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台風と海面高さ 

このカテゴリは「地震防災を考える」でしたが、もともと水害も関心が高いので「防災を考える」に改め、今回は台風と海面高さについて考えます。

本年、紀伊半島で土砂災害を起こし、関東でもその強い風のため交通機関に支障を与えた台風15号。
9月21日14時頃に浜松に上陸。そのまま茨城県までまっすぐ通過しました。

当時の台風の動きは次の資料を参照してください。

気象庁:台風第15号による暴風・大雨
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/bosai/report/new/jyun_sokuji20110915-0922.pdf

下のグラフは9月21日の気象庁(東京大手町)での気圧(海面換算)と東京(晴海)の潮位を時系列にしたもの。
潮位のうち天文潮位とは月や太陽の動きを元に計算で算出した潮位。観測潮位とは実際の潮位です。
潮位の基準は標高0メートル(東京湾平均海面)です。
111023_ta2.jpg
台風が近づくにつれどんどん気圧が低くなり18時台に気圧が最低に。この時刻あたりがもっとも東京に近付いた頃と考えられる。風速も18時前後が強く、気象庁で平均風速14m/s、最大風速でも36m/sを記録。橋梁を渡る自動車の横転や首都圏の鉄道は運転見合わせとなりました。

この台風の低い気圧が影響して海面の水位が高くなったことがわかります。
潮位観測では波浪などの短い周期の変動は除去して海面の高さを計測しています。つまり干満と同じような意味で海面が高くなりました。防波堤で波浪を防いでも港の中まで海面が上がることになるのでしょう。

どれくらい海面が上昇したかというと天文潮位との比較でわかります。
天文潮位とは長年の観測と月や太陽による潮汐を考えた計算上の予測値です。なにごともなければこれくらいの潮汐ですよ、という程度の意味です。

未明の3時頃は干潮でした。この日は干満の差があまりない日でしたが、台風の接近に伴い潮位はどんどん上がります。満潮に合わせて台風が到来。19時では39cmの予測が160cmになりました。

これが大潮の日だと満潮時100cm予測ですから200cmを超えていたかも知れません。

さて今回、台風と海面高さを取り上げましたが、実は河川の洪水にも影響を与えると思われます。
次回はこの辺も考えていきます。

参考(データを使わせていただきました。ありがとうございます)

気象庁:潮位表
http://www.data.kishou.go.jp/db/tide/suisan/index.php

気象庁:潮汐観測資料
http://www.data.kishou.go.jp/db/tide/genbo/index.php

気象庁:潮汐観測資料 解説
http://www.data.kishou.go.jp/db/tide/genbo/explanation.html

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