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海の声 

6月2日、磯歩き。
歩いたのは三浦の宮川湾から剣崎手前まで。歩きはじめて行く先の崖上にすぐに大きなアンテナ群を発見。
120606_01_0602.jpg
上の写真は宮川湾から離れ、盗人狩辺りから振り返って見たアンテナ群。
神奈川県の大乗送信所。三浦にある三崎港は遠洋漁業の基地でもあり、それらの漁船と無線通信をするために城ケ島大橋に通信所があり、他に電波を送受信する施設が2か所設けられています。

そのひとつがこの大乗送信所。つまり電波を送るアンテナです。
120606_02_0602.jpg
そしてこちらが電波を受けるアンテナ。八浦原受信所といいます。
毘沙門湾の崖上にそびえています。
120606_03_0602.jpg
近くで見上げるとこんな感じ。曇天でよくみえませんが、鉄塔が4基とアンテナは17面あるそうです。
魚の骨みたいなログぺリオディックアンテナ。あとはワイヤーをアンテナとしてあちこち張ってあります。
そのためアンテナは1本とか言わずに「面」と数えるのかな。

先の大乗送信所は、鉄塔6基とアンテナ35面。

ワイヤーを使っているのは長い波長の電波を送受信するため。

テレビに使われる電波は波長が短く直進するため、地球の丸みの向こうまで届かない。また強さもアンテナから離れるほど弱くなってしまう。
長い波長の電波はなかなか弱まらず、地上と高層の電離層で反射して遠くまで届くのだ。
主に使われているのは短波とのこと。

どんな通信が行われているかというと、
気象通報
遠洋漁船とのモールスによる交信(どこでどれくらいの魚が採れたとかだろうか?)
沿岸漁船との無線電話(音声は短い波長の電波を使う)
電報

120606_04_0602.jpg
剣崎灯台の近くに来るとてっぺんに丸いものが乗っかった高い鉄塔が見えます。
これは電波の灯台。船舶の航行を助けるため灯台だけでなく、無線を使った灯台(無線方位信号所)というのがありました。この剣崎の無線方位信号所もそのひとつです。
120606_05_0602.jpg
ただ残念ながらGPSが普及した今、このような信号所はいらなくなってしまったようで全国の信号所は廃止されてしまいました。

「おーい、ここは剣崎だよー」と実際に叫んでいるわけではありませんが、黙々と信号を発して剣崎の場所を教えていたんですね。
いまはただ、そこに佇んで航行する船を見守るだけの存在です。

参考

神奈川県水産総合研究所:無線局施設
http://www.agri-kanagawa.jp/suisoken/Kakubu/Kaiyo/musen/musen.asp

海上保安庁:無線方位信号所(レーマークビーコン)の廃止について
http://www.kaiho.mlit.go.jp/syoukai/soshiki/toudai/shurui/remarkhaisi.pdf


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