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新潟でカムイロケット 

9月4日、新潟県立自然科学館で「空と宇宙ののりもの展」を見学してきた。
サイエンスカフェのついでもあったがわざわざ新潟まで科学館の特別展を見に行ったのはカムイロケットの実物展示があるからだ。
111012_0904_01.jpg
機体先の方にオレンジ色で“HIT-HSC Spirit2”と書いてあったが、Spirit2はカムイロケットの名称ではなく搭載した衛星の名称なのだそうだ。このロケットはCAMUI-250S(全長3.6m、外径160mm、推力約2450N)。

CAMUIロケットの機種番号、これは推力をkgfで表したものだと気づいた。

250Sの推力は2450Nで、これはキログラム(1kgf=9.8N)にすると250kgfだ。そうだったのか。
111012_0904_02.jpg
ところでCAMUIロケットに魅力を感じるのは次の2点。

1)固体・液体の2種の燃料を使ったハイブリッド技術
2)大学の研究室と町工場で作られている

燃料については、従来気象観測を始めとする観測ロケットは火薬を用いた固体燃料が主流だ。しかし常に爆発の危険もあり取り扱いが難しい。同様にロケットの移動や取り扱いもも当局の許可や免許が必要。

液体ロケットは水素の取り扱いが難しい。ケロシン(いわゆる灯油)は水素に比べれば扱いやすいが、引火や酸素と混じった時の爆発の危険はあるだろう。

CAMUIロケットの燃料はプラスチックだ。ポリエチレンや過去にはアクリルも使われたようだ。
液体酸素はそれなりに取り扱いはむずかしいが、燃料がプラスチックなら通常容易に燃えず、爆発などしないため輸送や設置にコストがかからない。そして燃えるとパワーがあるらしい。

111012_0904_03.jpg
CAMUI-90P(全長2.9m、外径120mm、質量23kg、推力約882N)

そして、民間が主体で開発している商業用ロケットであること。

技術的には北海道大学で研究されたものだが、商業化にあたってはいくつかの中小企業が参画して開発が進められている。その中でも植松電機さんの力の入れようが大きい。

植松電機さんは建機用電磁石の製造会社。この会社が商業ロケットの開発に携わっている。
率先して支援しているのは専務で、元々宇宙関連企業で働いていたようだ。

率先して支援しているのは専務で、元々宇宙関連企業で働いていたようだ。

CAMUIロケットはまだ高度1km程度までしか到達できていない。国内で高度10kmを超えていいのはJAXAだけのようなので、どんどん高度を増す場合はJAXAとの連携がなされるだろう。

気象ロケットでも気球の届かない40km以上に到達しないといけない。まだまだ険しい道のりだが、町工場レベルのグループが力を合わせてロケットを宇宙に到達できる日を楽しみにしたい。

下の動画は打ち上げのシーン(vivasiu さんの動画)。


北海道宇宙科学技術創成センター:CAMUI(カムイ)型ハイブリッドロケットの開発
http://www.hastic.jp/camui/default.htm

JAXA産業連携センター:カムイロケットで、北海道から宇宙産業の「小型化」を目指す
http://aerospacebiz.jaxa.jp/jp/offer/interview/09/p1.html



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