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石でできた紙 

紙の原料、パルプ。このパルプは針葉樹林や広葉樹林の伐採がつきまとう。これからは木を伐採することなく、石から紙を作ろう。そんな発想で石から紙を作ってしまった台湾の会社がある。

開発会社:台湾龍盟科技


台湾のテレビでの紹介

この紙の原料は“石灰石”が約7割と“ポリエチレン”、“紫外線遮断剤”なのだそうだ。
ポリエチレンは表面をコーティングしてインクのノリをよくしたり、防水や光沢などの処理として使われる。

メーカーのいう利点は
1)木を伐採しない→地球環境にやさしい
2)水資源の保護→パルプからつくる製紙では大量の水を使用する
3)リサイクルが可能→古紙にように大量の水や漂白剤は使わず、再度、紙もしくはプラスチックにリサイクル。
4)陽の光で分解→太陽光(紫外線)下、数か月でたまごの殻のようにバラバラになる

動画や説明を読むと紙のような柔軟性があるようで、しっかり折り紙にもなる。

日本では紙の6割が古紙であり、パルプの多くを輸入に頼っている。
意外なのは、パルプの輸入先は北米と豪州が多い。木の種類は、針葉樹と広葉樹の両方である。紙としては針葉樹の方が繊維が長く丈夫な紙を作ることができるそうだ。このため高級パルプを使う牛乳パックや封筒、紙袋など丈夫である必要なものに使われる。広葉樹からの紙は、コピー用紙や印刷物に使われている。

コピーやプリントなど事務関係、チラシ、パンフレットなどの大量の印刷物をみると結構、紙を使っているのだな、と思う。そう考えると印刷ミスなど気がとがめちゃいますね。

製紙の過程をみると水が大量にいることがわかるだろう。和紙の工程をみても、大量の水に紙の原料を溶かし紙を漉いている。製紙工場でも同じで、重量比1%がパルプであり残り99%が水だ。このために大量の水が必要となる。
それに対しストーンペーパーは、ほとんど水を使わない。
メーカーによれば紙1トンあたり約81キロリットル。ストーンペーパーではわずか0.1キロリットル。

リサイクルではプラスチックの回収システムに載せることで、再度ストーンペーパーにするかプラスチックの添加剤としてプラスチックに再生することができるのだそうだ。しかしリサイクルシステムがないこと(実際にストーンペーパーが広く認知されていない)や結局、紙リサイクルの混在されてしまいそうである。

太陽光、特に紫外線に弱いというのはある意味困ったことでもある。耐久性に劣るのだが、実際のところ紙製品の多くは長期保存するところでの利用は限られると思うので問題がないだろう。名刺とか会社案内などは陽のあたる所に置かれないし、そんなに数年も耐える必要のないものである。むしろ散らばって分解されない方が問題が多いように感じる。

さて原材料の石灰は、日本では数少ない自給できる資源のひとつだ。コンクリートの原料でもあるので、いまさら環境がどうのということもないだろう。

ストーンペーパーは、表面処理にポリエチレンという石油製品を使っているが、製紙には大量の水のほか、乾燥工程では大量の電力や燃料を使っているために二酸化炭素の排出量が多い。ストーンペーパーはこの乾燥工程がまったくなく、ほとんどのエネルギーが燃料ではなく電気に頼っているとのこと。そういう意味では石油をあまり使っていないと言える。

ま、宣伝するわけではないが、価格さえ適当であればよさそうな製品ではある。
個人的には石灰を使っていることがひっかかるのだが、何が問題かよくわからない。
何かネタがあれば、結構おもしろい商品だと思いますね。

日本での代理店
株式会社TBM:名刺なら通販でつくってくれる。
http://www.tb-m.com/index.html

国内実績例
http://www.tb-m.com/results/index.html

メディア
http://www.tb-m.com/results/media.html

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