FC2ブログ

趣味で相対論 

趣味で相対論
趣味で相対論広江 克彦

理工図書 2008-06
売り上げランキング : 7236


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


力学と電磁気学が書かれた「趣味の物理学」の続編。EMANの物理学というサイトの書籍版だ。
それも先日発刊されたばかり。

既に趣味の物理学の電磁気学あたりで息が切れているのだが、相対論では数式の理解がほとんどできない。なかなかに数学の知識が必要なのだ。でも数式は読み流すだけでもとりあえずは大丈夫。でも第2章座標変換の理論以降は読み飛ばす量が多くなる。

個人的には6章の光の湾曲がおもしろかった。もうそんなに読んだのかというと、かなり読み飛ばしたからなぁ。

タイトルが“相対性理論”ではなく“相対論”というのがポイント。アインシュタインが相対性理論を発表する以前から各時代の哲学者や科学者が相対論を論じてきた。特に電磁気学のマックスウェル方程式からアインシュタインの相対性理論が導かれるあたり、奥が深い科学史が垣間見える。そもそもアインシュタインの論文の題は「運動する物体の電気力学」というもので、これが特殊相対性理論となりました。論文は一気に書かれたのではなく、パラパラといくつかに分かれて発表されたようです。

ちなみに上述の光の湾曲がおもしろかったというのは、元々重力で光が曲がることに興味があったこともあるが、ニュートン力学での計算でも湾曲するというのだ。ただし一般相対性理論の値に比べ誤差が大きい。このところ、もっと詳しく知りたいと思う。
80622a.jpg

相対性理論といえばコスモスでも紹介されている。光の速度が40km/hだったらどうなるだろう。
原付に乗った若者が弟と言葉を交わしたあと町を1周してくる。
カール・セーガンの持つ特殊カメラで覗くと、走り去る若者は光のドップラー効果で青っぽく見え、ターンして近づくいてくる若者は赤っぽく見える。
カール・セーガンの目の前を横切る時は彼は前後に収縮してみえ、走っている彼の目には世界が前方に集まって見える。さながら魚眼レンズだ。その世界は中心が青っぽく、縁は赤っぽい。数分後、広場に戻ると友達はおらず年老いた男がひとり椅子に座っている。それが弟というオチ。
光速で走った若者とその弟では時間の流れが違うんだな。

また光の速度に自分の移動する速度が加算される常識的なことを認めると、因果関係が崩れるという非常識なことが起こる事を身をもって演じてくれた。

当分、相対論がMyブームになりそうである。

スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://eniguma.blog85.fc2.com/tb.php/887-5c0a3502