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アブラムシの殖え方 

アブラムシの生態はなかなか興味深い。

植物に取り付いて汁を吸いまくる。1匹ならまだしも細胞分裂のごとくメスだけで単為生殖を行うため爆発的に数が増える。そして人口密度…じゃない、個体群密度が高くなると翅の生えたアブラムシが誕生し、別の植物の元へと旅立っていく。

オスが誕生するのは越冬する時のようだ。

個体群密度の変化で生態が変化することを“相変異”という。有名(?)なところではバッタの大群が挙げられよう。

青々と食べるものもたくさんある草原のバッタは緑色で平和に過ごしているわけですが、これが食べるものが減りそのくせ仲間がやたら周りにいるようになると、当然ストレスが溜まり黒っぽく目つきの悪い(?)バッタへと変化します。これが移動するのに便利なように翅も脚も長くなります。これらが大群となって緑のあるところへ移動。彼らの通ったあとは食べつくされて、ぺんぺん草もない状態になります。とにかく肥沃な大地まで移動するわけです。

いやぁ、人間の帝国主義による植民地政策も似たようなものですなぁ。

ちなみにアブラムシは黄色いものが好きらしくまた光を嫌うため、野菜の周りはキラキラさせてちょっと離れたところに黄色いハエ取り紙みたいなのがあると予防になりそうです。

ところでwikipedia“アブラムシ”でアリマキの語源が書かれているが…
“アブラムシ類は、自分自身の防御力が弱く、それを補うためか、アリに頼るものがある(それゆえアブラムシをアリマキと呼ぶことがある)。”
では、意味が不明だ。
アリマキは漢字で蟻巻と書く。アリがアブラムシの回りを取り巻いているからなのだろう。この辺、推測です。

英語では“Ant cow”、意訳すれば“アリの乳牛”ってところかな。アブラムシの蜜をアリがせっせと吸っているのを観察していたんですね。日本ではそこまでの観察ができなかったのか、そもそも乳牛がいなかったのでイメージできなかったのか。語源もおもしろい。

この辺からアリマキを“蟻牧”とイメージする人もいるようですが…。違うでしょう。

アブラムシなんて大量にいるんだからそのまま食べちゃえばいいじゃんと普通は考えるんですがね。アリも大量にいるので食べてしまうよりは養殖する方を選んだのかな。


アブラムシ、アリマキ
http://www5.plala.or.jp/nijiya231-9288/Yasai_Kata/aburamusi_2.htm

wikipedia“相変異(動物)”
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E5%A4%89%E7%95%B0_%28%E5%8B%95%E7%89%A9%29

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