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南極海の戦い2010 

今シーズンも、捕鯨反対を旗印に活動するシー・シェパードと水産庁の捕鯨調査船団との攻防戦が南極海で繰り広げられている。(昨シーズンのブログ

12月10日
13:00(PST) シーシェパードのスティーブ・アーウィン号が航海中の監視船第2昭南丸を発見。捕鯨船団への攻撃をするはずが第2昭南丸に尾行されている。
シーシェパード側の目的は「日本政府と関連組織の行う不法行為を保護する費用を増大させ、捕鯨原価を高くして倒産させること」と強気の発言。

同じ日の11時にシーシェパードの新型高速船アディギル号がオーストラリアの税関を通関。
シーシェパードのサイトによれば、最大速度は50ノット(時速90キロ)、ステルス塗料(レーダー偏向塗料)が施され、新兵器の軍用レーザー(フォトニック ディスラプター)を携帯。出力は100mWか

12月14日
スティーブ・アーウィン号は第2昭南丸の執拗な追跡を振り払うため流氷の海へ。スティーブ・アーウィン号は今回から放水銃を搭載し、第2昭南丸との間で放水合戦をし「乗組員は濡れても対決の余韻に浸っていた」と満足な様子。
おそらく日本側は淡々と仕事をこなしていただけのようだが。
91227_1214S.jpg

12月17日
鯨類研究所によれば
15時(JST)、追尾していたスティーブ・アーウィン号から第2昭南丸へ撮影ヘリが飛来するとともにスティーブ・アーウィン号反転、第2昭南丸に向かってきた。第2昭南丸は無用な接近・妨害活動から逃れるためにスティーブ・アーウィン号を追航するように操舵。同時に長距離音響発生装置(LRAD)の使用と放水を開始。

これに対し16時(JST)にはスティーブ・アーウィン号からロープを垂らし、第2昭南丸のスクリューや舵などへの攻撃を開始。さらには緑色レーザー光(軍用レーザー)を発射する。
91227_1217N1.jpg 91227_1217N2.jpg(日本鯨類研究所 提供)
シーシェパードによれば
第2昭南丸はヘリコプターに対しLRADを使用。軍用クラスの武器を航空機に向けたと非難。
やむを得ずヘリはスティーブ・アーウィン号に戻るが、第2昭南丸がヘリコプターを破壊するために着陸デッキに対し放水したと主張した。
91227_1217S.jpg

12月22日
シーシェパードによれば、
スティーブ・アーウィン号は南極デニソン岬にあるオーストラリアのモーソン基地(モーソン小屋)を訪問。
モーソン基地から第2昭南丸へ、オーストラリアの領土領海で何をやっているかの問い合わせを発する。第2昭南丸から、日本はオーストラリアの南極領有権を認めていない、と回答があった(注:南極条約)。
このままコモンウェルス湾で3日間停泊。

12月22日
14時45分(PST)
今年は追うはずが追われることになったスティーブ・アーウィン号。未だに捕鯨船団本体を目にすることなく、第2昭南丸の執拗な追跡と放水が行われている。

【ビデオ】スティーブ・アーウィン号に放水する第2沼南丸(シーシェパードサイト)

これは事前に日本政府が計画していたことだった。


12月8日の赤松農林大臣記者会見(抜粋)
記者:…シー・シェパードが、新しい高速の船を導入して、それが今日にも出航するんじゃないかと、現地で言っておるらしいんですが…

大臣:…今、6船だったかな、たしか、調査母船を中心にして、妨害を予防するような船も2つぐらい配置して、6つの船で対応していくということで、今、対応を進めています。
つまり第2昭南丸ともう1隻が妨害を予防する船、調査捕鯨する船は4隻の6隻が用意されているらしい。第2昭南丸はスティーブ・アーウィン号を追い回して、その間に安全な調査捕鯨をするという作戦。もう1隻は捕鯨船団の周囲で警戒しているのでしょう。ちょっと攻めにでたようです。
91227_1222S.jpg(日本鯨類研究所 提供)
スティーブ・アーウィン号も必死に逃れようとレーザと酪酸による攻撃を第2昭南丸に行う。キャプテン自らも酪酸を投てきする姿。強気の姿勢ではあるがイラついている模様。23日のアディル・ギル号の合流待ち。

12月23日
0時30分(PST)
シーシェパードによれば
アディル・ギル号がスティーブ・アーウィン号に合流。第2昭南丸はアディル・ギル号のステルス塗料により7海里(約12キロ)後方に接近するまで捕捉できなかったと推測している。合流後、さっさと乗員と資材をアディル・ギル号へ移し、第2昭南丸へ出撃。この間にスティーブ・アーウィン号は第2昭南丸から逃走する算段。
91227_1223S1.jpg 91227_1223S2.jpg
アディル・ギル号は軍用レーザで攻撃。第2昭南丸は放水銃とLRADで応戦。2時間の戦いの隙にスティーブ・アーウィン号は12カイリ(約22キロ)まで逃走したが、第2昭南丸は全速力の20ノット(時速36キロ)で追跡され6海里(約10キロ)まで接近。この間アディル・ギル号とは南氷洋の荒波2メートルの中、20ノットの高速移動戦が繰り広げられた。

鯨類研究所によれば
91227_1223N1.jpg(日本鯨類研究所 提供)
アディル・ギル号が第2昭南丸の前を衝突寸前の距離で走り回り、船尾からはロープの曳航によるスクリューや舵への攻撃。また軍用レーザとランチャーでボール様のモノを発射するなどの攻撃を行ってきたが被害はなかった模様。

【ビデオ】第2沼南丸船首を横切るアディル・ギル号(日本鯨類研究所)
【ビデオ】第2沼南丸操舵室に向けレーザ照射するアディル・ギル号(日本鯨類研究所)

91227_1223N2.jpg 91227_1223N3.jpg(日本鯨類研究所 提供)
スティーブ・アーウィン号は妨害に参加せず逃走を図るも、アディル・ギル号が3時間半にわたる攻撃の末にトラブルのためか停船。第2昭南丸は引き続きスティーブ・アーウィン号の追跡をしているとのこと。

日本政府(赤松農林大臣)も高速船については次のように会見で話している。

大臣:何か、40ノットかなんかの新しい高速船を造ったということで。ただ、あれ、何か樹脂で造っているから、本当は、弱いらしいんですけれど、氷にぶつかったら壊れちゃうんじゃないかという意見もあるようですが、まあ、それはともかくとして、旧来船に加えて、新しい船も増加して、それで日本の調査捕鯨を妨害しようと。

うむむむ、下手に動いて壊れてしまったのを日本側のせいにさせる恐れもあるわけだな。


“日本鯨類研究所 提供”の記載のない写真は、シーシェパードサイトからの転載。

参 考
日本鯨類研究所
シーシェパード
日豪トゥデイ:今季も南氷洋の海洋活劇
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