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ネムルバカ 

ネムルバカ (リュウコミックス)ネムルバカ (リュウコミックス)
石黒 正数

徳間書店 2008-03-19
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このマンガ、なんと言っても『駄サイクル』から抜け出すのがテーマだろう。

お話は大学生活をモラトリアムとして過ごしているであろう、二人の女子大生の日常の話だ。

口が悪いがバンド活動を通して夢にむかっている先輩と、特に目標もなくバイトして酒を飲む後輩の入巣。ふたりともそれなりに怠惰な時間を過ごしている。
まさに、いま連載中の「それでも町は回っている」の紺先輩と歩鳥の大学生版だ。

どちらかというと成長する先輩を後輩が眺めているような感じだろうか。そこかしこに思わず笑ってしまう石黒先生のギャグも健在だ。特に一番最初の入巣が先輩のためにつくった天丼が傑作。

さて作中に出てくる『駄サイクル』は、先輩も活動をする中で感じていることかもしれない。

『駄サイクル』
ぐるぐる廻り続けるだけで一歩も前進しない駄目なサイクルのこと
自称ア~チストが何人か集まってそいつら同士で
見る→ホメる→作る→ホメられる→(見る)
を繰り返しているんだ。


これ、自称アーチストだけの問題ではないです。
仲間内だけで褒め合っているようなことはいくらでもあると思いませんか。
それが悪いとはいいません。

でも…
匝は地震予知で付き合った人の中で、そういう風にみえるグループがありました。
評価されることを恐れるんですね。そしていい訳をする。
仲良しクラブでそのグループの中でしか通用しない予知なんて意味ない。
そう思います。

科学とは自分の研究を広く発表し、反証可能性がある限りいろいろと指摘を受け、それについて再度実験などを通し反論や修正をしていく。ある程度信頼がおければ追試する人たちも増える。そうやって評価されながら科学というのは進歩していくのだと思っている。

以前、漫画家になるという孫について悩めるおばあちゃんの相談が話題になった。

悩みのるつぼ:漫画家になりたい孫
http://blog.livedoor.jp/otakingex/archives/51248257.html

「ナルナル詐欺」という言葉に笑いましたが、「駄サイクル」と同じで楽しいと思える程度のことしかせずに本当になるための辛い努力はしない。つまりマンガが楽しいからマンガを描くだけで、漫画家になる努力はしていない。これが集団になればクルクルと回り始めて「駄サイクル」してしまうのでしょう。

大切な青春時代にこれに気づいていれば…気づいていてもできたかどうかは…。

私ァ 何もしないでゴタク並べるヤツが一番ムカつくんだッ

先輩の叫びもわかる。そして先輩はどうなったのか…。
それは読み終わった読者の心の中にあるんだと思います。

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