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金星へ 

JAXA ISASの金星探査機“あかつき”。火星探査機“のぞみ”(失敗)に続き、惑星大気の観測を行う。日本は惑星大気の研究では世界でもトップといわれる。火星についても地表を探検する声もあったようだが、既にアメリカがやっているし大気の方が謎が多いため研究対象として選ばれたらしい。

火星は遠く、太陽光も不足する環境だが、金星は地球から近く太陽光もふんだんにあり電力不足に陥ることはまずない。逆に強すぎる太陽光(熱や紫外線)が問題になりそうだが、火星にいくよりは太陽パネルも小型でよい。

もともと“のぞみ”は金星探査の予定だったが、火星に向けたのは火星大気で新たに発見された現象の観測のためだった。

さて“あかつき”だが、こちらも惑星大気の観測が主なようである。金星探査は旧ソ連が頻繁に行っていて金星着陸まで行っているが、金星の過酷な環境(硫酸の雨、90気圧の大気、気温470℃)によって旧ソ連以外では着陸観測は行われていない。

最近では1990-1994年に金星観測した米国のマゼランくらいしかないので、実に15年ぶりの本格的な金星探査になる。金星もいろいろと不思議なことが多そうだし、そもそも他国もあまり探査していないので楽しみです。米国はどうも人間が行けそうにないところには興味が薄いようだ。移住癖があるのか?

日本の場合、予算がないので探査機は予備機なしの1台。それも推進系などの実証試験も兼ねたりすることもあるので、常に失敗の危険が伴う。偵察衛星も予算不足で光学衛星とレーダ衛星とひとつのロケットで打ち上げ失敗し、同時に2個消滅させた失敗もある。衛星は安くないし(数百億円)、観測機会が失われたり数年単位で遅れたりするので、打ち上げ予算をケチらない方が結果的にいいんだが財政当局はわかっているのかねぇ。

ISAS:あかつき
http://www.stp.isas.jaxa.jp/venus/index.html

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