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工場と食用油 

工場、ここでは金属を削ったりする加工を行う工場。
金属加工や機械などでは油が欠かせない。金属同士がこすれ合うと摩擦熱で焼きついたり、削れた粉でキズをつけたりする。その他にもスムーズな動きができないなどいろいろ問題があるのを解決するのが機械油だ。

機械油の多くは石油由来の鉱物油やシリコーンだ。これらは目的に応じて作られている。

たとえば摩擦熱を冷却するのに優れるとか、エンジンオイルのように高温に耐え潤滑性に優れるとか。
金属切削加工のように速やかにキリ粉(削りカス)を流し落とすのに効果があるなど。

さわってもベタベタするものからサラサラしたものまでいろいろある。航空機用油など毒性があって触れるのも危険というのまであるのだ。

そんなわけで金属加工や機械製造を行っている工場では機械油は欠かせない。

しかしである。世の中、機械油の横にサラダ油など食用油が置かれていることがあるのだ。
実際に見て驚いたのは、夏に訪れたねじ製造会社の浅井製作所だ。

この時、浅井社長に聞いたら…
「ステンレスねじの加工だと頭が割れたりハイスパンチ(金型)の劣化がはやくなるんですが、植物油だとある程度防げるんですよ」
とのことであった。その時のブログ記事はこちら。

浅井製作所見学 その1 イントロ編
http://eniguma.blog85.fc2.com/blog-entry-2451.html

そんなことも忘れかけたある日、ツイッターを眺めていると製造現場ドットコムで「丸いモノはなんでも削る! イケメン兄弟の製造現場は凄かった!」という記事の紹介があったので読んだ。

製造現場ドットコム:
注目記事「丸いモノはなんでも削る!イケメン兄弟の製造現場は凄かった!」

http://seizougenba.com/node/869

元気のある中小零細企業の話に首肯したりしていたが、ここで食用油の話が出てきて凝視してしまった。

モリブデンを削るには“くじらの油”、タップには“酸化したサラダ油”だって!

鯨油はマッコウクジラの脳油だと思うが、マッコウクジラは脳油の温度を変化させて浮いたり沈んだりしているので温度変化によって油の性質も変化するのだろう。機械油ではうまくいかない鯨油がどう状態変化がモリブデンの切削加工にいいのか興味があるところである。

タップ加工とは穴にネジ溝を切る加工なのだが、酸化したサラダ油だと切りやすいのか。
酸化していないとダメってことだな。なぜ、なぜなんだぁー!
(浅井さんは、なぜだかは知らないといっていたが)

素人には金属加工の現場で機械油ではなく食用油(鯨油は食用ではないか)が使われていることに驚きを感じてしまうのです。たぶん、現場の人は当たり前のことだと思っていることだろう。まだまだ現場でしか知られていない秘密があるに違いない(笑)


余談だが日本が開国させられたり、世界各国で捕鯨されていたのも機械の潤滑油に使う鯨油目的だったのですが…鉱物油に置きかわり鯨油が不要になってくるとクジラ保護って…ヘンじゃない?


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