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ふゆみずたんぼ米 

2月5日、京急蒲田近くで行われた“おおた工業フェア”で出展されていた“加美電子工業”さん(実のところはNPO未来産業創造おおさき)でいただいたお米「ふゆみずたんぼ米」。

何よ?「ふゆみずたんぼ米」って。
そもそも“大崎”ってどこかと思って聞いたら“古川”らしい。あの辺一帯が市町村合併で大崎市になったとのこと。
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調べてみると宮城県のサイトにありました。

宮城県:みやぎの元気探訪記「ふゆみずたんぼ」
http://www.pref.miyagi.jp/tisin/hustle/hustle_19/feature/feature001.html

ここによると「ふゆみずたんぼ」とは冬の間も水を張ったままにした田んぼ(冬期湛水水田)なのだそうだ。
その特徴はというと…

1)水鳥(渡り鳥)がやってきて糞をすることでリンを多く含んだ養分豊富な土ができる。
2)水を張ったままだとイトミミズが多く発生し田んぼの有機物を分解。でてくる糞は菌類と混じりながらトロトロの泥を作ることで雑草の種を埋没させて草の発生を抑制する。
3)水があるのでカエルの産卵を助け、春にはいち早く活動することで害虫の発生を抑える。

なのだそうです。さらに大崎市にある蕪栗沼はマガンの飛来地。このマガンとの共生を謳っている。
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生産者へのインタビューによればむずかしいのは“雑草対策”と“苗作り”だそうだ。
「手間がかかった田んぼは不思議と米の収量も多いし稲の姿もいいね。米も生き物だから心が伝わっているのかな。 」

調べていくとよいことだけではないようだ。
ガンやカモは稲の苗を食べてしまう食害を起こす。だから普通に考えると生産者から嫌われる。
冬期湛水水田を実施することは害鳥としてのガンやカモを引き寄せてしまう。

農薬や化学肥料を使わない農法や水を張りっぱなしにすることで他の田への影響、メタンガスの発生を抑制するため田を耕さない不耕起栽培の導入。

「ふゆみずたんぼ」の第一の考えはガン・カモの守ること。そのためには農家との共生を図る多くの努力が必要になる。これらの努力の結果ガン・カモの保護のほか、カエルやクモによって害虫が減り有機栽培が可能になったこと。ドジョウやメダカも帰ってきて、なんと子どもたちまで田んぼに帰ってきたとのことだ。

このお米はササニシキ。コシヒカリに押され最近ではめっきり見かけることもなくなってしまった。
「ふゆみずたんぼ米」にはいろんな思いがぎっしり込められたお米なのかもしれません。その思いをかみしめるように食べてみたいと思います。

参考:
株栗ぬまっこくらぶ
http://www5.famille.ne.jp/~kabukuri/index.html

月刊地域づくり:「ふゆみずたんぼ米」生産の効用
http://www.chiiki-dukuri-hyakka.or.jp/book/monthly/0807/html/f05.htm

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