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都会の夢のビオトープ 

東横線車内の広告で東急がホタルのいるくらしを云々というのがある。
ホタルが生息できる環境とそれを見ることのできるくらしを提供したいということなのだろう。

ホタルというのは現在となっては結構養殖が簡単なのだ。エサのカワニナをばら撒けばよい。
本来ならカワニナの住める環境を作り、そしてそれをエサにするホタル(幼虫)が増えるというのが理想。ホタルを見せるために環境を整えず、エサとしてのカワニナをまくという行為が多いようなのだ。またカワニナは清流には住まず、腐葉土のような有機物を多く含む水質のところを好む。だからまったくの砂利だけの人工的な清流では本来生息できないはずなので、そういうところのホタルは自然環境とは違う環境下にあると考えてよいのだと思う。

ここはホタルではなく、一歩進めて考えて欲しいと匝は思う。
都会にトンボを蘇らせる。

ビオトープの中でも難易度が高いのがトンボなのだ。トンボはホタルと違い成虫はエサを食べる。そのエサは飛んでいる虫。また縄張りを持つため一つの池で多くのトンボが産卵することができず、いくつもの池が必要。幼虫であるヤゴも肉食で、川虫からおたまじゃくしや小魚まで成長に合わせて食べる。

つまりエサとなる昆虫やカエル、魚が生息できるそれなりの環境が維持された池や公園が点在していないとトンボを増やすことができない。難易度としては、ひとつの池を管理し場合によりエサまで与えるホタルとは段違いなのだ。
東急もそこまでの気合があればなぁ。沿線に緑も多いんだから本気出せばできるんじゃないかと思うが…。

ま、普通の企業やNPOぐらいでは難易度が高いと思う。個人レベルでは学校のプール清掃でみつけたヤゴをベランダとかで飼ってトンボにしてあげるのが精一杯。そうだ、学校にビオトープ池とか作れば…。でもビオトープが何か間違った方向へ行ってしまいそうだなぁ。
個人的には防災のためにも学校とかでの雨水利用も必要と思っているのでこれと組み合わせられればねぇ。

都会でも赤とんぼの大群をみることができる日があればいいな。

ちなみにカワニナは寄生虫の宿主であるので知識として知っておいた方が良いでしょう。

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