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こねこのタケシ―南極大ぼうけん  

こねこのタケシ―南極大ぼうけん (すずのねえほん)こねこのタケシ―南極大ぼうけん (すずのねえほん)
阿見 みどり わたなべ あきお

銀の鈴社 2006-04
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「タケシ」がこんなところに!
南極・北極科学館の売店で手に取った時の第一印象だ。

1956年、戦後復興中で食べることもままならない日本が古い貨物砕氷船“宗谷”を改造して国際地球観測年に参加。
敗戦国から国際的地位を得るために科学界だけでなく国を挙げての参加だった。

小さな“宗谷”は運を掴み南極大陸に着岸。タロとジロの話があったり、今まで続く南極地域の観測の礎を築いたりした第一次観測隊。そんな冒険とも言える南極行きに幸運を招くオスの三毛猫が同行していたことはあまり知られていない。

そうその三毛猫こそが「タケシ」なのだ。

船乗りの間でオスの三毛猫(非常に希少なのだ)は“航海安全の守り神”とされ、ただでさえ厳しい南極の航海を老朽船“宗谷”に乗せられたことまでは知っていた。しかし「タケシ」が南極でどう暮らし、その後どうなったのか知る手がかりがなかった。やはり第一次観測隊でいろんなドラマがあったこと、特にタロとジロの話に隠れてしまったのだろう。だからこの絵本を見つけた時は内心うれしかった。

「タケシ」の名は、鬼の永田武隊長の名前に由来。隊員たちが「タケシ」と呼ぶのを何と思っていたことか。
それでも南極の厳しさに「タケシ」は隊員の人気者だったらしい。人間関係や娯楽が少ないなどストレスが溜まりやすい環境で、和やかにしてくれていたのであろう。そんなエピソードが絵本に描かれている。

この本は復刊であり、増補ページがある。ここには在りし日の「タケシ」の写真が載っていた。
驚くべきことにマイナス30℃の中、日光浴でちょこんと座る雄姿があった。

困難な南極観測を成功させその後日本が世界的な地位を獲得できたのも、第一次隊を南極へと導いた幸運の三毛猫「タケシ」のおかげだったと思いたい。今では南極条約でネコを連れていくことはできないので、唯一の南極猫になった。


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