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バスの旅 その1 

新白河の駅に9時56分に到着。かなり降りる人がいるが、阪急交通社のツアーの人が大半のようだった。我々びゅうの日帰りツアーは大型バスと中型バス各1台で70人くらいだったかな。

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新白河駅の新幹線口の前には芭蕉さんが立っています。台座には白河にまつわる一句。

“心もとなき日数重るままに 白河の関にかかりて旅心定まりぬ”
日々迷っていたが、ここ白河に来てみちのくへの旅に決心がついたって感じでしょうか。白河は歴史的にみちのくの入口であり、芭蕉さんも気を引き締めて創作意欲を新たにされたのでしょう。

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さて匝たちも気を引き締めてまいります。バスは10時10分に新白河を出発。まずは40分かけて羽鳥湖へ。それまではガイドさんの説明を聞きます。稲刈り前の黄金色の田んぼが美しい。

ガイドさんの話は時たま方言モードになりつつ、なぜか“イナゴ取り”の話に。
「ガイドは副業で、イナゴ取りが本業なのよ~」
そ、そうだったんですか!
「イナゴは朝ね。朝露が残っているうちだと羽が濡れていて動きが鈍いから容易に取れるの。これが昼間だと手を出したとたんに2メートル先に移動するわね。稲の間に入ったら音は聞こえてもみつからない」
「バッタとイナゴは違うから。バッタは食べられないけれど、イナゴは食べられるもん。黄色く太った頃がいいのよぉ」
やっぱ、実りの頃の稲食ってるからだろうか?
「この辺は授業でイナゴ取りあっからぁ。お父さんもやらなかったぁ?」と、匝の隣席のご夫婦の旦那に投げかける。
「やってねぇな」この夫婦はすでに酒が入ってます。
「オレもやってねぇ」とは係長氏。そうそう小田原の会社のおばちゃんは授業でイナゴ取りしたっていってたな。
「この前も取ったんだけど、年のせいか30匹しか取れなかったから、これじゃ、炒めて料理できないから、茹でて羽と脚、あのとげのあるトコね。あれを取って下ごしらえしたら冷凍庫に保存。そうすれば日持ちするからぁ」
匝にはちと無理かも…

「イナゴ取りのほかにも、田んぼの落穂拾いもやったわね。でも今じゃ機械化されて落穂がないからそれはできないのよぉ」
「もう落穂拾いなんて、ミレーの中だけねぇ」

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そうこうしているうちに羽鳥湖の道の駅に到着。ここではトイレ休憩だけってことで、すごいですよ。バスは道の駅の建物を過ぎて駐車場奥のトイレに横付けです(苦笑)。

ここから1時間30分かけて大内宿へ向かう予定。到着は12時30分。そんなに遠いところなのかぁ。
出発すると今度は別荘地を抜けていく。りんご並木にはりんごはなく、バスの前に車はなく、バスの後ろに2号車のみ。
新白河にたくさん止まっていた観光バスはいったいどこへ?

途中、バスの正面に尾根に並ぶ風力発電の風車がみえる。
「風速5mで回り始め、25mでは止まります。1基1億5千万円。前後賞当たっても2基ですね」とはガイド談。
「風力発電の風車の首振り360度1回転できないって知ってた?」と係長氏。考えたことがありませんでした。

さてバスは一山超えて川沿いを走り始める。この道は車の往来が多い。川の下流に搭のへつりがあるのだが、ここは上流へと向かうのだそうだ。川は透明度が高く、渓谷を流れていく。ガイドさんは大内宿の“ねぎそば”の話に。

もともとは長野の高遠の食べ物であった“ねぎそば”。高遠藩主であった保科家が、会津藩にお国替えになった際に会津に伝えたのが根付いたものだそうだ。本家の高遠では食べられなくなったらしいが、会津では人気となって高遠でも復活の兆しがあるようだ。そもそもネギ一本を箸代わりに食べるなんて…

そのそばであるが、ある娘がお地蔵さんのそばにきれいな花が咲いていて、そのタネを蒔いてみた。すると花が増えていてまたタネを蒔くと…いちめん花が咲いた。取れるタネも多くなり、食べられるのかと思って石臼ひいて練ってみたところおいしい。これがウワサとなって保科の殿様の耳にも届き、ウワサの一品を食べてみた。するとこれがうまい。
「これは何というたべものじゃ?」
娘「わかりませぬが、お地蔵様のそばにあったタネを蒔きました」
「ほうお地蔵のそばにあったタネとな。では“そば”と名づけよう」

ちゃんちゃん。あぁー、うそっぽいなぁ(笑)

さらに大内宿の茅葺屋根を長持ちさせる秘訣をガイドさんから伝授。それは囲炉裏に炭ではなく、薪をくべる事。
この煙が屋根の茅や木材を燻蒸し、結果、茅は40年は持つらしい。燻蒸しないと茅どころか屋根の木の部分も虫に喰われて建物自体がダメになってしまうのだそうだ。

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バスは芦ノ牧温泉を過ぎ、左に曲がって日光街道を南へと進む。蛇行する山道を登る途中からの景色は会津盆地が黄色い稲穂で美しい。それはともかく、またまた車の往来がないんですが…。そして頂上には大内ダム。発電用ダムとして建設されたそうだ。本来、ここを下車観光するはずだったのだが、みなさんも健やかにお眠りのことと、腹も減ったこと
もあってか、一路大内宿へと道を下る。

12時に大内宿着。駐車場まで行かずに大内宿の真ん中の資料館あたりに出られるよう道路の途中で停車し、民家の脇を通り抜けて本当に大内宿のど真ん中にでました!

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