FC2ブログ

牛のゲップと温暖化 

最近、ブログの検索ログをみていると「温暖化」と「海面上昇」というキーワードが目に付く。ちょうど学校でそういう授業をしているのだろうか?

高氏とちょうどskypeした時に聞いてみた。
「温暖化の原因はなんだと思う?」
しばらして…
「牛のゲップ」

どうも同じ思考回路というか世代が同じだからなのか、ウケ狙いも兼ねてなのか、最初に思いつくのは匝と同じ“牛のゲップ”だった。

牛のゲップは温室効果ガスの“メタン”が含まれている。メタンの温室効果は二酸化炭素の21倍(wikipedia“メタン”による)。つまり同じ重さの二酸化炭素よりもはるかに温暖化を促進する。もっと具体的に比較したいが、なかなか大変なので暇な時にしよう。

wikipedia“地球温暖化”によると世界で排出されるメタンの25%は牛や羊などの家畜や野牛の呼吸で排出されているとのこと。ここから短絡的に考えると、ビーフやマトンを食べると温暖化が促進されるということになるんじゃなかろうか。

「ハンバーガーや牛丼にジンギスカンなどとんでもない。肉を食いたくば鶏や豚にしなさい」っていいたくなるけれど、これだけをもってそう考えていいのか、よーっく考えて。
ただ家畜に与えていた穀物を人間がそのまま食料とすれば、穀物に余剰ができ食糧問題もかなり改善されるらしいが。

さて、匝は科学的好奇心で「海面上昇」については書いたけれども、「温暖化」自体はそれほど興味がなかったので(関心がないわけではない)書くことはしなかった。というよりもたぶんに政治的、感情的な話になりそうなので避けている。

「温暖化」は奥が深い上に進行形で、今もってはっきりしたことがわからない。ただ観測結果として、世界的に温暖化が進んでいることはわかる。この原因たるや世界中の研究者が研究してもよくわからず、とりあえず二酸化炭素などの人為的なガスの排出で合意となっているんじゃないかな。二酸化炭素の観測はわずか50年だしね。

原因を調べるのも大切だが、今できることを行って温暖化を抑制するというのも必要だろう。人によっては、原因もわからずにやみくもに規制するのはいかがかという声もあるかもしれない。よかれと思った行為が温暖化を促進しているかもしれない。

まさに調べるだけでなく、自分の頭でよーっく考えなければならない大問題なわけだ。マスコミが言っているからとか、教科書に書いてあるからとか、その指示に従えば楽なのだが、本当のところ現状はどうなんだという自分から調べて考えないとダメなんだと思う。とにかく温暖化の原因についてはいろんな意見がありすぎて、それを調べるだけでも大変な作業になるな。既に挫折気味…。

ところで高氏との話が続くのだが、人口問題が温暖化を促進しているのではないかという意見が。
なるほど、ではグラフ化してみましょう。

1111a.jpg
使用したデータは、
米国人口統計局(~1940年)
http://www.census.gov/ipc/www/worldhis.html
総務省統計局(1950年~)
http://www.stat.go.jp/data/sekai/zuhyou/0201.xls
二酸化炭素の推移:米国オークリッジ国立研究所
http://cdiac.esd.ornl.gov/trends/emis/tre_glob.htm

おぉ、確かに人口増加と二酸化炭素の推移があっているように見える。人口が増えると呼吸が…違う、消費するエネルギーなどが増えるからね。やっぱり中国とかインドとか人口が増えているじゃない。先進国や日本なんて少子化で人口減らしているから、それ以外の国が問題なわけだ…

って、簡単に信じてはいけない。ここには統計上のマジックがある。香川県の“国で違う、二酸化炭素排出量”によれば、2000年現在の各国の二酸化炭素排出量でダントツの1位は米国だ。世界で排出される二酸化炭素のの24.4%も占めている。ここに牛のゲップもはいるメタンは含まれていない。

つまり人口増加と二酸化炭素の排出量はそれほどリンクしていない、といえる。

人口が12億もいる中国でさえ13.4%。米国が日本人一人並みと同量の排出量になるだけで、半分は減らせる。いったいどう生活しているんだ?そこを知りたいなぁ(また奥が深そうだが)。まぁ、京都議定書とか温暖化抑制政策に米国が乗り気にならないのも、要求される削減量がとても大きいからだろう。

先進国はせめて一人当たり5トンくらいにすれば、今の生活よりもやや不便になるかもしれないが、そこそこの生活ができるんじゃないかな。あくまでも感覚的なイメージです。実際はこれもたくさん調べてみないとわからない。

ちなみに知らべていたらガソリン1リットルの二酸化炭素排出量が省エネルギーセンターのサイトにあった。

1リットルのガソリン750グラムから2,360グラムの二酸化炭素が排出される。重さが多くなるのは燃焼で酸素と結びつくため。

補足すると、二酸化炭素は炭素が1個と酸素が2個結びついているので、1モルの炭素12グラムには2モルの酸素32gが結びつくために44gになります。ちなみに1リットルのガソリンの14分の12が炭素だそうです。

じゃ、電気自動車がよさそうに思われるかもしれませんが、どうでしょう。鉛蓄電池は環境負荷が高いですし、リチウム電池とか環境に与える影響はどうなんでしょうね。

それ以外にも森林伐採や開墾による森林の焼き払い、たくさんの問題がありそうです。グループでいろいろと調べて自分なりに考えてみてください。手始めに紙のリサイクルの話で、“熱帯雨林”を守るために紙をリサイクルしましょう、というのは実際どうなのか調べるのもいいかも知れません。

匝にとしては、いろいろな意見や見方、諸説があって原因は定かではないが、観測結果から温暖化していることは明らかであり、それに対する局地豪雨や熱帯病の予防などの対策が急務だと考えています。

最後にたくさんのサイト、特にデータや資料については公的機関や研究所のサイトを参考にさせていただきました。またいろいろなコラムや記事も参考にさせていただきました。
本来であればIPCCの資料・報告書はすべて目を通すべきだったでしょうが、そこまで行っていません。なので以上の記載には間違いや勘違いなどもあろうかと思います。温暖化を本格的に調べるならばIPCCの資料・報告書を各自で一読してみてください。

環境省「地球温暖化の科学的知見」
http://www.env.go.jp/earth/ondanka/knowledge.html


スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://eniguma.blog85.fc2.com/tb.php/526-d19d7608