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南極の白い氷河を赤く染める滝 

4月20日、春だというのに真冬のような寒さの中、南極・北極科学館に行ってきた。
サイエンスカフェ「南極の氷の下に未知の生物が!?-氷床下生命圏探査計画の今-」に向かったのだ。

サイエンスカフェの内容は興味深いことだらけだったが、その中でもインパクトがあったのがこの写真。「血の滝」という自然現象だ。

まるで白い氷河を真っ赤な血潮が流れているようだ。
20130422_01_0420.jpg
南極・北極科学館(国立極地研究所)にて撮影

この現象は1911年、オーストラリアの地質学者トーマス・グリフィス・テイラーにて発見された。
最初は紅藻の一種と思われたそうだが、その後酸化鉄であることがわかったそうだ。

この水は氷河の中から噴き出すのだが、場所は数百万年前の沿岸であり古代の海水が窪地に溜まったまま氷河にフタをされてしまったようだ。

その間、塩分濃度はどんどん上昇。海水は無酸素状態となり、大地からの硫酸塩と鉄を代謝(エネルギー)に使う微生物によって鉄分を多く含む水となったと考えられているのだそうだ。氷河の下では数百万年の間、別の生態系が存在していたとも考えられるようですぞ。
20130422_02_20090420224453!Blood_falls1_f_Low_Res_nsf_gov.jpg
Zina Deretsky/US National Science foundation (NSF)
This image is a work of a National Science Foundation employee, taken or made as part of that person's official duties. As a work of the U.S. federal government, the image is in the public domain.

古代の海水と微生物が作り出した無酸素で多くの鉄分を含む塩水が地表に噴き出すと一気に酸化されいわゆる赤錆び状態となって「血の滝」の景色を作りだす。

研究者は、地球が凍った全球凍結時代、そして生命の存在が期待される木星や土星の衛星で生命がどのような活動を行っていたか、いるのか、ここをヒントにいろいろ研究います。
生命の神秘は人間の想像を超えていて驚くばかりですね。


参 考
wikipedia:血の滝
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%80%E3%81%AE%E6%BB%9D

wikipedia(EN):Blood Falls
http://en.wikipedia.org/wiki/Blood_Falls

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