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日本人初!宇宙へ 

昨日12月2日は、日本人が初めて宇宙へ飛び出した日であった。それは19年前になる。
日本人2人目の宇宙飛行士となる予定だったTBS特派員の秋山さんが、チャレンジャーの事故で遅れてしまった毛利さんより先に日本人として先に宇宙へ飛び出し、日本人初の宇宙飛行士ということとなった。

もっとも宇宙飛行士の定義がややこしく、毛利さんが予定通り宇宙へ飛び出しても当時は科学技術者の資格だったので日本ではじめて宇宙に行った人となったに違いない。

1990年といえばバブルの絶頂期であり、TBSも100億円という金額をソ連に支払っての一大イベントであった。このため世界で初めてお金を払って宇宙へ行った人でもある。実に日本的ではないか、イヤミではないぞ。

実際にテレビでも見ているのだが、あまり印象がない。サイエンス成分が大変不足している番組で、どちらかというと報道番組だったのではないだろうか。当時は冷戦末期。核戦争が現実に隣り合わせだった時代。宇宙から地上を見て、ちいさな地球の上でどれだけの争いが行われているか、そして宇宙から見ればどれだけ小さな事柄なのかを報道したかったのだろうか?小さなたった一つの地球で何を争っているのかと。

バブルの勢いはそんなことはお構いなしだった気がする。湾岸戦争だって、テレビの前でお菓子食べながら空襲生中継を見る時代となっていた。

どちらかというと普通のおじさんでもお金と努力をすれば宇宙旅行ができる時代になったわけだが、毛利さんもスペースシャトルで連れて行ってもらったわけで、やはり自国の技術で飛び出すのとは意味合いが違うんだろうな。中国が自力(ロシアの技術の移転としても)で神舟で有人飛行をしたのは、中国人にとっては自国の力でいったわけでやはり感慨深いのだろう。

日本ではなかなかできない。日本は失敗に厳しく、もし有人機が失敗したら宇宙開発自体が吹っ飛びかねない。まして事業仕分けをみてしまうと「ロシアのロケットでいけばいいじゃないですか」などといわれてしまうだろう。ま、実際にスペースシャトルで行っていたわけですけれどね。

宇宙に飛び出て眼下に地球を見ると人生観が変わる人が多いらしい。燃え尽き症候群になったり、何かを悟ったり。
人間の心では宇宙の闇は深く暗すぎるのだろう。日常のいざこざだってとってもちっぽけなものに見えてしまう。いやいや自分自身がちっぽけなものにみえてしまい、そこから新たな人生観が開けるのかもしれない。
ブッダなんか宇宙へ行かずにそういう悟りを得たのだろうか。

“怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ
 おまえが長く深淵を覗くならば
 深淵もまた等しくおまえを見返すのだ”
  ~ニーチェ

宇宙と戦うには人間一人ではちっぽけすぎる。
 そして世界と戦うにも…
  予算と戦うにも…

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