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極地研創立40周年記念市民講演会 

9月28日、有楽町の東京国際フォーラムへ極地研創立40周年記念市民講演会に行ってきました。

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国立極地研究所が創立されたのは1973年。
戦後、日本が南極観測船「宗谷」で南極大陸へ観測隊を送ったのが1956年ですから、南極観測の黎明期にはまだ極地研はなかったんですね。前身の国立科学博物館極地学課が設置されたのが1962年。南極観測船“宗谷”と入れ替わりのようです。

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本格的な南極観測の時代、極地研は南極にて科学観測・研究をするだけでなく教育機関の使命も果たし、近年では北極での観測も行い全地球的な気候変動などの研究にも力を尽くしているそうです。これから先の極地研は各大学や研究機関、国際的な連携の中で地球環境の過去を調べ、将来を予測し人類社会に貢献したい、そんなことを所長が述べていました。

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さて、所長に続き2番目の講演は、動物にカメラやセンサをつけて生態を調べるバイオロギングの達人、渡辺さん。やはりペンギンは人気です。ペンギンの可愛さは見かけだけで、結構性格は荒くケンカするとビンタの応酬となるビデオはいつみてもおかしくて笑ってしまいます。巣の場所や石取りでケンカ中に、三番目のペンギンがどさくさに紛れて石を盗む動画など、やはり笑ってしまいます。

野生動物の観察には限界があり、特に水中などではどのような行動をしているのか不明だったのがバイオロギングという技術でいろいろとわかってきたことがある。そして謎も増えてきたそうです。

気候変動による海氷の多い少ないはペンギンの生活に大きな影響があり、温暖化の影響はペンギンにとっても大きな問題になりそうなのだそうだ。

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次は氷床からアイスコアを取り出し過去の地球の歴史を探る、川村さんの講演。
南極は極点を中心に大陸があり北極は極点を中心に海が広がるという、言われてそういえばそうだと気付かされたところから始まりました。

アイスコアとは氷床を専用の掘削機でボーリングして氷の円柱を取り出し、氷床の深いところほど古い時代で、その氷に含まれる空気を分析することで当時の大気を調査するのだそうです。
この掘削機開発では日本の中小企業も大きな貢献をしているらしく、従来2メートル掘削する毎に取りだしていたのが日本の掘削機では4メートル掘ることができるのだそうです。これらの技術は国際的に技術競争をしつつ、情報の共有もしているのだとか。

氷床の深さによって氷の結晶構造に違いがあり、偏光板を通すと結晶の違いが一目瞭然。虹色の氷の結晶はきれいだった。深いほどきめが細かいのです。

取りだした空気は、酸素濃度から年代を決定するとか言っていたかな。北半球の氷床は日射量の変動で大きさが変動しているそうなのだ。キーワードはミランコビッチ理論。今度調べてみよう。

研究では過去のCO2の濃度変化から、これからのことを考えるとここ数十年変わらずにCO2を排出し、その後排出がなくなったとしても数千年の規模でCO2はそのまま維持されるかもしれないとのこと。
むむむ、短時間の講演ではわからないことばかりだ。調べてみようかな。

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続いて南極の山を上り続ける菅沼さん。

現代と同じCO2濃度だった鮮新世(500万年前~258万年前)の南極氷河の動きを調べている。
もともと山脈の上にまであった氷河が温暖化で海へと移動していったその痕跡を探しているのだそうだ。

その痕跡を探す旅物語も話され、3人だけの3ヶ月の調査期間、乾麺や特製フリーズドライ、カロリーメイトくらいの食事、風呂も娯楽もない中で過ごすという話につい前のめりです。

研究の方は高い山を氷河削った痕跡をみつけて岩石を持ちかえり年代測定をする。
石ころをどうやって年代測定するのか、表面露出年代決定法という岩石に含まれる石英が宇宙線の影響を受けるため、その影響の程度から年代を推定するそうである。

鮮新世の時代、CO2は現代と同じレベルで気温は+3℃、海水準は22mも高かったそうだ。そのうちグリーンランドの氷床がとけた影響で7m、西南極がとけた影響で4m、そして東南極はとけたところと氷床が増えたところとがあり、その調査が目的だったみたい。(講演聞くのもちょっと疲れてきた…)

ちなみに菅沼さんの研究サイトのうち講演された件はこちら。
http://polaris.nipr.ac.jp/~suganuma/fieldreport1.html

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最後は、南極の空がテーマの冨川さん。昭和基地からライブで講演でした。

4つの大気現象、オーロラ、極中間圏雲(夜光雲)、極成層圏雲(真珠母雲)、ハロなどの気象現象を紹介してくれました。

特に極成層圏雲はオゾンホールとの関係が深く、その研究を詳しく紹介されました。
特に南極でのオゾンホール発見は越冬隊に参加した気象庁の忠鉢さんだったそうです。太陽光のない季節でも月光で観測できるようにして継続して変化を捉えることもできたそうです。オゾン層はフロン規制によって改善されているようですが、これからも観測し続けてオゾン層の変化を追跡する大切さもお話されました。

そうそう、講演の中でパリ上空現れた極中間圏雲は異様な雰囲気だったなぁ。

以上、バイオロギング以外の予備知識がない中で聴いた講演はいろいろ発見もありましたが、ついて行けない部分も多々あり、中途半端なブログ記事になってしまいましたね。すみません。

これからの極地観測と成果に期待しております。


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