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武蔵野さくら巡りポタ その5:国立天文台から帰路編 

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東京三鷹にある国立天文台。
ここで一番好きな場所はこの“第一赤道儀室”なのです。

前回の続き

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第一赤道儀室は1939年から実に60年間もスケッチや写真撮影で太陽観測が行われていた。
そして観測を支えていた技術は実に機械的なしくみ。

ドームは手回し。たくさんの車輪が付いたドームは手回しによりワイヤーによって回転します。
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太陽は空の太陽の通り道“黄道”を1時間に15度移動する。つまり地球一周を24時間かけて元の位置に戻るのだが、実は遅いようで速い。望遠鏡で観測しているとどんどん望遠鏡の外へ外へと移動してしまう。これを自動で追いかけるしくみも機械仕掛け。

カール・ツァイス製、口径20cmの屈折望遠鏡は天体の動きに合わせた赤道儀という台に載せられている。この赤道儀の架台の中には錘があるのだ。

鳩時計というものをご存知だろうか。あれは錘が落下する力を利用して時計を動かしている。ただ何もしないとスルスルと落ちてしまうので振り子のタイミングで落としたり止めたりを繰り返している。
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この赤道儀も似たしかけで錘が落下する力を利用し、真鍮の玉がクルクルと回る“ガバナー”といわれる速度調整装置によって少しずつ望遠鏡の向きをずらしていき、望遠鏡を覗いても太陽が常に中央にあるようにしているのだ。

この錘も手回しで上げる。1回巻き上げると1時間半は追尾できるのだそうだ。追尾中でも巻き上げはでき、実際に回すとそれほど重く感じない。
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太陽系ウォーキングを通ると“大赤道儀室”だ。1926(大正15)年に建てられ、ドームと観測床は木造だ。特に観測床から見上げるドームのアーチが美しい。当時、大型の半球ドームを作ることのできる建築業者はなく、造船技師の力を借りて造られたとのこと。昔のモノや建物などには素晴らしい装飾や機能美が備わっているが、それだけでなく造り手の思いが伝わってくる感じがするのは気のせいではあるまい。

ちなみにドーム内でフラッシュを焚くと火災報知機が作動するとのこと、注意注意。

前回の国立天文台ポタでも紹介しているので、よければご覧ください
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夏…。鬱蒼とした武蔵野の森に、あれだけいたカナカナたちはどこにいったのだろう、と思うくらいの静寂。心地よい日差しと風の音…。そして時々聞こえるレシプロの音。そう近くには調布飛行場があるのだ。
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同じく夏に藪蚊に襲われ、ゆっくりみることのできなかったアインシュタイン塔。本当の名称は太陽塔望遠鏡だ。塔全体が望遠鏡の筒に該当し、上部から取り込まれた太陽の光は地下にある観測装置で光を分解して観測が行われたのだそうだ。

さぁ、もう太陽も程よく傾き、自転車で明かりのあるうちに帰るにはもう出発しないと。
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国立天文台から野川を経て御塔坂橋を渡り武蔵境通りを電通大方向へ進む。さらに鶴川街道分岐の細い道を走り京王閣の脇から多摩川へ。そのまま走るが風が強い。

二ヶ領上河原堰堤の水の流れが美しい。
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多摩川沿いも桜が続く。そういえば昼は馬事公苑で食べた焼きそばのみ。そろそろ匝も電池切れだ。幸いにして出店に遭遇し、ここでたい焼きを買って食べた。少し元気出た。
100円だったがサイズも100円相当。
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さらに多摩川サイクリングロードを下り、世田谷通りの多摩水道橋を渡って川崎側へ。すぐに宿河原堰堤だ。ここから二ヶ領用水沿いに円筒分水を通過して帰路につこうかと考えていたが、このままサイクリングロードを走った。

しかしすぐに後悔する。ロード上には蚊柱がたくさんあり目も開けられないほどなのだ。
二子の手前から二ヶ領用水沿いを走って帰ることにした。

それでもいいお花見ポタでした。
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おわり

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