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天狗の麦飯? 

みなさんは“テングノムギメシ”なるものをご存知だろうか?
既に数年前に読み終えた匝の蔵書を再度読み返したところ、この怪しげなカタカナの単語に出会った。数年前に読んでいるのにまったく記憶がない。当時はそれほど関心がなかったのだろう。

読み返した本は清水義範著の「もっとおもしろくても理科」(講談社文庫)。ま、いずれ“匝の本棚”でご紹介することもあるので、あくまで“テングノムギメシ”の話題。

この本では、“テングノムギメシ”とは何かというNHKのクイズ番組の問いに対しての答えに著者が驚いている。
「ところが、その答えをきいて、ええーっ。と驚いた。テングノムギメシとは、日本のいくつかの山の中にある、食べられる土だというのである。土が食べられるなんて、相当意表を衝いている。なぜだ、と思うのが当然であろう。」

意表を衝かれるかどうかはともかく“なぜだ”というのは同感ですな。外国でも土だけを食べる婆さんとかってテレビでみたことあるが、この“テングノムギメシ”のようなものなのだろうか。

さてこいつの正体は何なのだろう。本では土のように見える藍藻類の一種で一種の藻や糸状菌などの塊と書かれている。これは実際に写真なりでみてみたい。普通はそう思うよね。なので当然、ネットをさまよってみた。ちなみにあまりヒットしなかったのだが、やっと詳しいサイトを見つけた。

天狗の麦飯
http://w1.avis.ne.jp/~murata/tengunomugimeshi1.html


ほほう、想像はできましたが“テングノムギメシ”とは“天狗の麦飯”と書くのですな。
写真を見るとたしかに土。麦だけのご飯を食べたことがないので、これが麦飯に見えるのかわかりません。どちらかというと味噌っぽいですよ。

しかしいつも思うのだが、こういう怪しげなものを最初に口にした人って、何を考えて食べたのだろうか。飢饉とかで食べ物がなかったとか?動物が食べていたのをみて試したとか?

このサイトによると日本以外では確認されていない藍藻類とのこと。日本でも富士火山帯の周辺にしか生息せず、一部は天然記念物(小諸市)だそうです。コーカサス地方でも似たようなものがあるが別種とのこと。やはり匝がテレビでみたのは、同じように土に見える“テングノムギメシ”みたいな生物だったのでしょうか。

ところで“テングノムギメシ”は、味も香りもないゼラチンのような食べ物(?)、いやいや生き物だそうです。長野県の飯綱山(飯縄山)は、食べられる砂“飯砂”が語源だそうです。小諸で天然記念物指定の“テングノムギメシ”のあるところは“味噌塚山”。“テングノムギメシ”は味噌っぽくみえるしね。

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