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ツバルの海面上昇 

温暖化で南の島(国)ツバルがよく沈むといわれている。最高地点の標高は5メートル(!)であり、ほぼ全域が1~2メートルの標高しかないのでこのまま温暖化が進み、海面上昇となれば間違いなく沈む。

ただ現在のツバルで満潮時に水没するというのが温暖化による海面上昇なのかはわからない。ツバルで潮位観測をしているオーストラリア国家潮位研究所の2003年の発表では、8年間の観測データを検討した結果ツバルの海面上昇は年間0.9ミリだったそうだ。まぁ、気象観測とは50年とか100年のデータでみなければわからないので8年では結論とはならないだろう。注意すべきはたかだか8年の観測では、温暖化による海面上昇なのかは判断できないということだ。

でも現実は島で浸水が起こっている。ツバルの温暖化の話ででてくる「最高潮位」という言葉。普通に考えれば海面上昇を語る時には「平均潮位」を使う。海はどうしても満潮と干潮がある。そして例えば満潮も時期によって高さが違う。大潮とかいうでしょ。

つまり、温暖化を語る一部に人は「最高潮位」を使い、科学者などは「平均潮位」で考えているわけだから話が合わないのだと匝は思う。「最高潮位があがったのは、平均潮位が上がったからだ」とはいえないのだ。平均潮位がほとんど変わっていないのに最高潮位が高いとなれば、最低潮位はさらに低くなっているはず。

はて?これはどういうことか??

いくらなんでも温暖化による海面上昇がこんなに早く、それもツバルだけにみられるのはおかしいと感じる。どちらかというと異常潮位によるものじゃなかろうか。

異常潮位というと…

ツバルと同じように将来温暖化による海面上昇で水没が危惧され、時たま水に浸かる街ベネチア。こちらも大潮で海面が上昇するのは“アクア・アルタ”と呼ばれ、本当に街が冠水してしまう。これは原因がわかっていて冬の季節風(シロッコ)と気圧配置そして大潮が重なると発生するものだ。

長崎では長崎湾にはいってくる波の周期と湾内の固有振動数(約35分)が一致するとだんだん高い波(波というには波の波長が長いので潮かな)となります。用語としては“副振動”で、長崎ではこれを“あびき”というそうです。“網を引く”が語源らしい。原因は東シナ海での気圧の擾乱らしいとのこと。

などがある。

また、広島の厳島神社がよく冠水するニュースがありましたが、瀬戸内海では広島で冠水など異常潮位による海面上昇が騒がれていたのが2001~2004年頃。冠水といっても満潮時だけのようでしたが。これは瀬戸内海だけでなく日本各地で潮位が高くなる異常潮位が観測され、その原因が黒潮の蛇行によって日本列島に近づいたためと考えられているようです。

もうひとつ気象庁をみてみると、2003年7月の資料“夏から秋にかけて高潮と異常潮に注意”に興味深い記述があった。

これを読むと日本近海の海面水位(平均潮位と同義語?)は20年ごとに変動しているとのこと。日本の観測はすでに100年ですので長期のトレンドをみることはできるようです。水位は1950年には最高を示しその後下降。1980年からまた上昇し2004年には1950年の時に迫っています。さて、現在はどうなんでしょう?一目でわかる資料がみつからない。
この20年ごとに変動する原因はまだわかっていないようです。

ただ20年ごとに高くなったり低くなったりするのであれば、そろそろ海面が低くなりはじめているのではないだろうか。

ちなみに夏から秋にかけて注意というのは、夏の間温められた海水が膨張することによって潮位が高くなるためだそうです。

さてツバルに戻りますが、海水温や気圧配置などでも大きく変動するのなら、温暖化の影響というよりも異常潮位の方が影響が大きいと感じます。平均潮位がそれほど変わらず、最高潮位がより高くなるという理由も説明できそうです。ツバル付近だとエルニーニョによる海水温度の上昇も考えられますから、いずれ原因はわかるのではないでしょうか。ま、結果、異常気象が原因ということになっても、温暖化や人間の営みが遠因となるかもしれませんけれど。

実際どうであれ、島々が冠水し人々が困っているのだから、何がしかの支援は必要だと思います。

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