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空の中 (角川文庫) 

空の中 (角川文庫)
空の中 (角川文庫)
おすすめ平均
stars映画化に期待
starsまさしくライトに読める
stars素敵な 地球防衛軍 少年よ 少女に負けるな???
stars大好き!!
stars文庫化に当たり収録された後日談もいい

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“海の底”に続き、本書も読んでみた。“海の底”と違って今回はちょっとハマりきれなかった。海の底は匝のお気に入りだ(処女作の“塩の街”は手にとったが購入までには至らず)。

著者はライトノベル出身(というか本書もラノベになるはずが単行本化されたのだが)であるためか、世界を子どもに背負わせるところがあるが、本人談で大人のラノベを標榜していることもあって大人もしっかり登場する。そしてお約束で恋愛がらみでもあるが、本書はSFだ。

YSに続く国産超音速旅客機が開発され、その試験飛行中に謎の空中爆発。続く航空自衛隊のジェット戦闘機も高度2万メートルで1機が空中爆発し、1機が危機一髪で帰還。メーカーと空自が調査した結果、高度2万メートルに謎の生物の存在がわかる。

爆発した空自隊員の子供が浜辺でクラゲのような謎の生物を発見し、それが高度な知的生物とわかり一緒に過ごすが、それが自分の父が死んだ原因となった高度2万メートルの生物と同一とわかり拒絶。

試験飛行中に爆発した旅客機の機長の子供は、その復讐のために謎の生物を倒すための運動を展開する。

諸外国との外交に苦慮する政府が起こした軽はずみの行動が日本に恐怖を巻き起こす。謎の生物を倒すために子どもたちは歪んだ共闘をし、高度な知的生物ゆえにどうにか対話で解決したい対策本部の大人たち。

正直、最初の掴みが“海の底”の方がよかったのと、やはり知的生物モノは匝の肌に合わなかったようだ。後半は子どもたちの団体と対策本部の人たちの駆け引きが、それなりの展開でおもしろかったですが。

頻繁に出る高知弁、そして年季の入った宮じいの存在が非常によかった。宮じいのように自然にさらりと本質がいえる高齢者がたくさんいれば、いい国になると思いましたよ。そういう意味では文庫本の特別書下ろしは大変良かった。

本篇はやっぱりラノベのお約束なのか、ちょっと男女のやりとりがわざとらしくて、ねぇ。


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