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ガンバレ!「あかつき」!! 

12月7日、この日は金星探査機「あかつき」が金星を回る周回軌道に投入される日だった。
それが今、どうなってしまったのか。探査機は見つかったが状態がわからない。
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まず、経過を書いてみる。

順調に金星への旅を続けていた「あかつき」は、金星を回る軌道に入るため金星を通過する手前で逆噴射。減速して金星の引力につかまえてもらう。

12月7日8時49分に500N級セラミックスラスターを噴射。
12月7日8時50分、地球と「あかつき」の間に金星が入り通信できない時間帯に入る。この間も自動制御で噴射が行われる。
12月7日9時01分、予定では噴射終了。
12月7日9時12分、金星を回る軌道に入り地球と通信再開できるはずだったが、音信が途絶えたまま。
12月7日10時03分、予定の中利得アンテナが探査機側で低利得アンテナに切り替え。
12月7日10時28分、「あかつき」からの電波を受信。
12月7日10時59分、低利得アンテナから中利得アンテナに切り替えるもロスト。低利得アンテナにて回復。
探査機は低利得アンテナで機器の状態を垂れ流している(テレメトリ)が、データの始まりと終わりの信号を見つける作業を続ける。低利得アンテナでの通信速度は8bps。
12月7日14時頃、DSNマドリッド局。ここで電波が強弱していることが判明。探査機が姿勢を安定させるためセーフホールモード(太陽パネルを太陽に向け、ゆっくり回転するスピン安定)に入っているものと推定。
10分に40秒の間、中利得アンテナでの通信ができることがわかり、スピン安定から三軸制御モードへのコマンドを送るが動作せず。

機器の状態を知るために低利得アンテナによるテレメトリ受信を優先させる。全部のデータを受信するのに1時間かかる。

このほか電波の往復による距離測定、ドップラーシフトによる方向と速度を数時間にわたり観測して現在の軌道計算のためのデータを蓄積中。

軌道の補正が必要であれば金星から離れない8日中に行いたい。そのためにも現在の軌道計算と燃料の残量を知る必要がある。

幾度もの困難を乗り越えたJAXA/ISASの人たちに奮闘に期待しよう。
がんばれ!「あかつき」!!がんばれ!宇宙研!!



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