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浅井製作所見学 その1 イントロ編 

ツイッターでねじの頭の作り方の話題になった時、ねじ商社さんと漫画家じゅん先生が相手をしてくれた。
そしてそこからねじ製造会社である埼玉県にある浅井製作所の社長さんと出会い、先のねじ商社さんから「浅井製作所に見学に行きましょう」という誘いを受けて7月16日に3人で行ってきた。

ちなみに浅井製作所では、個人でも見学可能です。事前に連絡してくださいね。

浅井製作所
http://nejikouba.com/
110731_0716_01.jpg
工場に伺うと表には「ねじや」のおおきな日除けのれんがあって目印になる。

浅井製作所は浅井社長ひとりで切り盛りしている。ホームページによればねじ頭をつくる圧造機10台、ねじの螺旋溝をつくる転造機10台、タッピングネジの先っぽをつくる足割り機6台。これらをひとりで調整して動かし、日産約5万本のねじを作ることができるそうだ。製造できるねじは、M1.4~M3やそれに近いタッピングネジで長さが25mm前後のものだそうだ。

取り扱う材質は鉄が一番多く、次にステンレス。その他真鍮やチタンなども加工でき、それ以外も社長の気の向くまま試しに作ってみるという好奇心旺盛なところがあるようである。とにかく明るい社長さんだ。

結構個人の方からも問い合わせや注文もあるようで、これは昔のレトロなマイナスねじ、またはロボットやラジコン用に省スペースで使えるねじ頭の低い低頭ねじなどが売れ筋とのことだ。
110731_0716_02.jpg
下の写真はプラスねじの食いつきを検査する試験棒。
プラスねじとドライバーは食いつくように穴がつくられているそうだ。ドライバーが着磁されたものもあるが、ステンレスだとくっつかないのでねじを回す効率を考えてできたのでしょう。
110731_0716_03.jpg
ねじはプラスの他にマイナス溝のものもある。以前はマイナス溝がメインでプラス溝のねじはなかったのだそうだ。
しかしマイナス溝のねじはドライバの回転中心とねじの回転中心がずれて回しにくく、またねじからドライバが抜ける場面が多々あり、非常に作業効率が悪かったようだ。

1933年米国のジョン・P・トンプソンが発明したセルフセンタリングを有する十字穴ねじを発明するもねじ業界から認められなかった。しかしヘンリー・F・フィリップスに認められトンプソンから取得した特許を元に改良した十字穴ねじが1936年に特許取得。自動車業界に採用されて世界中に広まったのだそうだ。

フィリップス・スクリュー社:ヒストリービュー
http://www.phillips-screw.com/history_about_phillips.htm

wikipedia:Henry F. Phillips
http://en.wikipedia.org/wiki/Henry_F._Phillips

ねじの歴史だけでなく、素材、加工、処理などを知ると、たかがねじ、されどねじということがわかる。少なくともねじなしでは現在の産業は成り立たないだろう。
110719_08.jpg
ねじ工場は機械油のにおいが当然する。床も油が染み込んでいるくらいだ。
しかし機械の脇には食用油が…

「ステンレスねじの加工だと頭が割れたりハイスパンチ(金型)の劣化がはやくなるんですが、植物油だとある程度防げるんですよ」
と浅井社長。ねじ業界ではあたりまえのことらしいですが、なぜ防げるかは知らないそうだ。
実に奥深い。ちなみに食用油はその時の特売品で構わないそうな(苦笑)

さてこのあと数回にわたり見学した加工方法を書き記していく予定だ。
工場内の雰囲気は下記の動画で感じてほしい。



(つづく)


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コメント

もろもろご紹介ありがとうございます(=^_^=)

Re: タイトルなし

こちらこそ、ありがとうございました。
まだまだ続きますのでお楽しみに(^^)

> もろもろご紹介ありがとうございます(=^_^=)

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