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クマムシ?!---小さな怪物 

クマムシ?!―小さな怪物
クマムシ?!―小さな怪物鈴木 忠

岩波書店 2006-08
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150℃の高温やマイナス250℃の寒さに耐え、ヒトの致死量の1000倍ものエックス線照射にも、さらに真空はもとより1000気圧の高圧下でも、ここまでいったら電子レンジでチンしても死なないという体長1mm以下の不死身の生物…、それがクマムシというのが“まんがサイエンス”での紹介であった。

こんなおかしな生き物に興味を持つなというのが無理であろう。それも外国の密林とか南極とかそれは手の届かないところにいればあきらめもつくが、実はそんじょそこらにいる。それも道端の枯れかけたコケの中に生きている小さな小さな生き物。その気にさえなれば、すぐに対面できるのだ。

しかしクマムシの情報は少なく、インターネット上でもいくつかしかない。もっともそのいくつかはしかないサイトはそれぞれ気合の入ったものであったが。そしてマンガでしかみたことのないクマムシの写真をみてこう思った…“カワイイ”と。

さて、そんな匝もクマムシのことを忘れていたのだが、本屋で見かけた1冊の本のタイトルに一瞬衝撃を受けた。それが今回紹介する「クマムシ?!小さな怪物」である。いやぁ、岩波さんいい仕事してますよ(うんうん)。

著者の鈴木氏は昆虫の生理・生化学の専門らしいが、21世紀まであと1年という時にひょんなことから大学敷地内のコケを採取し水をかけて実体顕微鏡で観察した。そこでクマムシを見つけ、そして「クマムシを飼ってみたい」という衝動を抑えきれず実行に移し、そしてこの本の出版にいたるのであった。

本によれば、クマムシとは現在知られている地球上の生き物とはまったく別種の生き物だそうだ。
なんといっても足が8本あって、本当にクマのようにずんぐりとしている。最初の口絵のクマムシなんか可愛すぎる!
さらに飼育方法と観察の記述と続き、過去の研究者によるクマムシの歴史と続く。
そして最初に書いた不死身ネタの実際のところが書かれていて、徐々に乾燥することで樽状になりこうなるとなかなかしぶとい、そして水をかけるとまた元通り…って、インスタントラーメンかい?

そんなこんなでクマムシファンには必携の本であることは間違いない。いやいや普通の人もこの不思議な生き物を知るために一読してみてください。読みやすい本ですから。

この本を手にしたあと、顕微鏡コーナーを徘徊していたのは私です、はい。
岩波文庫のサイトではクマムシの動く様子や本の紹介をみることができます。さぁ、一緒にクマムシの世界へのめりこみましょう(笑)。

そういやヨコハマ買い出し紀行126話(13巻)でマッキがアルファさんの店の手伝いしている時に読んでいた本が“クマムシマニア”でしたよ。いやはや。
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