FC2ブログ

ライポンと飛べないはずのハチ 

“ライポン”という昆虫をご存知であろうか。

匝が目黒区洗足に住んでいた小学生低学年であった頃、網を持って近所の団地を駆け巡っていた。この団地にはネズミモチの木があって、白い花をたくさん咲かせる頃、ミツバチに交じってライポンという蜂に似た昆虫がやってくる。

このライポン、毛深いミツバチのような姿をしていて針を持たない。子どもたちはこぞってライポンを網で追い、素手で取り出す。ある程度うまい子だと素手のまま捕まえる。

手をグーにした中でライポンがモゾモゾそして羽をブーンとさせるのがくすぐったくて、楽しかった。手は花粉だらけで花の香りがしたものだ。

間違ってミツバチ捕まえて刺されちゃったこともあったっけ。

川崎に引っ越してからライポンという昆虫と会うことはなくなった。正しくはそれ以降、ライポンに会っていない。さらに川崎では“ライポン”という言葉が通じないのだった。
これはショックだったなぁ。あれは何だったのだろう?

高校に進学しても誰も知らなかった。
ただ、航空力学上飛べない蜂がいるという新しいネタは仕入れることができた。あれは国語の教科書にあったのか、雑談だったのか、これも今では記憶にない。人智の限界の話だったか、がんばればどうにかなるという話だったか…。

その後インターネットが普及し、数年前に“ライポン”を思い出して検索したら…、あった!

ライポン…コマルハナバチのオスということだそうだ。
今思えば、なぜ“ライポン”という名前なのかよくわからない。ネットでも黄色い毛むくじゃら加減がライオンに似ていたからかって書いてあった。
100404a.jpg
さてメスの方はオスとは違い、丸々と大きな黒いハチで針がある。子どもの頃、クマンバチと見誤っていたかもしれない。
100404b.jpg
マルハナバチは身体の大きさの割に羽が小さく、先に言った航空力学上、飛ぶことができない蜂である。もっとも今ではある程度解明されて既存の航空力学ではなく、空気の粘性と乱流を扱った流体力学であったようだ。これほど小さな世界だと空気の粘性が大きく効いてくるらしい。

マルハナバチが飛行するための3つの力

1)失速おくれ
2)回転循環
3)後流捕獲

それぞれはリンクを追ってみてほしい。

もうすぐネズミモチが咲く頃。目を閉じて花の香りを嗅ぐとライポンを追っていた幼少の日々に戻れそうです。

もしかしたら網持って行くかもね。

【参考】
飛べないといわれた昆虫のロボット・ショック
http://www.s-graphics.co.jp/tankentai/news/roboticfly.htm

奇跡のショウジョウバエ
http://movie.geocities.jp/tom_kasa55/column198.html

昆虫記 ライポン
http://www18.ocn.ne.jp/~bell103/kontyuraipon.html

刺さないハチ!? ライポンの謎を追う!
http://news.ameba.jp/cobs/2009/07/41719.html

スポンサーサイト



コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: ライポン

コメントありがとうございました。

残念ながら子どもの頃遊んでいた電電公社の社宅はなくなり、ライポンがたくさん群れていたネズミモチの木もなくなりました。

でも碑文谷公園にはネズミモチの木があるらしく、今でもライポンがやってくるという情報もありましたので、一度いってみようかと思っています。

私の雑文が少しでもお役に立つことができて、うれしく思います。

寒暖の差が激しい毎日ですが、お身体お気をつけて。
ライポンと出会えて子どもの頃に戻れる機会がありますように。

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://eniguma.blog85.fc2.com/tb.php/2105-58115825