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浸透圧発電 

海水と淡水の塩分濃度差を利用した浸透圧発電。
この原理を利用した発電実験がノルウェーで開始された。

engadget日本版:世界初の浸透膜発電所、ノルウェーで稼動開始
http://japanese.engadget.com/2009/11/26/Osmosis-power/
発電能力はわずか4キロワット。電子レンジ数台動かせます。ゆくゆくは25メガワット級のものを建設する予定らしく、横浜港の風力発電所(ハマウィング)10基以上の能力となるらしい。

もちろん日本でも研究は行われている。

浸透圧発電は、水だけが行き来できる膜を境に濃度差のある液体(海水と淡水など)が接すると、濃度を同じようにする力が働き、濃度の薄い方から濃度の高い方へ水が移動する。このため濃度の高い方、発電の場合だと海水側にどんどん水がしみ込んで圧力が加わる。

増えた圧力を使って発電機を回す。発電機を通過した水は捨て、また浸透膜を通過した水も濃度が薄くなっているため廃棄する。
91128_pro_tcm45359.jpg
海水と淡水を利用しているので基本的に環境にやさしい。河口近くで発電が可能だ。

しかし大きな問題がある。浸透膜表面にとても小さなゴミが付着し、機能を阻害する問題。この目詰まりによって長期間の発電がなかなかできず、実用化がなかなかされなかったのだ。

目詰まりの問題を解決できれば実用化も見えてくるのだが、研究は進んでいない。誰も目詰まりの解決のために貴重な研究時間を使いたくないようだ。若い研究者なら特に世間を驚かせたりしたいもの。目詰まりなんて地味ですからねぇ。

日本ガイシ:2003年10月号/濃度の違いで一方通行
http://www.ngk.co.jp/site/no74/content.htm

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