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南極・北極科学館 その2 のりもの編 

南極・北極科学館その1に続く2回目は「のりもの」。

まずは最新の砕氷艦“しらせ”から。
科学館のビデオ映像を見てはじめて知ったのだが、船から散水する機能があった。

これは、船体を氷の上に乗り上げて割る際に雪があるとクッションの役割をして冠雪抵抗となるため氷上の雪をとかしてしまうのだそうだ。

かもめプロペラ:融雪用散水装置
http://www.kamome-propeller.co.jp/ships/shirase/

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こちらは雪上車。
この雪上車は小松製作所製KD604。使用目的は南極展往復調査旅行だったそうだ。
1968年12月19日、第9次南極越冬隊が我が国初の南極点到達を成し遂げた旅行である。

毎日新聞:1968(昭和43)年12月19日 日本隊が初の南極点到達
http://mainichi.jp/select/wadai/newsbox/box/etc/2009/12/20091216org00m040015000c.html
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南極に向かう砕氷艦をはじめ多くは目立つオレンジ色で昔もそうであったらしいが、“島村英紀が撮ったシリーズ 「不器量な乗り物たち」その2:極地編”でのKD604の紹介によると『踏破隊の村山雅美隊長のアイデアで、真っ黒に塗られた。少しでも太陽熱を吸収しよう、という試みで、結果的には大成功だった。太陽が照っていれば、内部ではシャツ一枚ですごせたという』とあり、意図的に黒にされたようだ。
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ところで極地研は太っ腹で、貴重な資料である雪上車の中に乗り込むことができる。ただ、かなり狭いので頭をぶつけないように注意されたい。上の写真では運転席の後部に棚のような物が見えるが、これはベッドである。かなり狭い。夜はエンジンを停止するのでかなり寒かったようだ。

手前左手には無線装置、右手は右下の写真にある通りコンロが2つある。調理とかしたんでしょうね。
なんといっても南極点まで約2500kmの氷の世界を11人が83日かけて到達。生活の場はこの雪上車(4台)だけだったとはまさに探検です。
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こちらは燃料を入れるための手動式ポンプ。ハイスピーダー給油機とありますが1回転で1リットルの給油です。実際に科学館で回すことができます。1度にどれくらい給油できるかわかりませんが、燃費は250m/リットルです。つまり1回転給油すると250m進める計算です。実際に回すとわかりますが回し続けるのも大変だと思います。
110712_0604_06.jpg
ところで現在昭和基地などで使われている雪上車は、コマツ製ではなく大原鉄工所製。第53次越冬隊では雪上車はじめ機械・設備の整備のために大原鉄工所さんは社員を派遣されるとのこと。

南極地域観測越冬隊では、研究者のほか設営や生活・観測を維持・整備する方々も参加されます。
そして極限環境下、みんなで助け合いながら越冬されるのは大変ですが貴重ですね。
南極地域観測隊に参加するには関係機関だけでなく公募もされています。

極地研:第53次日本南極地域観測隊員候補者の公募について
http://www.nipr.ac.jp/info/h23-53-youkou2/index.html

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極地研の天井からつり下がる無人航空機。どこかでみたことがある。
そう福島第一原発上空の写真を撮った無人航空機に似ている。

47NEWS:無人機、原発復旧作業に一役 2回撮影・画像提供
http://www.47news.jp/news/2011/03/post_20110330140840.html

極地研の伊村さんに聞いてみると同型機とのこと。原発を撮影したのはエア・フォート・サービスという会社なのだが、開発・製造元は富士インバックという会社だった。形から見てB-II型と思われる。
富士インバックからは、極地研のみならずJAXAやJAMSTECにも納入されていた。

極地研の無人機は車輪ではなくソリになっていた。なぜ無人機かというと、メンテのしやすさや有人機だとパイロットも必要でコストも当然高くなるし危険でもあるので無人機が活躍しているような話を聞いた。

この他、気象ロケットもあった。ぜひ南極観測を支えるのりものたちを見てきていただきたい。
(無人機と観測ロケットは“のりもの”ではないな…)

まだつづく

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