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忘れないように「ガラスのうさぎ」 

前に書いた「はだしのゲン」と同じく苦難の戦中、戦後をくぐりぬけていく印象があった。これは匝が小学生時代の読書感想文の課題図書だったような気がする。

疎開準備をしている時、東京に残っていた母と妹が3月10日の東京大空襲に合う。家はガラス細工工場だったが全焼しており、父が作ったガラスのうさぎの置物が熱で変形しているのを発見する。これを遺骨と共に大切に疎開先に持ち帰る。父との生活がこれからという矢先、二宮の駅で米軍戦闘機による機銃掃射を受け、目の前で父を失ってしまう。

もう記憶がほとんどないが、父が駅で機銃掃射を受けるシーンだけはしっかりと覚えている。ものすごく印象的だったのだろう。

お兄さんも復員してきて...云々とあったけど...覚えていないな。
記憶違いも大きいかもしれない。もう一度読み直してみようかな。


ところでガラスが溶けるのは1000℃以上だ。それだけの熱で東京の下町は焼き払われた。空襲の仕方も関東大震災での火災を参考にし、下町の外側を焼き逃げ場をなくしてから中央部に焼夷弾を落とした。軍事施設や軍需工場を狙ったわけではない。もちろん当時から町工場もたくさんあったが普通に一般の人が住んでいる地域で、東京大空襲という作戦自体が許されるものではなかった。

もっとも日本の戦争指導者も帝都に易々と大編隊が飛来し、さらに信じられない低空飛行でありながら阻止できなかったわけで、この時点で負けは決まったことを認められなかった愚かさもある。

一度始めた戦争はなかなか止められないようだ。


例によってアニメの予告。

ガラスのうさぎ
http://www.youtube.com/watch?v=UoLsU7Fm4ao

ガラスのうさぎ
ガラスのうさぎ高木 敏子 武部 本一郎

おすすめ平均
stars戦争の悲惨さよりも、戦争中の人々の親切さに感動
stars忘れられない本
stars今この瞬間にこそ
starsノンフィクション
stars戦争を知らない人たちへ

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