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でこぼこだけれど平らなキサゲ 

写真は定盤というものだ。測定などする時にまったくの平面となる板だ。
鉄などで作る時、熱によるゆがみが少なくなるようにゆっくりと冷却させ内部に至るまでゆがみを少なくするのだが、表面を平面にするには機械加工で削る。

しかし機械で削ると削る時の摩擦熱などで表面がゆがんだりするため、どうしても10マイクロメートル(10/1000mm)くらいのゆがみが残ってしまう。これは家庭用アルミホイルと厚みとほぼ同じくらいのデコボコがあるわけだ。

ところでこの定盤をよくみると斑点がいたるところにみられる。これがキサゲのあとだ。
110711_01.jpg
キサゲとは機械加工をして平面を出した後、さらに平面度をよくするために手作業で削っていくことをいう。
なぜ手作業かというと、機械加工と違って少しずつ削るために摩擦熱によるゆがみがほとんどない。こうして5マイクロメートル以下の凹凸にしていく。
110711_02.jpg
凸凹?そう、まっ平らではない。
凸凹の深さや凸の部分の広さなどによって重いモノを載せた時の荷重の分散が良好になされるか。
また摺動面(往復運動など平面同士がこすれるところなど)に油がなじみ摩耗しにくいか、など、ただ平面であればよいというわけでもないようだ。特に摺動面は摩擦によって熱も発生するためゆがみが生じやすい。これを熱が加わっても均一になるように加工、それも手加工で作られるそうだ。

高精度で耐久性もある製品を作る技術。

こういう細かいところは日本人の得意とするところだが、見た目の美しさだけを模倣して凸凹はいい加減な海外製品もあるというウワサ。

価格だけで捉えると結局、工作機械が壊れたり測定精度や測定結果が悪くなったりすることもあるだろう。
世の中もっと大切なところを見れるよう、また見極められるようになってほしいものである。


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