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四川大地震について 

5月12日に中国四川省で発生した大地震は各報道によると、地震の規模や耐震の程度を考え予想した通り、いやそれ以上の災害規模となっている。

常々地震災害は人災だと考えている。たとえば今回の地震がただの草原で発生していたとしたら、生き埋めとかの災害は発生しない。そういう意味で震災は人災なのだ。こう考えると図上訓練の重要性や家具の固定などの防災意識が必要なのだと思う。

匝はテレビをほとんど見ないので想像だが、テレビでは映像を見た人の無責任な感想などが繰り広げられているのだろうか…

さて、ここでは地震災害ではなく、地震そのものを考えたい。

気象庁や東大地震研によると、今回の地震は東北東から西南西を境に西北西からと東南東からの圧力を受けた逆断層型の地震だそうだ。過去の中国内陸部の地震は東西方向に動く横ずれ断層型が多いようだったが、今回はそのずれの端の歪みが上下方向に動いたのかもしれない。

阪神大震災(兵庫県南部地震)では主に断層が横にずれる横ずれ断層型だった。逆断層型では中越地震が最近起きている。逆断層型は一気に突き上げる揺れが起こるので耐震されていない建物だとつぶれるように崩壊する。もっとも地震の規模が大きすぎて、実際は横ずれも縦ずれ混在であったと思う。

推定断層長さは報道によれば、
東大地震研の見解で長さ80~100km、幅30km、ずれた量は最大16m
筑波大八木准教授の見解では長さ100km、幅30km、ずれた量は7m。つづいて長さ150km、幅30km、ずれた量は4mの2回。
米地質調査所の発表では、長さ200km、幅20kmという。

八木准教授の見解では地震は2回続けて発生したとされるが、日本でも関東大震災(関東地震)でM7級が続けて3回発生したという例もあるので、大地震の場合続けて発生するということは意外とありえるのかもしれない。

これだけの規模を阪神大震災(兵庫県南部地震)の断層に当てはめれば、大阪や京都も被災するほどの長さに相当すると考えられる。それだけ広範囲に広がる大きな地震だったと推定される。

北京でも揺れたというのは、東大地震研によると北京近郊で別の地震が発生した可能性を指摘している。昨日の中国新華社でもM3.9の地震が北京であったような記事をみかけたので、近郊の地震による揺れも加わったのだろう。


気象庁:5月12日の中国四川省の地震について
http://www.jma.go.jp/jma/press/0805/13a/20080513.html

東大地震研:2008年5月12日中国・四川省の地震について
http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/topics/china2008/

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コメント

ご無沙汰です(笑)

実質休眠中の某所にも書き込みしましたが、
IRISのデータを見ると、カムチャッカから、太平洋の西側で、大きな
地震が頻発しているような印象。過日の茨城沖もそうですが。

http://www.iris.edu/seismon/

その大きな動きの一環として、今回の中国の地震も認識できないでしょうか。 …と妄想中。

よく考えれば太平洋というか、日本海溝やフィリピン海プレートの西側は地震多発域ですからね。茨城県沖が大きいといっても、ここはM7級の歴史地震のあるところですから、先日のものは大したことではありません。

中国について調べれば、内陸であればM7級が20年単位くらいで発生しているようです。それが都会で発生してしまったのは不幸でした。

N掲示板が始まってからもイランやスマトラ沖などの大きな地震が発生しており、もともと地球規模ではM7~8級の地震というのはめずらしくないということでしょう。そしてそこに東海や東南海がいずれ含まれることでしょう。

地震発生状況を地域ごとや地球規模で見比べるにしても、そこのプレートテクトニクスも含め考えていくと何かが見えてくると思いますね。

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