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コケの謎―ゲッチョ先生、コケを食う 

コケの謎―ゲッチョ先生、コケを食う
コケの謎―ゲッチョ先生、コケを食う盛口 満

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コケに取りつかれてから持病になるまでの過程が書かれている。
そしてこれを読む何人かも、きっと罹患してしまうに違いない。

コケ…。都会の中でもしっかり生きていて、まさに足元にいるにもかかわらず人目に触れることなく、まるで存在すらしていないかのような扱いだ。もちろん自分自身にも言える。

コケなどというのは苔寺とか癒しの苔玉などで楽しむものだと思っていたのだが、ツイッターでコケに感染(苦笑)し本を読んだり実際に町中のコケをみてその多様性に驚いた。

そしてもっともっとコケについて知りたくなって、この「コケの謎」という本を手に取ったのだった。

もともと学校の教員で生き物大好きな著者もコケには関心がなかったが、ある集いでコケ屋(コケ研究者)の姿をみて興味を示し、その研究者から…

「コケ、送ってもらったら、名前を調べますよ」
という殺し文句(!)でコケワールドに引き込まれていく。
そして事あるごとにコケを観察し、コケに驚異し、立派なコケマニアになっていくのであった。

コケとは何か。都会のコケ。コケを食べる…(まずい)。京都、沖縄、東京のコケ。
東京の街中に普通にあり、南極にもあるという世界のどこにでもいるようなギンゴケ。それがなぜか那覇では見つからない。いや沖縄本島のどこにも見たらず、本部半島にある山の頂でやっとみつけて感動するなど。

もちろん科学者の目でコケを冷静に見つめている。
本書のテーマは「コケは植物の両生類」ってことだろう。ことあるごとにこの言葉が登場する。

町中でよく見かけるギンゴケが、なぜ那覇でみることができないのか。
その理由も「コケは植物の両生類」というキーワードから推察されていて、コケから環境の変化を知ることができるのだろう。帰化したコケや雌雄離れ離れになったコケなど、身近にありながら見落とされているコケを再発見できる一冊だった。

ちなみに匝もギンゴケがきっかけでコケに関心を持ち、ツイッターで極地研の研究者(伊村さん)に
「コケ、送ってくれたら同定しますよ」
の言葉に引き込まれ、コケにまつわる楽しい書籍でコケ・ワールドにはまっていく。はまっていくのが心地よい。

ぜひみなさんも本書を手に取り、こちら側の世界へようこそ。


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