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ランド2色法(とりあえず解答編) 

ランド2色法について、どうにかわかってきた。
まず手持ちの写真で2色法を再現しよう。ただしこれはフィルタを使った白黒写真ではなく、デジカメで普通に撮った写真を色分解したものを使っている。またモニターの特性やデジタル的なRGBの影響なのか、はたまた匝の腕の問題か、カラーの度合が弱いのは勘弁してください。
90920b.jpg
店先で売られている浮き輪の写真。これをRGBの三色に分解し、赤だけを抽出。この時点で赤黒写真になる。
90920a.jpg
次に同じ写真を同じように三色に分解し緑だけを抽出するが、この時、白黒にする。すなわち緑色の濃淡が白黒の濃淡になる。カラー写真を白黒にしたのではないので注意。
90920c.jpg
この2枚を画像ソフトのレイヤーに重ね、透明度(または不透明度)を適当にいじり、カラーの度合を決定する。

上の写真では、赤黒写真と白黒写真を重ねているのに青っぽい浮き輪が浮かんで見える。全体的には赤の強いセピア写真のようである。

青っぽく見えるところの色を抽出すると、実は茶系の色であることがわかる。

下の写真は元の写真。一番下の浮き輪は緑色だが、上の2色法の写真ではこれは再現されていない。
90920d.jpg

ところで赤黒写真と白黒写真ではなく、赤黒写真と緑黒写真との組み合わせだとどうだろうか。
次の写真はカラー写真から緑色だけを抽出したもの。
90920e.jpg
上の写真に先の赤黒写真を重ね合わせ、透明度を50%にしたものが次の写真だ。赤と緑が重なっているので、本来白くなる部分は黄色を帯びている。赤緑写真でも青が再現できているのがわかるだろう。
90920f.jpg
さて、赤黒写真と白黒写真を重ね合わせると、なぜ存在しないはずの青みを感じるかだ。
以前にも書いたとおり錯覚の問題であるが、ようやく少しわかりかけてきた。

ヒントは錯視の“北岡明佳の錯視のページ”にあったのだ。
このサイトは以前にもみていたが、まさか2色法についての記載があったとは気付かなかった。
“「Land の2色法」のデモ”を参考に今回の実験を行った。

このサイトによると“ヘルソン・ジャッド効果”の影響が考えられるようである。
“ヘルソン・ジャッド効果”とは、灰色の背景に黒から白までのグラデーションになるような色票を並べ、赤または緑などの単一光で照らす。すると…
1)背景の灰色より明るい色票の場合は、照らされる光の色に
2)背景の灰色よりも暗い色票の場合は、照らされる色の補色に
3)背景の灰色と同じ色票(灰色)の場合は、灰色に
見えるというものである。

赤黒写真は照らしている光源の色、緑黒を元にした白黒写真は色票の役目を果たしているのでありましょう。

なんで脳はこんなしくみを備えているのか考察し見ると意外と身近な問題があるのだと気付きます。
たとえば白熱灯というのはかなり橙色なわけですが、白熱灯下でも白い紙は白くみえるではありませんか。人間の眼(脳)は勝手に色補正してしまう。つまり黄色っぽい世界でも青とか認識できてしまう。

デジカメで撮影すると黄色の強い写真になってしまいます。そこでホワイトバランスを調整するわけです。“ヘルソン・ジャッド効果”って光の色合いが変わっても色の区別がつくように脳が補正しているのかもしれません。本当のところは、まだわかっていないようですけれどね。

もっともナトリウム灯などの単色光は色の認識ができにくいですけれどね。

自分の目で見たモノしか信じないという人は、なんと自分にだまされてしまうわけですな。

匝のサイト:2色法の疑問
匝のサイト:2色カラー(追記版)

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