予防接種をするとしても、就学年代は1500万人以上おり、年内に国内で製造できるワクチン数に匹敵する。

10代は感染しても体力もあって回復するので、何らかの疾患や入院患者に接種を優先すべしの声もある。なかなかむずかしいところである。

もっとも現段階の厚生労働省の考えは、強制ではなく任意接種の方向で考えているらしい。

大きな流行でもある程度感染してしまえば、下火になるはずだ。日本人や世界中の人たちがすべて感染するということはない。なぜならある程度感染し発病すると免疫を持っている人が増え、感染の広がりができにくくなるためだ。想定では3000万人程度が感染すると見られているため、国民の25%程度の感染はあることになる。

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