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富士山ハザードマップ 

“死都日本”を読んだからでもないが、検索キーワードにも富士山の噴火について調べている人もあったことだし、また過去に“東海地震と富士山”というのも書いたままだったので追記も兼ねて記載する。

東海地震では静岡県や神奈川県西部と愛知県東部では大きな被害になると思われる。また交通の大動脈たる東海道が寸断されることで経済的な影響も大きいと思う。しかし迂回ルートの利用、また復旧に半年も掛ければ概ねの交通機関について復旧されるのではないだろうか。ここでは申し訳ないが被災者のことは考えない。

ところが最悪遷都しなければならないほどの災いとすれば富士山の噴火だと考えている(もっとも浅間山の大噴火でも影響は大きいだろう)。

首都圏に最も影響を与えるものは降灰である。

富士山ハザードマップ検討委員会報告書:降灰可能性マップ (184KB / PDF)
http://www.bousai.go.jp/fujisan-kyougikai/report/houkokusyo5-5.pdf
これによれば富士山のいずれかで噴火した場合でも、偏西風の影響で関東に火山灰が降灰する。宝永噴火(1707年)程度の噴火で、首都圏では2センチ以上の降灰がすると想定されている。
90823_01.jpg

1)人的被害としては、呼吸器系の疾患を持つ者だけでなく多くの人が灰により健康被害を受ける。
2)道路は、降灰1日5センチ以上で通行不能となる見込み(除灰しきれないため)。神奈川県下の道路は走行困難となると思われる。
3)鉄道は、信号のやりとりに障害がでて混乱。
4)航空機は降灰中では飛行できないので運行不能。
5)上水道では降灰により沈殿槽の処理が間に合わなくなれば給水不能(酒匂川水系)。
6)東京、神奈川、千葉県の降灰2センチの地域では畑作農産物は1年間収穫ができず。
7)関東一円の稲作は1年間ほぼ収穫できず。
8)静岡県東部と神奈川県の森林はほぼ壊滅。その他、山梨、東京、千葉県でも大きな被害。
9)降灰厚が30センチを超える静岡県東部と神奈川県中央以西では灰おろしをしないと降雨があると灰の重みで住宅の倒壊(全壊)が起こる(30センチ以上で30%、45センチ以上で60%)。
10)自動車はエンジンの故障。

山梨県南部と神奈川県の西側3分の2にあたる降灰10センチ以上の地域では土石流の可能性がある。宝永噴火では降灰と土石流の影響もあって酒匂川では氾濫が起きている。

そういえば降灰を除灰してもいったいどこへ捨てればいいのやら?

富士山防災協議会:富士山火山防災マップ
http://www.bousai.go.jp/fujisan-kyougikai/fuji_map/index.html
上記リンクには、富士吉田市、御殿場市、富士市、足柄上地区、小田原市の防災マップおよび共通ページが掲載されている。

これらの災害は噴火の期間が長いほど影響が大きくなる。
降灰により神奈川県西部に集中する東海道(道路、鉄道共)および東名高速は通行不能となり東西の大動脈が寸断される。また航空機についても降灰がおさまるまでは空港の利用だけでなく上空を飛行できない。

電気機器類への影響としては雲仙普賢岳噴火の際に、ガス湯沸かし器、空調機、カメラなどのセンサーの故障があり、また自動販売機の故障もあったそうである。

富士砂防事務所:富士山溶岩流3次元マップ
http://www.cbr.mlit.go.jp/fujisabo/jigyou/3dmap.html
上のリンクは富士山が噴火した場合の溶岩流シミュレーション動画。

火山噴火は地震予知と違って概ね噴火の時期が推定できるとされる。規模などはどこまで事前に推定できるかは不明だが、事前に避難誘導や準備はできるだろう。むしろ個人の勝手な行動によるパニックはないともいえないが…。

災害が大きいか、小さいかというのは意味はなく、被災した個人にすれば、それが地震だろうが、噴火だろうが、水害だろうが、人生にとって大変な事件であることに変わりはなく、災害の大きさに関わらず助け合う精神は必要だということは忘れてはならない。

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