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ヒトとイモリの見え方 

前にも書いたけど、イモリは動いているものは見えているようだが、静止しているものはよく見えていないと感じる。といいながらも沈んだエサをちゃんと食べているのは嗅覚によるものと考えられる。

エサを与える際によく観察すると、ピンセットでエサをつまみ鼻先で振ると食いついてくる。エサでなく指でも構わない。嗅覚によるものとも考えられなくもないが、イモリが水中におり、まだエサを水中に入れていない段階でも目でピンセットを追う動きをする。

水中にちらばったエサは、たとえ目の前にあろうと気づいていないことが多い。むしろ鼻先にある場合、鼻をエサに押しつけるようにして確認するように食べる。動いているものは何であろうと飛びつくのとはかなり違う。

上述のことから、どうやらイモリは動いているものに反応するものの、静止しているものは見えていないと推察されるわけだ。

ちなみにヒトは視覚を脳の中で分業して高度な処理を行っているようだ。
全体像の把握、空間認識と立体、色、動きなど別々の場所で処理したあと、あたかも同時に起きたことのように錯覚しながら認識していると思われる。この処理がうまく統合できないと変な錯覚として認識されてしまうようだ。色によっても処理に時間差がある場合があるようで、これを一定時間内で認識しようとするが処理遅れの色は時間ずれてしまい静止しているのに動いているように見えることなどがあるようである。

さてヒトは動きをMT野(第五次視覚野)というところで処理している。ここがなんらかの障害を受けると動いているものが見えない事態になる。実際にそういう事例があるようで、横切るモノはよくみえないか、コマ送りのように見える。前からくる車は遠くにある時はみえるが、近くに来ると動きが大きくなるためファーっと消えてみえることもあるようだ。その頃には交通事故だが…。

もし宇宙人の視覚がイモリと同じだったらどうであろう。逆に動いているものが見えなかったらどうなのか。別の力学が誕生していたに違いない。目は同じでも脳が違うと世界が違うのだ。

やはり世界は脳がつくっているのだろうか?

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コメント

カマキリもそうだったな~
死んでるハエでも
箸で挟んで動かすと
捕まえようとするけど
その辺に放置は全く興味を示さない
おもろ~

“目”には静止しているものもちゃんと映っているのでしょうが、注意が動いているモノにしか向かないんですね。

人間も新しい脳の視覚野とは別系統で古い脳の上丘という場所があり、目が正常で視覚野の障害で意識的に見ることができなくても、無意識のうちに上丘で見えているものが感覚的にわかるのだそうですよ。

野球のバッターなど目で見て視覚野で処理していたら脳内の処理時間的に絶対空振りになるところ、ちゃんとゲームになっているのは上丘での判断で感覚的に身体が動くというのを読んだことがあります。

“脳”って、おもしろいですね。

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