スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「かわいそうなぞう」 

かわいそうなぞう (おはなしノンフィクション絵本)
かわいそうなぞう (おはなしノンフィクション絵本)土家 由岐雄 武部 本一郎

おすすめ平均
stars上野の実話として、日本の「必須本」のひとつ
stars悲劇は受ける
stars私のベストオブ泣ける絵本です(T_T)
stars「戦争は悲しい」だけ?
stars原作ですよね?

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

上野動物園のぞう舎の道をはさんだ向かい側に動物のお墓がある。
動物園で亡くなった動物たちのお墓だが、ここには戦争で殺された動物たちも眠っている。

空襲で猛獣たちが動物園の外に逃げ出して人々を襲うことのないよう、ライオンやトラをはじめ多くの動物を毒殺または射殺して行った。

しかし象は毒入りの餌を食べずに捨て、毒殺用の注射はその厚い皮によって針は曲がり、やむなく餓死させることになった。

大きいだけに何日も生きていたが、骨と皮だけになった最後の力を振り絞り、仲の良い2頭の象は元気な頃に行っていた曲芸をよろめき支え合いながら飼育員の前で披露。そして力尽きて倒れてしまう。

象にとって餌がもらえない理由は理解できなかったろう。人間でさえ、なぜ戦争が起きてしまったか、まして子供には理解できなかっただろう。大人の、大衆の一時的な感情や一部の戦争をしたかった人々たちの犠牲者である。

後日紹介するが、実は象たちは死ぬ必要はなかった。それは名古屋の動物園では象は終戦まで生き残ったのだ。これには園長はじめ動物園飼育員の努力や一部、軍の協力があってこそだったとはいえ、上野とは違い過ぎる。

今からいろいろ当時のことを調べると、新しい都知事(戦争中に東京府と東京市が一体となって東京都設立)が独断で殺すことを決定し、警視庁でさえ相談なく命令した都知事に不快感を示していたそうだ。つまり殺す必要のなかった動物を行政長の独断で決定・命令し、それが日本中の動物園で同じ悲劇を繰り返すことになってしまったそうである。

この絵本ではそんなに詳しく書かれていない。こども向けであるのですべてが「ひらがな」だったし、なぜ戦争が起こったかなども書かれていない。

「なぜ?」

そんな疑問は読み終わった後、大人たちが答えてあげればよいだけだろう。こどもにはなぜだか理解できないはずだ。こどもに答えをやさしく語ってあげられる大人になりたいものである。

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://eniguma.blog85.fc2.com/tb.php/2236-29f67dea

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。